Netatmoで社内の二酸化炭素濃度を検知してSlackに通知する仕組みを作ってみた #netatmo #slack #ifttt #kaizen
この記事は1年以上前に投稿されました。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。
Netatmoというものをご存知でしょうか?
Netatmoとはこれです。
https://www.netatmo.com/ja-JP/product/weather/weatherstation
たまたま昨年の納会のあとに、社内でワイワイとみんなで飲みながらいろんなことを話しているうちに、見つけたのがこのNetatmoでした。
ということで早速、Amazonで注文して使ってみました。
結果としては、現在SlackのChannelにこのようなメッセージが通知されるようになっています。
このNetatmo、知っている方も多いと思いますが、「温度」「湿度」「気圧」「二酸化炭素濃度」「騒音」をモニタリングできるセンサーのようなものです。
#色々と過去の記事をみると2014年にはすでにやってみた系の記事がでてました。
このモニタリングできるものから注目したのが、二酸化炭素濃度です。
弊社は、20人程度が作業している部屋がいくつかあるのですが、たまにその部屋に入るとなんか空気が重い!と感じることがありました。
どうやらこれ二酸化炭素濃度が一因になっているようです。
<おおまかな二酸化炭素濃度の目安>
350~450ppm 過剰な換気(外気:330~400ppm)
450~700ppm 理想的な換気レベル
700~1000ppm 換気が不十分(室内では1000ppm以下に抑えることとされている※)
1000~1500ppm 悪い室内空気環境(学校環境では1500ppm以下が望ましいとされいる)
1500~5000ppm これ以上の環境で労働をしてはいけない(労働安全基準法では、5000ppmが限度)
5000ppm以上 疲労集中力の欠如(締め切った車の中は、5000ppm以上になることもあるらしい)
※建築物衛生法、建築基準法、労働安全衛生法
<人体への影響>
1000ppm 思考力に影響し始める
2000ppm 眠気を感じる人が出てくる
3000ppm 肩こりや頭痛を感じる人が出てくる
3000ppm以上 集中力や意思決定に支障をきたす
研究者らによると、
「室内の二酸化炭素濃度が2500ppmや3000ppmに達したとしても決して健康に害があるわけではないが、集中力や意思決定に支障をきたす可能性があることは明らかになった」とのこと。
二酸化炭素濃度を上昇させないためには、とにかく室内の換気が重要だと指摘しています。
参照元:http://ch.nicovideo.jp/tks/blomaga/ar932992
とのこと。
なるほど。なるほど。
2000ppm以上になると色々とまずいようです。
ということで、IFTTTを利用して、NetatmoとSlackを連携させて、基準値(2000ppm)以上になったら、換気を促す通知を出すということをやってみます。
IFTTTの設定の前に、Netatmoのセットアップが必要となります。
セットアップについては、こちらの記事を参考に進めると良いでしょう。
非常に簡単です。
https://www.netatmo.com/ja-JP/site/start/station
次にIFTTTの設定です。
IFTTTについては
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1711/22/news031.html
こちらに詳しい説明がありますので参照してください。
また以前CL-labに書いた記事も一部参考になるかと思いますのでご参照ください。
クリエーションラインの受付がGoogle Homeになりました。
手順を簡単に説明します。
まずは、IFTTTと先程セットアップしたNetatmoを"Connect"させます。
#ごめんなさい。画面キャプチャ撮り忘れました。。画面の指示に従って進めてみてください。手順は非常に簡単です。
連携(Connect)完了後、次にIFTTTの"My Applets"メニューから”New Applet”へ進みます。
netatmoと入力すると、Netatmo Weather Stationが出てきますので、それを選択します。
次に、Triggerを設定します。
今回は、二酸化炭素濃度がある一定量に達した際に通知をするという設定なので、この"Carbon dioxide rises above"を選択します。
次にさきほどConnectしたNetatmoを選択します。
#この画面で”玄武”とありますが、これは弊社のNetatmoを設置した部屋の名前です。2000ppm以上になった際に通知を出すということで、ここの数値は2000になっています。
次に通知先であるSlack側の設定を行います。
Slackを選択
次の画面でActionを選択
#この作業の前提として、IFTTTとSlackが連携(Connect)している必要があります。
次の画面で、どのChannelにどのような通知を出すのかを設定します。
”Message”と”Title”には、表示させたいメッセージを登録します。
最後に画面下部にある"Create action"で設定完了です。
あとは、Netatmoを観測する部屋に設置します。
弊社では、まずは2部屋に設置しました。(追加モジュールの購入が必要)
以上で、設定完了です。
Netatmoが2000ppm以上を感知すると、
このような通知が飛びます。
導入後に、いつまで換気していればいいのかわかると嬉しいというフィードバックがありましたので、
1500ppm以下になったら通知を出すという設定も追加しました。
さらにちょっと慣れてくると、寒いので換気しないという空気感がでてくるので、このようなメッセージも追加しましたw
3000ppmを越えたときの通知です。
ちなみに共有設定をすると誰でもウェブ上からでもアプリ側からも現在の数値の確認もすることができます。
WEB画面
iOSアプリ画面
スマホアプリ画面を横にすると棒グラフが表示されます。(良く出来てるな〜)
今回は社内の二酸化炭素濃度をデバイスで検知してSlackに通知する仕組みを作ってみました。
是非みなさんのところでもやってみてください。
計測器置いといてもなかなか見なかったりするんですが、Slackで通知がくるとみんな流石に気づきます。
Slack通知だけではなく将来的には、換気システムと連動する仕組みへの拡張もこっそりと計画中です^^
これ実行されましたら、またここで報告します!