Mirantis製品リリース&サポート 最新情報(2024年3月)#Mirantis
Mirantis製品のリリース情報をお届けします。
本稿はMirantis社のリリースノートからの抜粋となります。最新のリリース情報につきましてはMirantis社のリリースノート全文をご確認ください。
Mirantis製品リリース情報をお知らせするメールや、Mirantis & Kubernetes ニュースレターへのご登録はこちらです。
MKE(Mirantis Kubernetes Engine/旧Docker Enterprise & Universal Control Plane)
MKE 3.6.10 (2024-01-31)
【重量】MKE 3.6.10は、アップグレード時に問題が発生することがわかったため、リリース後間もなくdiscontinuedとなりました。
MKE 3.6.11 (2024-03-05)
- MKE 3.6のパッチリリース:
- etcdストレージ・クォータの検証を強化
- 大きいサイズの etcd インスタンスの処理を改善
- アップグレード前の確認時にすべてのエラーが返されるよう改善
- Dockerストレージの必要最小容量をアップグレード前の確認事項に含む
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/mke/3.6/release-notes/3-6-11.html
- 重要:MKE 3.6.8にはMCR 20.10.13以降が必要
- 主なコンポーネントのバージョン:https://docs.mirantis.com/mke/3.6/release-notes/3-6-11/component-versions.html
- セキュリティ情報:https://docs.mirantis.com/mke/3.6/release-notes/3-6-11/security-information.html
- CVE-2023-5528:修正済み
- CVE-2023-3676:修正済み
- CVE-2023-3955:修正済み
- CVE-2023-47108:修正済み
- CVE-2023-45142:修正済み
- CVE-2023-44487:修正済み
MKE 3.7.4 (2024-01-31)
【重要】MKE 3.7.4は、アップグレード時に問題が発生することがわかったため、リリース後間もなくdiscontinuedとなりました
MKE 3.7.5 (2024-03-05)
【重要】Kubernetes 1.27.4では、in-tree AWSクラウドプロバイダが削除されました。そのため、Kubernetes 1.27.4を採用しているMKE 3.7.0は、in-tree AWSクラウドプロバイダをサポートしていません。もしあなたのMKEでin-tree AWSクラウドプロバイダを利用しているなら、代替の外部AWSクラウドプロバイダへの移行手順をサポートする、今後リリース予定のMKE 3.7.zへアップグレードを延期する必要があります。
in-tree AWSクラウドプロバイダを利用しているMKEをバージョン3.7.5にアップグレードしようとすると、次のエラーとなります。
Your MKE cluster is currently using the AWS in-tree cloud provider, which Kubernetes no longer supports. Please defer upgrading to MKE 3.7 until a version that supports migration to an alternative external AWS cloud provider is released.
- 主な特徴:
- etcdのアラームはPrometheusのメトリクスを通して公開
- etcdストレージクォータの検証を強化
- 大きいサイズの etcd インスタンスの処理を改善
- アップグレード前の確認時にすべてのエラーが返されるよう改善
- Dockerストレージの必要最小容量をアップグレード前の確認事項に含む
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/mke/3.7/release-notes/3-7-5.html
- 主なコンポーネントのバージョン:https://docs.mirantis.com/mke/3.7/release-notes/3-7-5/component-versions.html
MCR(Mirantis Container Runtime/旧Docker Enterprise Engine)
今回のリリースはありません。現在の最新バージョンはMCR 23.0.9-1 (2024-02-08) です。
※MCR20系とMCR19系はいずれもサポートが終了しているEOLバージョンとなっております。EOLバージョンでは脆弱性が見つかってもパッチリリースなどの対応がなされませんので、MCR23系へのバージョンアップをお願いいたします。
※バージョンアップに関するご相談はこちらからお問い合わせください。
MSR(Mirantis Container Runtime/旧Docker Enterprise Engine)
今回のリリースはありません。現在の最新バージョンはMSR 3.1.2(2024-01-31)、MSR 3.0.11(2024-01-31)およびMSR 2.9.16(2024-01-31)です。
- リリースノート:
EOL情報
EOLとはEnd of Lifeの略で、ベンダーによるサポート期間が終了する状態を指し、重大なバグや脆弱性が発見されても、パッチリリースや修正が行われない状態を指します。Mirantis製品のライフサイクルは2年です。そのため、定期的かつ計画的なバージョンアップメンテナンスが運用上の必須事項となっております。
詳細はMirantis社のメンテナンスライフサイクルページをご参照ください。
※MCRはバージョンアップに伴い、古いバージョンのOSはサポートがなくなる場合がございますので、OSの定期的なバージョンアップも必要となります。詳細はリリースノート内のcompatibility matrixページをご参照ください。
現在サポートが終了している(EOL)バージョン
次にサポートが終了するバージョン
日本語商用サポート付きMirantis製品(旧Docker Enterprise)に関するお問い合わせはこちら。