GitLab 14.3 製品アップデートニュースレター #GitLab #GitLabjp
この記事は1年以上前に投稿されました。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。
▼本記事は10月中旬にお送りしたメール内容を掲載しています。メルマガの登録はこちら。▼
製品アップデート
2021年9月にリリースされたGitLab 14.3の製品アップデートをお知らせします。同月に追加された40以上の新機能のうち、主なものを抜粋して紹介しています。
今回のリリースではCI/CD設定に複数の拡張があり、特にCI/CDをご利用中の方は必見です!(製品アップデートの内容はGitLab社のリリースブログを要約したものです。)
文末にはGitLab概要説明動画のダウンロード開始など、その他の有益な情報も掲載しています!
CI/CD設定シンタックス(.gitlab-ci.yml)の拡張
CI/CD設定のシンタックス(.gitlab-ci.yml)に以下の複数の拡張がされました。これにより、より柔軟で保守しやすいCI/CD設定を記述することができるようになりました。
・条件に基づいたCI/CD設定のインクルード/Include GitLab CI/CD configuration based on conditions
今回のリリースでは、includeの機能を拡張し、 rules: キーワード付きで使用できるようになりました。これにより、外部のCI/CD設定をいつ含めるべきかを決めることができます。
詳細はこちらをご覧ください。(英語版のみ)
・他の変数の中での変数の使用/Use variables in other variables
今回のリリースでは、ある変数を定義し、同じパイプライン内の別の変数定義の中でその変数を使うことができるようになりました。また、他の変数宣言の中にGitLabの定義済み変数を使用することもできます。この機能により、パイプラインの定義が簡素化され、変数データの重複によるパイプライン管理の問題が解消されます。注 - セルフマネージドの場合、この機能はデフォルトでは無効になっています。この機能を使用するには、GitLabの管理者がこのフィーチャーフラグを有効にする必要があります。
詳細はこちらをご覧ください。(英語版のみ)
詳細に関する動画は、こちらをご覧ください。(英語版のみ)
・!referenceによるCI/CD rules 配列のマージ/Support merging CI/CD rules arrays with !reference
今年初めにYAML !referenceタグが導入されましたが、本リリースでは、rulesキーワードに「!reference」が追加され、異なるファイルの設定を含めて、より簡単にルールを組み合わせることができるようになりました。CI/CDパイプライン・エディターを使って、マージされた構成を見ることができます。
詳細はこちらをご覧ください。(英語版のみ)
保護環境のためのグループレベルのパーミッション/Group-level permissions for Protected Environments
一般的に、大規模な企業組織では、開発者と運用者の間に明確な権限の境界があります。開発者は、開発環境などの下位の環境にアプリケーションを展開してテストします。運用者は、本番環境などの上位の環境にデプロイする責任を持っています。GitLabの保護環境機能を利用することで、上位の環境へのデプロイを運用者にのみ許可できます。
しかし、1つのグループの下に多数のプロジェクトが存在する組織では、すべてのプロジェクトの保護環境が適切に設定されているか確認することは、容易ではありません。
本リリースでは、グループレベルの保護環境を導入しています。これにより、開発者の下位の環境へのデプロイを妨げることなく、運用者だけが責任を持って上位の環境にデプロイできます。
この機能は、SaaSおよびSelf-managedのPremium以上でご利用いただけます。
詳細はこちらをご覧ください。(英語版のみ)
詳細に関する動画は、こちらをご覧ください。(英語版のみ)
ロードマップの日付範囲指定/Filter roadmap view by set dates
ロードマップを大きな時間枠で表示する場合、大量の横スクロールが必要でした。
今回のリリースでは、ロードマップの検索バー左上にある日付範囲オプションを使用することで、横スクロールが減り、チームの進捗状況を素早く確認することができます。
この機能は、SaaSおよびSelf-managedのPremium以上でご利用いただけます。
詳細は、こちらをご覧ください。
新しいWikiエディタでテーブルの構造を視覚的に編集/Edit a table’s structure visually in the new wiki editor
Wikiのマークダウンでテーブルを編集する時に、「 | 」の位置を間違えるなどしてうまく表示されないというケースはだれしもが経験していると思います。
Wikiの新しいWYSIWYG Markdownエディタでは、ツールバーのボタンを使って素早く簡単に表を挿入することができます。しかし、14.0でこの機能が導入された段階では、最初に行と列の数を決めた後に表の構造を変更するのが難しいという問題がありました。本リリースでは、選択したセルの右上にあるキャレットアイコンをクリックすると、そのセルの前後に列や行を追加したり削除したりできるようになり、表の編集がとても容易になりました。
詳細は、こちらをご覧ください。(英語版のみ)
[機能削除] GitリポジトリでのNFSの利用は非推奨/NFS for Git repository storage deprecated
GitLab 13.0で導入されたGitaly Clusterの一般提供開始に伴い、GitLab 14.0ではGitリポジトリにNFSを利用することを非推奨としました。GitリポジトリにNFSを利用する際の技術サポートは14.xの間は継続しますが、GitLab 15.0ではNFSのサポートをすべて終了します。詳しくは公式のStatement of Supportをご覧ください。
現在、GitリポジトリにNFSを使用しているユーザーは、Gitaly Clusterへの移行に関するドキュメントを確認し、移行を計画することをお勧めします。
廃止予定日:2022年6月22日
アップグレード注意
GitLab 14.3 へのアップグレードに関する重要なお知らせ/Important notes on upgrading to GitLab 14.3
GitLab 14.3へアップグレードには、複数のデータベーステーブルのカラムを入れ換えるマイグレーションが含まれています。そのため、ゼロ ダウンタイム アップグレードを実施すると、マイグレーションが失敗することがあります。その場合、失敗したマイグレーションは、成功するまで再実行してください。
詳しくは 14.3へのアップデート手順をご参照ください。
GitLabに関する情報
◆オンライン「GitLabトレーニング (初級・2日間コース)」
申し込み受付中!!※ご好評をいただき残りの枠がわずかとなっています
開催予定日:2021年12月7日(火)・8日(水)
オンライントレーニングの詳細はこちら
◆GitLab製品概要デモ動画 (日本語字幕付き) ダウンロード開始
GitLab製品概要デモのダウンロードはこちら
◆GitLab無償版への日本語サポートを提供しています
日本語サポートの詳細はこちらから