Docker Desktop Enterpriseの新機能Version Packs: DockerやKubernetesのバージョンをワンクリックで切り替え可能に #docker #kubernetes #k8s
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DockerConバルセロナで発表した、Docker Desktop Enterpriseについての詳しい情報をお知らせするブログ記事の第一弾です。Docker Desktop Enterpriseアナウンス一覧にサインアップし、Docker Desktop Enterpriseについての最新ニュースとリリースアップデート情報をご確認ください。
Docker Desktop Enterpriseの発表以来、わが社の技術者たちは、その各機能を完成させ出荷準備を整えるまで多忙な日々を送ってきました。Docker Desktop Enterpriseとは、本番用のコンテナ化アプリケーションの作成をする、もっとも簡単・もっとも高速・もっともセキュアな方法を提供する新しいデスクトップ製品であり、開発者が自らのマシン上でKubernetesを実行するためのもっとも簡単な方法でもあります。
Docker Desktop Enterpriseの新機能を紹介するシリーズの第一弾として今回は、新機能の Version Packs を使用して、いかにして開発環境と本番環境の違いを埋めることができるかについてお話ししたいと思います。Version Packs 機能は、Docker Desktop Enterpriseで動作しているDocker EnginesやKubernetesオーケストレータのバージョンを、ユーザがDocker EEクラスタの本番環境で実行しているバージョンに適合するよう簡単に切り替え可能とするものです。例えば、Docker EE 2.0を実行している本番環境があるとしましょう。開発者としては、アプリケーションを本番環境にデプロイする際、壊れてしまうAPIや互換性のない機能を使用しないように、開発環境と本番環境で実行しているDocker EEを完全に一致させておきたいはずです。この要望は、Docker Desktop EnterpriseでVersion Packsを使用すれば容易に実現できます。のちに運用者が本番環境をDocker EE 2.1にアップグレードすることを決めたとしても、開発者はDocker Desktop Enterpriseにバージョン2.1のパッケージを追加するだけという簡便さで、すべての同期が完了します。もしさまざまな環境があっても、新しいバージョンへの切り替えや元のバージョンに戻すこともワンクリックで完了します。
Docker Desktop Enterpriseは、開発システム上で直に実行できるDockerエンタープライズコンテナプラットフォームに対する拡張として作成しました。開発者が現在使用しているものと同じツールを使って開発環境でコーディングとテストを行い、Docker Desktop Enterpriseを使ってそれらのサイクルを迅速に繰り返し、本番用Docker EEクラスタ向けのコンテナ化サービスを生産することができます。
今後、このシリーズのブログ記事では、Docker Desktop Enterpriseの次のことについて詳細をお伝えしたいと思います:
- 中央集権的に管理と制御を可能とする方法
- Application Designerを使用してDocker CLIコマンド不要でアプリケーションを作成する方法
- 安全な承認済みテンプレートを確実に使用してビルドを開始する方法
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