Mirantis製品リリース最新情報(2023年9月)#Mirantis
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Mirantis製品のリリース情報をお届けします
本稿はMirantis社のリリースノートからの抜粋となります。最新のリリース情報につきましてはMirantis社のリリースノート全文をご確認ください。
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MCR(Mirantis Container Runtime/旧Docker Enterprise Engine)
MCR 23.0.z
※最新版は 23.0.6 (2023-7-13) です。
MCR 20.10.z
※最新版は 20.10.19 (2023-8-16) です
重要:MCR 20.10.z は 2023-12-10 で EOL となり、サポートが終了します。早急に MCR 23.0.z へのバージョンアップを検討・実施してください。
MKE(Mirantis Kubernetes Engine/旧Docker Enterprise & Universal Control Plane)
MKE 3.7.0 (2023-08-31)
参考情報
- Mirantis Kubernetes Engine 3.7.0が実運用でのZeroOpsを実現
- Mirantis Kubernetes Engine 3.7.0でベアメタルKubernetesやetcd管理などを効率化
重要: Kubernetes 1.27.4では、インツリーAWSクラウドプロバイダが削除されました。そのため、Kubernetes 1.27.4を採用しているMKE 3.7.0は、インツリーAWSクラウドプロバイダをサポートしていません。もしあなたのMKEでインツリーAWSクラウドプロバイダを利用しているなら、代替の外部AWSクラウドプロバイダへの移行手順をサポートする、今後リリース予定のMKE 3.7.zへアップグレードを延期する必要があります。もしインツリーAWSクラウドプロバイダを利用しているMKEをバージョン3.7.0にアップグレードしようとすると、次のエラーとなります。
Your MKE cluster is currently using the AWS in-tree cloud provider, which Kubernetes no longer supports. Please defer upgrading to MKE 3.7 until a version that supports migration to an alternative external AWS cloud provider is released.
- リリースノート: https://docs.mirantis.com/mke/3.7/release-notes/3-7-0.html
- 主要コンポーネントのバージョン詳細:Major component versionsを参照
- Kubernetesバージョン1.27.4
- Calicoバージョン3.26.1
- MKE 3.7.z の最初のリリース
- 新機能
- ZeroOps: 証明書管理
- MKEクラスタのルートCAと、MKEクライアントのルートCAの2つのルートCA認証局の管理方法の提供
- ZeroOps: アップグレードのロールバック
- MKEのアップグレードに失敗した場合、クラスタをバックアップから再構築せずに、以前に実行していたMKEバージョンにロールバック可能
- ZeroOps: メトリクス
- 次のコアコンポーネントと機能に関連するPrometheusメトリクスを公開
- Kube State Metrics
- Kubernetes Workqueue
- Kubelet
- Kube Proxy
- Kube Controller Manager
- Kube API Server
- Calico
- RethinkDB
- 次のコアコンポーネントと機能に関連するPrometheusメトリクスを公開
- Prometheus メモリリソース
- Prometheusコンテナが利用できる最小・最大のメモリ量を設定する、MKE設定ファイルオプションの追加
- etcd イベントのクリーンアップ
- MKE APIを利用し、etcd内のKubernetesイベントオブジェクトを手動削除可能に
- Ingressスタートアップオプション: TLS、TCP/UDP
- NGINX Ingress Controllerからあなたのウェブサーバへ、暗号化データを復号せずに引き渡すTLSパススルーを利用可能に
- NGINX Ingress ControllerでTCPとUDPサービスを公開可能に
- NGINX Ingress Controller オプションの追加
- MKE設定ファイルに次のNGINX Ingress Controllerオプションを追加
- ingress_extra_args.http_port:
- HTTPトラフィックのサービス用のコンテナポート設定
- ingress_extra_args.https_port
- HTTPSトラフィックのサービス用のコンテナポート設定
- ingress_extra_args.enable_ssl_passthrough
- SSLパススルーの有効化
- ingress_extra_args.default_ssl_certificate
- デフォルトのHTTPSサーバで利用するSSL証明書を含むSecretを設定
- ingress_extra_args.http_port:
- MKE設定ファイルに次のNGINX Ingress Controllerオプションを追加
- NGINX Ingress Controller のデフォルトポートの設定
- NGINX Ingress ControllerのデフォルトポートをMKE web UIのAdmin設定で変更可能に
