クリエーションラインで働いていてよかった事
今回は クリエーションライン Advent Calendar 2024 向けに、CLで働いていていてよかったなと思える出来事を書きたいと思います。
クリエーションラインは、コロナを期にフルフレックスのフルリモートを採用しています。
働いている地域も様々で、北は北海道から南は沖縄まで日本全国で仕事をしています。
これもフルフレックス・フルリモートを採用してから、地域に関係なく採用でき、また、フルリモートだから地方に引っ越すメンバも現れ現在の状況となっています。
いまでは、チームのキックオフイベントで秋葉原に集まったり、会社のイベントで富山に集まったりする会社になっています。
富山の海の幸はおいしかったです。
私自身も、フルフレックス・フルリモートで仕事をさせて頂いており、この制度にとても恩恵を受けている一人として、記事を書いてみる事にしました。
ただし、ちょっと持病の生々しい話なので、そういう話が嫌な人はここでブラウザバックをお願いします。。。
私とオンラインミーティングした事がある方はご存じだと思いますが、東日本大震災のあった2011年に、私は大動脈解離という病気を発症して2か月ほど入院を余儀なくされました。
大動脈解離とは、心臓から出ている一番太い血管の大動脈の3枚ある血管の壁が避けて、壁と壁の間に血液が流れる事によって血管が避けてしまい、通常の血液の通り道と、偽腔と呼ばれる壁と壁の間に血液の流れが出来てしまう状況になってしまう病気です。
有名な方では加藤茶さんなども発症されています。
大きく分けて A型 と B型 があり、心臓から脳に行く血管が避けるとA型、脳に行く血管と分岐して足の付け根の方に行く血管が避けるとB型という区別になるそうです。
A型を発症すると死亡率が格段に高いのですが、私は運の良い事にB型でした。分岐した辺りから足の付け根までほぼ全域にわたって裂けている状況でした。
2011年当時は、残った血管の壁を厚くする為の安静療法を行い、2か月ほどの休みと復帰後も様子を見ながらの稼働を余儀なくされました。当時も関係者の皆様にはいろいろ便宜を図っていただき感謝しています。
その後、通院を続けながら、徐々に仕事に復帰して秋葉原まで通勤していました。
そして、コロナが猛威を振るいます。
世の中の会社がそうであったように、CLもいち早くフルリモート体制へと移行しました。
時を同じくして、22か月に一回行っている定期通院にて問題が発覚しました。
胸部の薄くなっている血管の偽腔の壁が拡大して大動脈溜となり危険な大きさにまで達しており、胸部大動脈を人工血管に置換する手術を勧められました。
コロナで世の中が大騒ぎになっているのを横目で見ながら手術する事になりました。
丁度、病院でのクラスターの発生などが問題になり始めた頃だったので病院内は大変なことになっていましたが、今思えばいい経験だったなと思います。
そんな世の中がバタバタしている時期に、10時間を超える大手術をしていただき、医療関係者の皆様、ほんとうにありがとうございました。
入院期間は3週間ほどでした、ただし、10時間を超える開胸手術は負担も大きく、少し歩くだけでも息が上がる状況でした。
そんな状況でも、退院した週には、職場復帰(リモートですが)出来ました。
フルフレックス・フルリモートだから出来た事だと感謝しています。
で、実は、今年9月にも、今度は腹部大動脈の置換手術を受けてきました。入院期間は同じく3週間、手術時間は少し短くて8時間ほどかかりました。
こちらは、なんと退院した翌日には作業できていました。
私は、自分の病気と付き合う上で会社の制度や方針にものすごく助けられています。
そして、ふと周りを見回すと、小さいお子さんを子育てしているメンバーや介護をしているメンバーなど、この制度に助けられている人が多く存在している事に気が付きました。
とはいえ。普通の会社でも病気があれば休めるし、子供が熱を出せば早退できると思います。
ただ単純に、休める・休めない/早退できる・できないではなく、いい意味でいざという時に「休める雰囲気」や「早退できる雰囲気」というものがCLの文化として存在しているのだと感じています。
たぶん、経験した人は同意して頂けると思うのですが、この違いは大きいかなと思っています。
風呂敷を広げるならば、そういう雰囲気や文化知ってもらう事によって、日ごろ働きづらいと感じているより多くの優秀な人にJoinしてもらい、CL全体としての認知的多様性を維持して、創造的なイノベーションの礎になると良いなぁと日々考えています。
その為にこんな記事を書いてみました。
病気の事でも、制度の事でも、文化の事でも、少しでも興味を持って話をしてみたいと思って頂けたなら、是非 nogi@creationline.com までメールをください。
雑談しましょう!(CLは雑談も推奨しています!)