Docker Kubernetes Serviceとは? Docker Enterprise 3.0でKubernetesを簡単・セキュアに管理! #docker #kubernetes #k8s
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ここ数年間コンテナ業界に旋風を巻き起こしているKubernetesは、分散アプリケーションのデプロイ、スケーリング、管理を行う機能性の高いオーケストレーション技術です。しかしKubernetesには特有の複雑さがあるため、その真の価値を実感できている企業は比較的少ないようです。96%のIT組織が、Kubernetesを自ら管理できていないのが現状です。Kubernetesは多くの企業が商用製品に求める、直感的に行えるセキュリティ対策や設定の管理容易性に不足していることから、ユーザはKubernetesを複雑なものだと捉えていることに私たちは気づきました。
そこで開発したのが、Docker Kubernetes Serviceです。これは、Docker Enterprise 3.0が含んでいるCertified Kubernetes Distribution(訳注:仕様に準拠し正常に動作するとCNCFが認定したKubernetes派生物)で、先述の根本的な課題を解決することを目指しています。DKSは「よく考えられていて、デフォルトで安全で、すぐに使える」、開発者のデスクトップパソコンから本番用サーバにKubernetesを統合できる唯一の製品です。簡単に言うと、DKSはKubernetesを使いやすくし、さらに組織全体にわたってより高いセキュリティをもたらします。DKSが企業のKubernetes導入を単純化し加速させる3つのポイントをご紹介します:
開発と運用に一貫するシームレスなKubernetes体験
DKSは、ローカルのデスクトップからデータセンターのサーバに至るまで、開発ライフサイクル全体に一貫性をもたらす唯一のKubernetes関連製品です。Version Packsを利用すれば、完全でシームレスなKubernetes体験のために、Docker Desktop Enterpriseで実行している開発者のKubernetesのバージョンと本番環境のKubernetesのバージョンを同期することができます。Kubernetesは3か月ごとにバージョンアップし、毎回のリリースごとに新しいAPIを追加しています。その結果、さまざまな環境で異なるバージョンのDockerとKubernetesを実行する事態に陥る可能性もあります。開発者はクリック1つでVersion Packsを切り替え、さまざまな環境に合わせておくことが可能です。
能率化したKubernetesのライフサイクル管理 (Day 1 & Day 2 Operations)
新しいクラスタ管理ツールを使えば、運用チームはシンプルな一連のCLIコマンドを使って、認証済Kubernetes環境のデプロイ、スケーリング、バックアップ、復元、更新を簡単に行えるようになります。これはAWS、Azure、VMwareなどのハイブリッドクラウドあるいはマルチクラウドにわたって、Kubernetesアプリケーションのインストールと設定の自動化を実現します。
「よく考えられたデフォルト」で強化するセキュリティ
DKSは、「よく考えられたデフォルト」により、商用製品レベルのデプロイに企業が求める強力なセキュリティを実現します。デフォルトのまま使えるセキュリティ、暗号化、アクセス制御、ライフサイクル管理などの設定により、ユーザがKubernetesエキスパートになる必要はなくなりました。またDKSによって、組織はシンプルなマルチテナント向けのKubernetesのRBACと、既存のLDAPとSAMLに基づいた認証ソリューションの統合が可能となります。
Kubernetes成功への次のステップは...
- 試してみよう : Docker Enterprise 3.0ベータ版に登録する
- ウェビナーを見る: How Docker Simplifies Kubernetes for the Masses(「DockerによっていかにKubernetesが使いやすくなるか」)