oViceをバーチャルオフィスにしてみた #ovice #creationline #リモートワーク #テレワーク #在宅勤務 #バーチャルオフィス #stayconnected
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本稿はバーチャルスペース「oVice(オヴィス)」を弊社のバーチャルオフィスにしてみてよかった点・気づいた点などを述べた簡単なレポートです。皆さまの快適なリモートワークの一助となれば幸いです。
はじめに
クリエーションラインではかねてよりリモートワークに力を入れており、富山事業所をはじめとして海外や東京都外に在住しながら仕事をしているメンバーがいます。そして、昨今の新型コロナウイルス感染拡大リスクを防止するため、2020年2月18日からいち早く在宅勤務の推奨を開始し、2020年3月27日からは全社員・パートナー様(従業員)を対象に全社原則在宅勤務(フルリモートワーク)へ移行することになりました。
残念ながら2020年11月現在も新型コロナウイルス感染拡大は終息の兆しを見せず、リモートワーク関連手当て支給、感染拡大予防策の策定、各種手当の継続支給による在宅環境の支援など、フルリモートワークを「ニューノーマル」とした対応が続いています。
かねてから弊社ではremoバーチャルオフィス、Zoom、Google Meetなどを用いてリモートワークを実施していました。それぞれがそれぞれの長所を持つ、適材適所で活用できるツールです。
oVice
今回は新たに、バーチャルスペース「oVice(オヴィス)」を利用してみました。次の4点のoViceの長所について述べていきたいと思います。
- 自由にカスタマイズ可能なフロアマップ
- 自由に移動可能
- 音声に指向性があり、可聴範囲がある
- 動作が軽い・音声がクリア・画面共有がきれい
自由にカスタマイズ可能なフロアマップ
こちらが現在の「クリエーションラインバーチャル秋葉原オフィス」のフロアマップ(33%に縮小)です。現実の秋葉原オフィスを訪れたことのある方なら、見覚えのある部屋がいくつもあるかと思います。これは1枚の背景画像として作成されており、画像を差し替えることで自由自在にオフィスを構成することができます。ちなみにこの画像の作成には弊社メンバーの多大な努力がありました。
このフロアマップは前述の通り、あくまでも背景でしかありません。oViceは多数の正方形からなるグリッドで構成されており、このグリッドの縦横範囲・位置を指定することで「部屋」を作成することができます。
例えばこの「白虎」はグリッドの1行目から横10、18列目から縦5、すなわち50個の正方形からなる部屋となっています。また、この1つの正方形は1人に対応しているので「白虎」は定員50人の部屋ということになります。
グリッドの範囲内でいくつでも部屋を増やせるため、現実のオフィスのように「会議用の部屋の予約が取れない!」という問題とは無縁です。部屋の増築の際にかかる手間はoViceの設定変更と、(口で言うのは簡単ですが)背景画像をそれらしく変更するだけです。
oViceの採用にあたって、このフロアマップのカスタマイズ性の高さが大きな決め手になりました。
自由に移動可能
弊社は現実の秋葉原オフィスではフリーアドレスを採用しており、同様にoVice内でもフリーアドレスです。繰り返しになりますが、oViceのフロアマップは背景画像でしかありません。前掲のフロアマップでは皆さん行儀よく席についているので椅子の上にしか行けないように見えますが、テーブル・床・焚き火の上など、ワンクリックでどこにでも一瞬で自由に移動可能です。自キャラ(アバター)をドラッグすることで歩き回るような動きも可能です。
部屋をクリックすると、内側から鍵がかかっている・定員に達している、といった場合でなければ入室することができます。
音声に指向性があり、可聴範囲がある
前項で述べた通り、oVice内では自由に移動できます。さらに各キャラには向いている方向があり、音声はその方向に向かって大きく聞こえます。
この図のAさんに注目してください。Aさんの右側に灰色の波のようなものが見えていますが、これはBさんに向かって音声を発していることを示しています。Cさんはまったく聞こえないか、聞こえていてもBさんに比較して小さな音声となっています。
自キャラをドラッグすると、可聴範囲が半透明の黒円として描画されます。この範囲内にいると、そのキャラの方向を向いていなくても声が聞こえます。現実のように、立ち話が耳に入ってきたとか、気軽に近づいて声をかけるといったことができます。
また、任意の場所を右クリックすることで出てくるメニューからは、
- 画面共有
- カメラ
- ミーティング
- スピーカー
- Youtube
- メモ
それぞれを共有するためのオブジェクトを設置することができます。
スピーカーを設置して他の人にスピーカーをクリックしてもらうと、向きや可聴範囲に関係なく音声が聞こえるようになります。なお「ミーティング」とは、カメラとスピーカーの同時共有です。
動作が軽い・音声がクリア・画面共有がきれい
全体的にユーザ体験がよいと感じます。少々極端な例となりますが筆者の環境ではFolding@homeをフルパワーで動かしていても、oViceの動作、特に音声に極端な影響を受けることがないくらいです。
また画面共有がきれいであり、例えばGoogle Docsウィンドウを共有している場合、間違えてoViceで映している側に書き込もうとしてしまうことがたびたびあるほどです。
総評
フロアマップが自由にカスタマイズ可能なため会議室不足に困ることがなく、自由に移動可能で音声の指向性や可聴範囲があることで偶然の会話や出会いが生まれる余地がある、動作が軽く音声や画面がクリアなためストレスなく利用できる、と「ミーティングもしたいし雑談もしたい」という弊社のニーズを満たしたバーチャルオフィスとしてとても優秀であると感じています。ここでは紹介し切れなかったoViceの機能はまだまだありますので公式サイトをご覧ください。
クリエーションラインでは今後もリモートワークの充実に取り組んでいき、その成果をレポートしていきたいと思います。