Mirantis製品リリース&サポート 最新情報(2024年6月&7月)#Mirantis
Mirantis製品のリリース情報をお届けします。
本稿は、6月と7月に更新されたMirantis社のリリースノートからの抜粋となります。最新のリリース情報につきましてはMirantis社のリリースノート全文をご確認ください。
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MKE(Mirantis Kubernetes Engine/旧Docker Enterprise & Universal Control Plane)
MKE 3.6.16 (2024-JUNE-17)
重要:MKE 3.6.zは2024-10-13にサポート終了となります。
- 主な特徴
- MKE 3.6 のバグ修正に特化したパッチリリース。
- 対応したバグの詳細は、Addressed issuesを参照のこと。
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/mke/3.6/release-notes/3-6-16.html
- 主なコンポーネントのバージョン:https://docs.mirantis.com/mke/3.6/release-notes/3-6-16/component-versions.html
- Kubernetes 1.24.17
- Calico 3.27.0
- セキュリティ情報:https://docs.mirantis.com/mke/3.6/release-notes/3-6-16/security-information.html
MKE 3.7.10(2024-JUNE-17)
重要:
- Kubernetes 1.27.4 では、in-tree AWS クラウドプロバイダが削除されました。そのため、Kubernetes 1.27.4 を採用している MKE 3.7.0 は、in-tree AWS クラウドプロバイダをサポートしていません。もしあなたの MKE で in-tree AWS クラウドプロバイダを利用しているなら、代替の外部 AWS クラウドプロバイダへの移行手順をサポートする、今後リリース予定の MKE 3.7.z へアップグレードを延期する必要があります。
- in-tree AWS クラウドプロバイダを利用している MKE をバージョン3.7.10にアップグレードしようとすると、次のエラーとなります。
Your MKE cluster is currently using the AWS in-tree cloud provider, which Kubernetes no longer supports. Please defer upgrading to MKE 3.7 until a version that supports migration to an alternative external AWS cloud provider is released.
- 主な特徴:
- MKE 3.7 のパッチリリース
- NodeLocalDNS 1.23.1 をサポート
- Kubeletノードの設定をサポート
- node-exporter ポートの設定が可能に
- MKE 3.7 のパッチリリース
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/mke/3.7/release-notes/3-7-10.html
- 主なコンポーネントのバージョン:https://docs.mirantis.com/mke/3.7/release-notes/3-7-10/component-versions.html
- Kubernetes 1.27.10
- Calico 3.28.0
- セキュリティ情報:https://docs.mirantis.com/mke/3.7/release-notes/3-7-10/security-information.html
- 次の脆弱性を修正
MKE 3.7.11(2024-JULY-8)
重要:
- Kubernetes 1.27.4 では、in-tree AWS クラウドプロバイダが削除されました。そのため、Kubernetes 1.27.4 を採用している MKE 3.7.0 は、in-tree AWS クラウドプロバイダをサポートしていません。もしあなたの MKE で in-tree AWS クラウドプロバイダを利用しているなら、代替の外部 AWS クラウドプロバイダへの移行手順をサポートする、今後リリース予定の MKE 3.7.z へアップグレードを延期する必要があります。
- in-tree AWS クラウドプロバイダを利用している MKE をバージョン3.7.11にアップグレードしようとすると、次のエラーとなります。
Your MKE cluster is currently using the AWS in-tree cloud provider, which Kubernetes no longer supports. Please defer upgrading to MKE 3.7 until a version that supports migration to an alternative external AWS cloud provider is released.
