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Windows Server コンテナをご利用中の皆さまへ: これからは Mirantis がサポートします #Mirantis #MirantisContainerRuntime #MCR #Windowsコンテナ #WindowsServer #Docker

この記事は1年以上前に投稿されました。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

本稿は、Mirantis Blog「Windows Server container users: Mirantis is here to support you」を翻訳・編集したものです。

2022年9月末、Windows Server 上の Mirantis Container Runtime( MCR:旧Docker Enterprise Engine )のサポートが、Microsoft から Mirantis に移行します。そこで今回は、この移行が皆さんに与える影響を詳しく解説します。多くのユーザは今後、MirantisがサポートするWindows Server with Mirantis Container Runtime の VMイメージを利用していただくことになります。サポート・バグフィックス・セキュリティパッチ・ライセンス発行は、これまで Microsoft が行っていました。しかし2022年10月以降はMirantis が直接お客様にサービスを提供いたします。

なぜ Windows Server コンテナのサポートが Microsoft からMirantis に移行されるの?

大半のユーザは気づいていないかもしれませんが、実は Mirantis はこれまでも Microsoft を通じて Windows サーバ ユーザに MCR のライセンス発行とサポート提供を行っていました。今回、Microsoft は MCR のライセンス発行とサポートに関して、Mirantis に移行する選択をしました。

具体的に何が変わるの?

MCRは、Windows Server上でネイティブに動作するコンテナエンジンです。つまり、MCR を使うと Windows Server 上でコンテナを構築・実行・管理できます。2022年9月22日以前でもコンテナに対応している Windows Server(コンテナ機能を持つ Windows Server 用のAzure VMイメージなど)において、MCR がデフォルトのコンテナランタイムでした。そのサポートは Mirantis とサポート契約を結んでいる Microsoft が調整し、Mirantis がバックエンドを担当していました。

2022年9月23日以降、Microsoftはこれまでのサポート契約に基づいて公開していたコンテナ機能を持つWindows ServerのVMイメージを非推奨とします。Windows Server上でコンテナを利用しているユーザが今回の変更を回避するには、MCR を利用する必要があります。これは、次の場合に強く推奨されます。

  • Docker CLI と Kubernetes または Swarm のオーケストレーションを使用して Docker コンテナを構築し、実行している
  • 高度なセキュリティレベル(FIPS 140-2 など)が必要である
  • Windows Server 上で Docker Swarm を稼働させている

今回の変更の影響がある Azure Marketplace のVMイメージを使用している場合、2022年9月22日付で Azureギャラリーリポジトリから削除されることにご注意ください。これらのイメージを Azure Resource Manager(ARM)のテンプレートを拡張するスクリプトで使用している場合、現行の環境は引き続き機能しますが、自動ビルドは失敗します。

今後は、Mirantisがサポートする Windows Server 2019 Datacenter with Containers (Mirantis Container Runtime) のVMイメージに切り替える必要があります。この VM イメージは Windows Server Marketplace公開されています(リンク先が閲覧できない場合は、Windows Server Marketplaceで製品名を検索してください)。また、Azure Image Builder を使用して、MCRがインストールされたVMイメージを作成することも可能となります。

公開されているイメージについての情報や、サポートの継続についてのご相談はこちらへご連絡ください。

Docker Swarm や Docker CLI ユーザにとってなぜこの変更が重要なの?

Mirantisは、エンタープライズ向けSwarmオーケストレーションを直接サポートしている唯一のベンダーです。私たちは、Swarm に価値のある機能を拡張し続けています。 Mirantis Kubernetes Engine(MKE)を利用すれば、MCRに加え、より優れた Swarm クラスタの管理・メンテナンス・監視・デプロイのサポートが得られます。

また、Kubernetes オーケストレーション・使い慣れた Docker CLI によるコンテナ管理・完全にサポートされた CRI 準拠のコンテナランタイムを使用する組織にとっても、MCR は特に興味深い製品となるでしょう。

Windows Server上のDockerコンテナに対して継続的なサポートを得るには?

2022年9月23日以降に今回の影響を受ける、 Windows Server 上でコンテナイメージを利用しているユーザは、Windows Server Marketplace で公開されている、Mirantisがサポートする Windows Server 2019 Datacenter with Containers (Mirantis Container Runtime v20.10.13) VMイメージに切り替える必要があります(リンク先が閲覧できない場合は、Windows Server Marketplaceで製品名を検索してください)。

Mirantisサポートでは、非本番環境向け平日サポート対応/本番環境向け 24時間365日サポート/本番環境向け本番環境フルマネージドサービスなど、エンタープライズ向けの各種 SLA を提供しています。

技術的な理由により、MicrosoftはWindows 用の Docker インストーラを提供するMicrosoftDockerProviderリポジトリの保守を終了することを発表しました。Mirantis Container Runtime for Windows Servers をインストールするには、こちらの手順に従ってください。

Mirantisでは、今回の移行をできる限りスムーズに行えるようにしたいと考えています。ご不明点はお気軽にお問い合わせください。

問い合わせ先

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