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GitLab 13.12 製品アップデートニュースレター #GitLab #GitLabjp

この記事は1年以上前に投稿されました。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

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製品アップデート

2021年5月にリリースされたGitLab 13.12の製品アップデートをお知らせします。
同月に追加された40以上の新機能のうち、主なものを抜粋して紹介しています。
この内容はGitLab社のリリースブログを要約したものです。

イシューとマージリクエストのタイムトラッキングレポート

プロジェクトメンバーは、クイックアクション「/spend」でイシューやマージリクエストに費やした時間を記録することができますが、各人がどれだけの時間を費やしたかを把握することは容易ではありませんでした。
今回のリリースでは、個別のイシューやマージリクエストでもタイムレポートを表示できるようになりました。サイドバーの「タイムトラッキングレポート」を選択すると、そのイシューやマージリクエストに費やしたすべての時間のエントリのリストが表示されます。

詳細はこちらをご覧ください。(英語版のみ)

CI/CD設定ファイルのincludeでワイルドカードをサポート

CI/CD パイプラインの includes: キーワードを使うと、長い .gitlab-ci.yml ファイルを複数の小さなファイルに分割して読みやすくすることができます。また、複数の場所で設定を再利用することも容易になります。
1つのパイプラインには複数のファイルが含まれていることが多く、それらがすべて同じ場所に保存されていることがあります。
今回のリリースでは、local includes: キーワードで*ワイルドカードを使用できるようになりました。これにより、includes: セクションをより動的に、より簡潔に、そしてより読みやすくすることができます。

詳細についてはこちらをご覧ください。(英語版のみ)

パイプライン・グラフにジョブの依存関係を表示

needsキーワードの導入により、ステージのみで構成した場合よりも早くジョブの実行を開始できるDAGを作成できるようになりました。しかし、ステージベースのパイプライン・グラフを見たときに、どのような順序でジョブが実行されるのかがわかりにくくなり、曖昧さが生じます。
今回のリリースでは、ジョブの依存関係によってもパイプラインを表示できるようになりました。また、ジョブ間のリンクが追加され、特定のジョブが開始される前にどのジョブが完了する必要があるかを正確に確認できるようになりました。
needs:キーワードを使用した際に、ジョブの依存関係や予想される実行順序を追跡し理解することがより容易になります。

詳細はこちらをご覧ください。(英語版のみ)

pipeline graph

失敗したテストのスクリーンショット

GitLabでは、Seleniumのような自動化ツールを使って、エンドツーエンドのテストを簡単にセットアップできますが、失敗したテストのデバッグに必要なスクリーンショットを多数のファイルから探し出すのは容易ではありませんでした。
今回、パイプラインページのユニットテストレポートの詳細画面から、キャプチャしたスクリーンショットに直接リンクできるようになりました。これにより、キャプチャしたスクリーンショットをスタックトレースと一緒に素早く確認し、何が失敗したのかをより早く特定することができます。

詳細はこちらをご覧ください。(英語版のみ)

CI/CD設定ファイルのworkflow: rulesで変数設定をサポート

以前は、rulesキーワードは利用範囲が限定されており、パイプラインにジョブを含めるべきか、除外すべきかのみに利用できました。13.8では、rulesでvariablesキーワードを使用して、どのrulesがマッチしたかに基づいてジョブに変数値を設定する機能が追加されました。
今回のリリースでは、この機能をworkflow: rulesに拡張し、特定の条件が一致した場合に、パイプライン全体に変数値を設定できるようになりました。これにより、パイプラインの柔軟性がさらに高まります。

詳細はこちらをご覧ください。(英語版のみ)

[予告]GitLabメジャーバージョンアップ

来月6月22日に新しいメジャーバージョン GitLab 14.0 がリリースされます。
これに伴い、同日をもってGitLab 11.x の技術サポートが終了しますのでご注意ください。
また、廃止される機能も多々ありますので、GitLab公式サイトのリリースページでご確認ください。

Redis 4のサポートを終了

GitLab 12.7では、RedisのバージョンがRedis 5に更新されました。Redis 4はEOLを迎え、GitLab 14.0ではサポートされなくなりました。独自のRedis 4.xインスタンスを使用している場合は、GitLab 14.0がリリースされる前に、Redis 5.xまたは6.xにアップグレードする必要があります。

Gitリポジトリ用NFSのサポート終了

GitLab 13.0で導入されたGitaly ClusterのGAに伴い、GitLab 14.0以降、Gitリポジトリ用のNFSの拡張機能とバグ修正、カスタマーサポートは提供されなくなります。
現在Gitリポジトリ用NFSをご利用のお客様には、Gitalyへの移行を検討し始めていただくようお願いします。移行方法はドキュメントをご覧ください。
全体的なステータスについては、Gitaly Clusterのロードマップをご覧ください。

PostgreSQL 11のサポート終了

GitLab 13.7から、すべての新規インストールのデフォルトがバージョン12になります。また、GitLab 13.8から、シングルノードのインスタンスは自動的にアップグレードされます。(自動アップグレードを抑止することができます。)
マルチノードのデータベースインスタンスは、Patroniでアップグレードする前に、repmgrからPatroniに切り替える必要があります。その後、Geoセカンダリを更新し、再同期させることができます。
GitLab 14.0でPostgreSQL 12が最低限必要なバージョンになります。このバージョンでは、インデックス、パーティショニング、および一般的なパフォーマンスが大幅に改善されています。

デフォルトブランチ名の変更

デフォルトの初期ブランチ名がmasterからmainに変更されます。SaaS (GitLab.com) とセルフマネージドの両方で、新規プロジェクトのデフォルトブランチ名を変更します。この変更は既存のプロジェクトには影響しません。
GitLabのデフォルトブランチは、プロジェクトを作成した際に作成される最初のブランチで、プロジェクトをgit cloneした際にチェックアウトされるブランチです。
これは、Gitバージョン2.31.0 (2021年315日リリース) の変更に合わせたものです。
詳細は、GitLabのブログエピック、およびGitメーリングリストのディスカッションをご覧ください。

GitLabに関する情報

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