Mirantis製品リリース&サポート 最新情報(2024年8月)
Mirantis製品のリリース情報をお届けします。
本稿は、7月中に更新されたMirantis社のリリースノートからの抜粋となります。最新のリリース情報につきましてはMirantis社のリリースノート全文をご確認ください。
MKE(Mirantis Kubernetes Engine/旧Docker Enterprise & Universal Control Plane)
MKE 3.6.17 (2024-JULY-29)
重要:MKE 3.6.zは2024-10-13にサポート終了となります。
- 主な特徴
- MKE 3.6 のバグ修正に特化したパッチリリース。
- 対応したバグの詳細は、Addressed issuesを参照のこと。
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/mke/3.6/release-notes/3-6-17.html
- 主なコンポーネントのバージョン:https://docs.mirantis.com/mke/3.6/release-notes/3-6-17/component-versions.html
- Kubernetes 1.24.17
- Calico 3.27.0
- セキュリティ情報:https://docs.mirantis.com/mke/3.6/release-notes/3-6-17/security-information.html
- 主なコンポーネントのバージョン:https://docs.mirantis.com/mke/3.6/release-notes/3-6-17/component-versions.html
MKE 3.7.12(2024-JULY-29)
- 主な特徴:
- MKE 3.7 のパッチリリース
- AWS向け外部クラウドプロバイダのサポートを追加
- GracefulNodeShutdownの設定が可能に
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/mke/3.7/release-notes/3-7-12.html
- 主なコンポーネントのバージョン:https://docs.mirantis.com/mke/3.7/release-notes/3-7-12/component-versions.html
- Kubernetes 1.27.14
- Calico 3.28.0
- セキュリティ情報:https://docs.mirantis.com/mke/3.7/release-notes/3-7-12/security-information.html
- 次の脆弱性を修正
- 主なコンポーネントのバージョン:https://docs.mirantis.com/mke/3.7/release-notes/3-7-12/component-versions.html
MCR(Mirantis Container Runtime/旧Docker Enterprise Engine)
MCR 23.0.14(2024-JULY-29)
リリースノート:https://docs.mirantis.com/mcr/23.0/release-notes/23-0-14.html
- 主な特徴
- Moby 23.0.14とDocker CLI 23.0.10 に基づいたリリース。
- MCR固有の変更点
- 次のコンポーネントを更新
- containerd バージョン1.6.33
- runc バージョン1.1.13-ml
- cri-dockerd バージョン 0.3.15
- Fipster (Go runtime) バージョンgo1.21.12m
- 次のコンポーネントを更新
- 主なコンポーネントのバージョン:https://docs.mirantis.com/mcr/23.0/release-notes/23-0-14.html#major-component-versions
- セキュリティ情報:
- このバイナリはgo1.21.11でビルドされたもので、os.RemoveAllの セキュリティ修正が含まれる。攻撃者がruncを欺きホスト上のディレクトリを削除させることができるバグを修正。自らrunc をビルドする場合は、バージョンgo1.21.11 以降、または go1.22.4 以降を使用する。
- Mobyにおける変更点:github-milestones-23.0.14を参照のこと。
MSR(Mirantis Container Runtime/旧Docker Enterprise Engine)
MSR 2.9.20(2024-JUL-29)
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/msr/2.9/release-notes/2-9-20.html
- Golangをバージョン1.21.12に更新しシステムの脆弱性を修正。
- WebhookのペイロードイメージスキャンレポートにCVSSv3の結果を含めるための新たなWebhookを追加。
MSR 3.1.6(2024-JUL-29)
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/msr/3.1/release-notes/3-1-6.html
- 主な特徴
- MSR3.1のパッチリリース。
- リポジトリのサイズを照会できる機能を追加。
- cert-managerとPostgres Operatorを異なるネームスペースにインストールする機能を追加。
- 主なコンポーネントのバージョン:https://docs.mirantis.com/msr/3.1/release-notes/3-1-6/component-versions.html
- セキュリティ情報:https://docs.mirantis.com/msr/3.1/release-notes/3-1-6/security-information.html
【注意】
※MSR3.0.zは4月20日にサポートが終了しEOLバージョンとなりました。EOLバージョンでは脆弱性が見つかってもパッチリリースなどの対応がなされない可能性が高いため、MSR3.1.zへのバージョンアップをお願いいたします。
※バージョンアップに関するご相談はこちらからお問い合わせください。
EOL情報
EOLとはEnd of Lifeの略で、ベンダーによるサポート期間が終了する状態を指し、重大なバグや脆弱性が発見されても、パッチリリースや修正が行われない状態を指します。Mirantis製品のライフサイクルは通常2年です。そのため、定期的かつ計画的なバージョンアップメンテナンスが運用上の必須事項となっております。
詳細はMirantis社のメンテナンスライフサイクルページをご参照ください。
※MCRはバージョンアップに伴い、古いバージョンのOSはサポートがなくなる場合がございますので、OSの定期的なバージョンアップも必要となります。詳細はリリースノート内の compatibility matrixページをご参照ください。
現在サポートが終了している(EOL)バージョン
次にサポートが終了するバージョン
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