ソリューションアーキテクチャーデザイン連載(11/13):事例-デンソー様
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デンソー様は、システム内製化への転換にあたりKubernetes等のコンテナ技術を採用し、パブリッククラウド上の単一シスエムで130におよぶ工場データに対応するソリューションを実現しています。このシステムは、全130拠点からの生産ラインのデータをKafka経由で収集し、コンテナ技術を利用したマイクロバッチで加工した上、データマートを構築し、各種分析に活用しています。
システム導入の効果は、「導入ハイライト」のように挙げられます。
[導入ハイライト]
- パブリッククラウド環境をベースに自らの手で新システムを構築
- 130におよぶ工場データをコンテナ技術を活用した単一システム上で管理
- 内製化により開発のスピード化を図ると共に、社内人材育成にも貢献
この事例をソリューションアーキテクチャー設計およびソフトウェア設計の観点から照明してみると、次の2点を「導入ハイライト」として加えることができます。
- ソリューションアーキテクチャースタイルは、イベントドリブン、マイクロサービス、Kappaアーキテクチャーパターンを採用していた
- ソフトウェア設計手法としては、アジャイル手法とプロトタイピング手法を採用していた
これらの手法は現代の情報システム開発・運用に求められる俊敏性や拡張性、仕様変更などに対する柔軟性が備わっています。
この事例の詳細は、クリエーションラインの「Dig事例」を参照してください。