小ネタ: Portable IPで使えるIPアドレスの個数 #softlayer
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SoftLayerには「Portable IP」というサービスがあります。これは単一のVLAN内で使い回しできるIPアドレスブロックです。これを使えば、例えばサーバが変更になっても同じIPアドレスを使い続けることが可能になります。
次はPortable IPアドレスの注文画面です。
4個、8個、16個、32個のPortable IPアドレスが注文できます。
ここで例えば8個を選ぶと、8個のIPアドレスを自由に使い回しできる----わけではありません。そのうちの3個のIPアドレスは「ネットワークアドレス」「ゲートウェイアドレス」「ブロードキャストアドレス」として予約されているため、サーバに割り当てることができません。4個を注文すると1個のIPアドレスのみ、8個を注文すると5個のIPアドレスが自由になる数ということになります。
また、2014年に開設された東京を含むデータセンターでは注文できる最低個数が16個からとなっています。さらにホットスタンバイ用に2個のIPアドレスが追加で予約されているため、16個を注文すると11個のIPアドレスが自由になる数ということになります。
Portable IPアドレスを注文する際は、このようなSoftLayer側で予約されているIPアドレスの個数に気をつけましょう。
なお、Portable IPアドレスはVLANに対して払い出すものなので、VLANが存在しない状態(サーバが1つもない状態)では注文できません。この点にも注意が必要です。
参考文献