- MetalLB
- ベアメタルKubernetesクラスタが、アドレス割り当てや外部アナウンスのような機能を提供するLoadBalancerサービスを作成する際に、MetalLBを利用可能に
- Lameduck 設定オプション
- CoreDNSのlameduckオプションを有効化・無効化する、MKE設定ファイルオプションを追加
- Multus CNI
- マルチホームPodに複数ネットワークインターフェイスの接続を可能とするKubernetesプラグインである、Multus CNIを利用するオプションを追加
- SAML プロキシ
- SAML認証の利用による恩恵を受けながら、MKEデプロイメントを安全にするSAMLプロキシを利用可能に
- LDAP のリファラル追跡パラメータの追加
- MKE web UIのLDAP設定オプションに「Enable referral chasing」を追加
- ZeroOps: 証明書管理
- 更新
- Kubernetes をバージョン 1.27.4 に更新
- Go をバージョン 1.20.5 に更新
- RethinkDB をバージョン 2.4.3 に更新
- MCRの必要バージョンなどはCompatibility Matlixを参照
- セキュリティ情報
- MKEの脆弱性修正のため次のミドルウェアコンポーネントを更新
- NGINX Ingress Controllerをバージョン1.8.1に更新
- Goをバージョン1.20.5に更新
- Prometheusをバージョン2.45.0に、Alert Managerをバージョン0.25.0-f2f4110にそれぞれ更新
- ucp-interlock、ucp-interlock-extension、ucp-swarm、ucp-nvidia-pluginに報告された脆弱性を解決するためにビルドプロセスを改善
- 脆弱性解決のためにucp-containerd-shim-processイメージとAlpine 3.17イメージをそれぞれ更新
- MKEの脆弱性修正のため次のミドルウェアコンポーネントを更新
- 廃止
- Kubernetes 1.27.4では、インツリーAWSクラウドプロバイダが削除されました。そのため、Kubernetes 1.27.4を採用しているMKE 3.7.0は、インツリーAWSクラウドプロバイダをサポートしていません。もしあなたのMKEでインツリーAWSクラウドプロバイダを利用しているなら、代替の外部AWSクラウドプロバイダへの移行手順をサポートする、今後リリース予定のMKE 3.7.zへアップグレードを延期する必要があります。もしインツリーAWSクラウドプロバイダを利用しているMKEをバージョン3.7.0にアップグレードしようとすると、次のエラーとなります。
- Your MKE cluster is currently using the AWS in-tree cloud provider, which Kubernetes no longer supports. Please defer upgrading to MKE 3.7 until a version that supports migration to an alternative external AWS cloud provider is released.
MKE 3.6.z
※最新版は 3.6.6 (2023-08-16) です。
※MKE 3.6.z の EOL は 2024-10-13 が予定されています。
MKE 3.5.x
※最新版は 3.5.10 (2023-7-13) です。
重要:MKE 3.5.z は 2023-11-22 で EOL となり、サポートが終了します。早急に MKE 3.6.z 以降へのバージョンアップを検討・実施してください。
MKE 3.4.x ※サポート終了
【重要】MKE 3.4.xは 2022-04-11 にすべてのサポートが終了しており、最後のパッチリリースである MKE 3.4.15 (2023-05-16) 以降のリリースはありません。
MSR(Mirantis Secure Registry/旧Docker Trusted Registry)
MSR 3.0.z
※最新版は 3.0.8 (2023-7-13) です。
※MSR 3.0.z の EOL は 2024-04-20 が予定されています。
※MSR 3.0.z の EOL は、MSR 2.9.z の EOL より早くなっているのでご注意ください。
MSR 2.9.z
※最新版は 2.9.13 (2023-7-13) です。
※MSR 2.9.z の EOL は 2024-10-13 が予定されています。
※MSR 3.0.z の EOL は、MSR 2.9.z の EOL より早くなっているのでご注意ください。
EOL情報
EOLとはEnd of Lifeの略で、ベンダーによるサポート期間が終了する状態を指し、重大なバグや脆弱性が発見されても、パッチリリースや修正が行われない状態を指します。Mirantis製品のライフサイクルは2年です。そのため、定期的かつ計画的なバージョンアップメンテナンスが運用上の必須事項となっております。
詳細はMirantis社のメンテナンスライフサイクルページをご参照ください。
※MCRはバージョンアップに伴い、古いバージョンのOSはサポートがなくなる場合がございますので、OSの定期的なバージョンアップも必要となります。
詳細はリリースノート内のcompatibility matrixページをご参照ください。
現在サポートが終了している(EOL)バージョン
次にサポートが終了するバージョン
- MKE 3.5.z (2023-11-22)
- MSR 3.0.z (2024-04-20)
- MSR 2.9.z (2024-10-13)
- MCR 20.10.z (2023-12-10)
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