Mirantis製品リリース最新情報(2022年1月&2月)#Mirantis
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Mirantis製品のリリース情報をお届けします。
本記事は2022年1月&2月にお送りしたメール内容を編集し掲載しています。
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また、本記事に掲載している情報はリリースノートからの抜粋になりますので、必ずリリースノート全文をご確認ください。
MSR(Mirantis Secure Registry/旧Docker Trusted Registry)
MSR 3.0.0 (2021-12-21)
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/msr/3.0/release-notes/3-0-0.html
- 主な特徴:
- MSR3.0.0は、標準的なKubernetes 1.20以上のディストリビューションで動作可能。
- 専用ノードへのデプロイ不要。
- Jobrunnerワーカーはキャパシティマップと共にデプロイメントにグループ化。キャパシティマップはレプリカごとにではなく、デプロイメントレベルで定義。
- 詳細はこちらをご参照ください:
MSR 3.0.1 (2022-2-10)
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/msr/3.0/release-notes/3-0-1.html
- 追加された主な機能:
- MSRデータリストアを高速化。
- Synopsys scannerを2021.12.0リリースに更新。
- cert-managerの必要バージョンを1.6.1に更新。
- セキュリティ情報:
- 以下のgolangランタイムの脆弱性を修正:CVE-2021-38297 ほか多数 (※上記リリースノートでご確認ください)
https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2021-38297 - MSRへの影響はないが、脆弱性スキャンにより以下のCVEが検出される可能性あり: CVE-2019-36976 ほか多数 (※上記リリースノートでご確認ください)
https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2021-36976
- 以下のgolangランタイムの脆弱性を修正:CVE-2021-38297 ほか多数 (※上記リリースノートでご確認ください)
MSR 2.9.6 (2022-2-10)
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/msr/2.9/release-notes/2-9-6.html
- 追加された主な機能:
- Synopsys scannerを2021.12.0リリースに更新。
- セキュリティ情報:
- 以下のgolangランタイムの脆弱性を修正:CVE-2021-38297 ほか多数 (※上記リリースノートでご確認ください)
https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2021-38297 - MSRへの影響はないが、脆弱性スキャンにより以下のCVEが検出される可能性あり: CVE-2019-14809 ほか多数 (※上記リリースノートでご確認ください)
https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2019-14809
- 以下のgolangランタイムの脆弱性を修正:CVE-2021-38297 ほか多数 (※上記リリースノートでご確認ください)
MSR 2.8.11 (2022-2-10)
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/msr/2.8/release-notes/2-8-11.html
- 追加された主な機能:
- Synopsys scannerを2021.12.0リリースに更新。
- セキュリティ情報:
- django の脆弱性を修正:CVE-2021-44420
https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2021-44420 - libexpatの脆弱性を修正:CVE-2022-23990/CVE-2022-23852
https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2022-23990
https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2022-23852 - 以下のgolangランタイムの脆弱性を修正:CVE-2021-38297 ほか多数 (※上記リリースノートでご確認ください)
https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2021-38297 - postgresqlの脆弱性を修正:CVE-2021-32027 ほか2件 (※上記リリースノートでご確認ください)
https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2021-32027 - MSRへの影響はないが、脆弱性スキャンにより以下のCVEが検出される可能性あり: CVE-2019-14809 ほか多数 (※上記リリースノートでご確認ください)
https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2019-14809
- django の脆弱性を修正:CVE-2021-44420
MKE(Mirantis Kubernetes Engine/旧Docker Enterprise & Universal Control Plane)
MKE 3.5.2 (2022-2-10)
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/mke/3.5/release-notes/3-5-2.html
- Kubernetesバージョンを1.21.8に更新
- Calicoバージョンを3.19.3に更新
- 追加された主な機能:
- MKEのWeb UI (Kubernetes > Ingress > Create Ingress Object)で、複数のパスを持つルールの追加をサポート。
MKE 3.4.8 (2022-2-10)
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/mke/3.4/release-notes/3-4-8.html
- 追加された主な機能:
- Kubernetesをバージョン1.20.11
- Calicoバージョン3.19.1
MKE 3.3.15 (2022-2-10)
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/mke/3.3/release-notes/3-3-15.html
- 追加された主な機能:
- Kubernetesバージョン1.18.19
- Calicoバージョン3.18.4
- アップグレードの注意点:https://docs.mirantis.com/mke/3.3/release-notes.html(以下抜粋)
MKE 3.3.x + MCR 19.03.x + SLES 15 SP3/RHEL 8という製品の組み合わせへのアップグレードは、ノードがNOT READYとなり、MKEのシステムコンテナが起動しないことが原因で失敗する場合があります。この問題を解決するには「Avoid firewall conflicts」をご参照ください。
[MKE全バージョン共通] アップグレードの注意点
MKEのマイナーバージョンから別のマイナーバージョンにアップグレードすると、MKEミドルウェアコンポーネントがダウングレードされることがあります。詳細は、アップグレード前後両方のMKEの各バージョンのリリースノートにある、ミドルウェアのバージョン管理テーブル(Major component versions)をご参照ください。
MCR(Mirantis Container Runtime/旧Docker Enterprise Engine)
MCR 20.10.10 (2022-2-10)
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/mcr/20.10/release-notes/20-10-10.html
- セキュリティ修正:CVE-2021-43816: containerd をバージョン 1.5.9 に更新。
https://github.com/advisories/GHSA-mvff-h3cj-wj9c
MCR 19.03.21(2022-2-10)
更新時に適用いただくMKEライセンスについて
Mirantis社はレガシーなDockerHub式のライセンスの発行を2021年8月より停止し、JWT式ライセンスを発行しております。
MKEおよびMSRのEOLバージョンでは、新しいJWT式ライセンスを適用することができません。
(参照: Mirantis Documentation: MKE, MSR, and MCR Maintenance Lifecycle)
例外として下記に対し、旧来のDockerHub式ライセンスを短期間(3か月/6か月)発行いたします。
- アップグレード中のクラスタ
- 短期間のうちにアップグレードができないクラスタ
- 今後使用を継続しないクラスタ
下記最新バージョンは、新形式ライセンスのみ適用できます。
- MKE: 3.3.12以降/3.4.5以降
- MSR: 2.8.9以降/2.9.4以降
下記のバージョンは旧式/新式どちらのライセンスも適用可能です。
- MKE: 3.3.6 - 3.3.11/3.4.0 - 3.4.4
- MSR: 2.8.1 - 2.8.8/2.9.0 - 2.9.4
バージョンアップをサポートします
Mirantis社とクリエーションラインサポートチームは、お客様のバージョンアップを積極的にサポートしています。
バージョンアップ実行前に、事前に起こり得る問題を調査しお知らせするサービス(プロアクティブケース:無料)を実施しています。詳しくは下記をご参照のうえぜひご利用ください。
※クリエーションラインサポートポータルにログインしてご覧ください。
※ご不明点はサポートチケットにてご質問ください。