富山発 共創事業の紹介 #MongoDB #Xamarin #富山
この記事は1年以上前に投稿されました。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。
はじめに
クリエーションライン株式会社 富山事業所では、富山県の不動産業 株式会社エーピーエス様とのスマートフォンアプリ開発 共創プロジェクトを開始しました。富山事業所は 2018 年に新設されましたが、地元企業様との事業は初めてとなります。
エーピーエス様ホームページ: https://www.aps-life.jp/
プロジェクトの概要
エーピーエス様の現状では、不動産物件の取引状況 (進捗) をホワイトボードの手入力で管理されています。この管理方法において、以下の問題が発生しています。
- オフィスにホワイトボードが設置されているため、リモートワーク、外出時は進捗の更新ができない。
- よって、電話などでオフィス駐在スタッフに連絡して、進捗更新してもらう。
- ホワイトボードに収まらない場合は、物件が枠からはみ出てしまう。
- 進捗更新のし忘れがあり、物件の取引状況が正しくない場合がある。
- すべての物件の管理はできない。
そこで、これらの問題を解決するために "管理の電子化" を模索されていたところ、弊社から「ホワイトボードからスマートフォンアプリを使用した進捗管理への DX (Digital Transformation) 」のご提案をさせていただきました。
提案したシステムの構成図は以下の通りです。
データストアとして MongoDB を使用し、アプリとの同期は MongoDB Realm で行います。スマートフォンアプリは Xamarin (C#) で開発し、Android と iOS のクロスプラットフォーム対応を目指しています。
本プロジェクトの一番の目的はエーピーエス様の DX になりますが、弊社としても以下の目的があります。
- MongoDB Cloud (Atlas, Realm) の知見獲得
- スマートフォンアプリ開発の経験蓄積
- 地元富山での地域貢献活動
両社の間でその旨をお互いに合意しており、win-win な関係の基に本プロジェクトは開始しています。
プロジェクトの様子
クリエーションラインのビジョンは「IT技術によるイノベーションにより、顧客と共に社会の進化を実現すること」です。本プロジェクトでもエーピーエス様と共に行う "共創" ということで、プロダクトオーナーの方と一緒になって開発を進めています。
以下の写真はプロジェクト初期に行ったユーザーストーリーマッピングの様子です。ここから新たなアイデアが出たり、将来的な拡張性の話もあったりと、共創の第一歩として充実した時間を過ごすことができました。
今は週 1 での定例ミーティングを行っており、写真はその時の様子です。弊社担当の 1 名はリモートからの参加ですが、リモート + オンサイトでも十分なコミュニケーションが取れており、進捗の確認や新たな仕様の取り決めなど、プロジェクトは楽しく順調に進んでいます。
さいごに
プロジェクトは 2021年3月末に開始しましたので、記事執筆時点では、まだアプリ開発が始まって間もないといった状態です。プロジェクトが進むに従って、どのように "社会の進化" を実現できるのか、とてもワクワクしています。
このような地域創生を担った共創的なプロジェクトを、今後も取り組んでいきたいと思います。