GitLab 16.10 製品アップデートニュース #GitLab #GitLabjp
製品アップデート
2024年3月21日にリリースされたGitLab 16.10の製品アップデートをお知らせします。同月に追加された90以上の新機能のうち、主なものを抜粋して紹介しています。この内容はGitLab社のリリースブログを要約したものです。
本リリースでは、WikiやWebhookのテンプレートなど、開発の生産性を大きく向上させる機能が追加されています。
機能追加
CI/CDカタログのセマンティック・バージョニング強制
本リリースから、CI/CDカタログに公開されるコンポーネントにセマンティックバージョニングを強制します。コンポーネントを公開する場合、タグは3桁のセマンティックバージョニング標準(例えば1.0.0)に従わなければなりません。include: component構文でコンポーネントを使用する場合、公開されたセマンティックバージョンを使用する必要があります。latestの使用は引き続きサポートされていますが、常に最新の公開バージョンを返します。省略記法はサポートされていませんが、今後のマイルストーンでサポートされる予定です。
詳細はこちらをご覧ください。(英語版)
Wikiテンプレート
本リリースでは、Wikiに新しくテンプレートを導入しました。新しいページの作成や既存ページの変更時にテンプレートを適用して効率化できるようになりました。テンプレートはWikiリポジトリ内のテンプレートディレクトリに保存されます。
詳細はこちらをご覧ください。(英語版)
Webhook用カスタムペイロードテンプレート
GitLabのWebhookは、以前は既定のJSONペイロードしか送信できませんでした。そのため、GitLabをサポートするアプリを使うか、独自のエンドポイントを書く必要がありました。
本リリースから、Webhookの設定でカスタムペイロードテンプレートを設定できるようになりました。現在のイベントのデータをテンプレートに適用してリクエストボディがレンダリングされます。
これはNiklas氏によるコミュニティ貢献です。
詳細はこちらをご覧ください。(英語版)
その他にも便利な機能追加がありました
詳細はリンクをご覧ください。
- CIトラフィックをGeoセカンダリーにオフロード (Self-managed Premium+)
- マージリクエストで、生成されたファイルを自動的に折りたたむ
- マージ・ウィジェット・チェックの拡張
機能削除
GitLab 16.10のHelm Chartでは、Kubernetes 1.24およびそれ以前のバージョンへのGitLabのインストールサポートを削除しました。Kubernetes 1.24のKubernetesメンテナンスサポートは2023年7月に終了しました。
ご質問・ご相談
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