- 主な特徴:
- MKE 3.7 のパッチリリース。
- 具体的な CVE情報はセキュリティ情報を参照のこと。
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/mke/3.7/release-notes/3-7-11.html
- 主なコンポーネントのバージョン:https://docs.mirantis.com/mke/3.7/release-notes/3-7-11/component-versions.html
- Kubernetes 1.27.14
- Calico 3.28.0
- セキュリティ情報:https://docs.mirantis.com/mke/3.7/release-notes/3-7-11/security-information.html
- 次の脆弱性を修正
MCR(Mirantis Container Runtime/旧Docker Enterprise Engine)
MCR 23.0.12(2024-MAY-28)
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/mcr/23.0/release-notes/23-0-12.html
- 主な特徴
- MCR 23.0.11は、Moby 23.0.12とDocker CLI 23.0.10 に基づいたリリースであり、CVEとバグ修正に重点を置いたパッチリリース
- MCR固有の変更点
- 次のコンポーネントを更新
- cri-dockerd バージョン 0.3.14
- Fipster (Go runtime) バージョンgo1.21.10m
- 次のコンポーネントを更新
- 主なコンポーネントのバージョン:https://docs.mirantis.com/mcr/23.0/release-notes/23-0-12.html#major-component-versions
- セキュリティ情報:
- cri-dockerd バージョン0.3.14へのに更新により次の脆弱性を修正:
- Fipster (Go runtime) バージョンgo1.21.10mへの更新により次の脆弱性を修正:
- Mobyにおける変更について:https://docs.mirantis.com/mcr/23.0/release-notes/23-0-12.html#changes-from-upstream
MCR 23.0.13(2024-JUNE-18)
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/mcr/23.0/release-notes/23-0-13.html
- 主な特徴
- Moby 23.0.13 と Docker CLI 23.0.10 に基づいたリリースであり、CVEとバグ修正に重点を置いたパッチリリース
- MCR固有の変更点
- 次のコンポーネントを更新
- containerd バージョン1.6.32
- 次のコンポーネントを更新
- 主なコンポーネントのバージョン:https://docs.mirantis.com/mcr/23.0/release-notes/23-0-13.html#major-component-versions
- セキュリティ(CVE修正)情報:
- なし
- Mobyにおける変更について:https://docs.mirantis.com/mcr/23.0/release-notes/23-0-13.html#changes-from-upstream
※MCR20系とMCR19系はいずれもサポートが終了しているEOLバージョンとなっております。EOLバージョンでは脆弱性が見つかってもパッチリリースなどの対応がなされない可能性が高いため、MCR23系へのバージョンアップをお願いいたします。
※バージョンアップに関するご相談はこちらからお問い合わせください。
MSR(Mirantis Container Runtime/旧Docker Enterprise Engine)
MSR 2.9.19(2024-JUN-17)
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/msr/2.9/release-notes/2-9-19.html
- ログインイベント が作成されない問題を修正。
- ログインの成功または失敗時にログインイベントを生成するには、/settingsAPIエンドポイントのauditAuthLogsEnabledパラメータを設定する。
- ログインイベント が作成されない問題を修正。
MSR 3.1.5(2024-JUN-17)
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/msr/3.1/release-notes/3-1-5.html
- MSR 3.1のパッチリリース
- applyコマンドの導入
- MSRが偶数個のレプリカで構成可能に。
- MSR 3.1のパッチリリース
- 主なコンポーネントのバージョン:https://docs.mirantis.com/msr/3.1/release-notes/3-1-5/component-versions.html
- セキュリティ情報:
https://docs.mirantis.com/msr/3.1/release-notes/3-1-5/security-information.html- 以下のCVEを修正:
※MSR3.0.zは4月20日にサポートが終了しEOLバージョンとなりました。EOLバージョンでは脆弱性が見つかってもパッチリリースなどの対応がなされない可能性が高いため、MSR3.1.zへのバージョンアップをお願いいたします。
※バージョンアップに関するご相談はこちらからお問い合わせください。
EOL情報
EOLとはEnd of Lifeの略で、ベンダーによるサポート期間が終了する状態を指し、重大なバグや脆弱性が発見されても、パッチリリースや修正が行われない状態を指します。Mirantis製品のライフサイクルは通常2年です。そのため、定期的かつ計画的なバージョンアップメンテナンスが運用上の必須事項となっております。
詳細はMirantis社のメンテナンスライフサイクルページをご参照ください。
※MCRはバージョンアップに伴い、古いバージョンのOSはサポートがなくなる場合がございますので、OSの定期的なバージョンアップも必要となります。詳細はリリースノート内の compatibility matrixページをご参照ください。
現在サポートが終了している(EOL)バージョン
次にサポートが終了するバージョン
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