[和訳] Chef 14とChefDK 3の新機能 #getchef
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本稿は What's new in Chef 14 and ChefDK 3 (2018/4/19) の和訳です。
4月初めにChef Client 14のリリースをアナウンスしました。その直後、What's new in Chef 14 and ChefDK 3 と題したライブウェビナーを開催しました。見逃してしまった方は、このリリースに含まれる最新機能のプレゼンの録画をご覧ください。Chef 14は こちら からダウンロードできます。
Chef 14は、Chefの機能における飛躍的な進歩を象徴するものです。そして、これまでリリースしてきたChef Clientの中でも最大のリリースとなります。多くのリソース、ヘルパー、全体的な機能の向上を含んでいます。Chefで管理しているどのプラットフォームでも、Chef 14における何か新しい点があります。
リソース! リソース! リソース!
成功に必要なすべてはすぐ使えるものであるべきです。Chef 14では、あなたのシステムをこれまでよりも簡単に自動化するために、27の新しいリソースを追加しました。私達はすぐれたコミュニティクックブックを探し回り、もっとも一般的に使われているいくつかを直接Chefに統合しました。これにより、外部クックブックの依存の必要なく、システムを自動化できるようになります。加えて、Chefのすべてのリリースで、クックブックを更新する必要なく、自動的に最新・最高の機能を得られるでしょう。
Chef 14は、カスタムリソースを作成する新しいツールも提供します。独自リソースに対して「非推奨」を追加し、社内やより大きなChefコミュニティのユーザに対して今後の変更を連絡することができるようになりました。この警告は組み込みの非推奨警告と同じように動作するので、依存するクックブックのテストを行うCIプロセスによりよく統合できるでしょう。よりよいデバッグレベルメッセージングのためにロギングの向上も行いました。同様に、カスタムリソースのプロパティに失敗をよりよく通知する機能も追加しました。最後に、Chef 14のカスタムリソースは完全なリソースドキュメントをコード内に含むようになりました。将来、エコシステムのさまざまな分野で利用することを計画しています。
みなさんにとって新しい何か
Windowsユーザ
Windowsユーザにとって、Chef 14が大きなリリースであることは否定できません。最も注目に値する追加項目の一つは、13の新しいWindowsリソースをすぐ使える形で含んでいることです。このうち7つのリソースはWindowsクックブック由来のものです。大きな機能とパフォーマンス強化を見ることができるでしょう。過去にWindowsクックブックリソースを使っていたとしても、ご満足いただける内容となっているでしょう。特に、このリリースでは、Windowsワークステーションを管理するITチームにとって嬉しい機能を追加しています。Chef 14はワークステーション用の新しい設定検知と、重要なワークステーション管理リソースを含んでいます:
- windows_ad_join
- windows_feature
- windows_printer
- windows_printer_port
macOSユーザ
HomebrewとDMGファイルからのアプリケーションインストールで動作するより多くのリソースを含めました。
Red Hatユーザ
ノードやパッチシステムの登録のためのRed Hatサブスクリプションマネージャで動作する5つの新しいリソースを含めました。
Amazon LinuxやCentOS
yumによるパッケージインストール機能を完全に書き直しました。その結果、大きなパフォーマンスの向上と、多数のパッケージインストール機能の追加を達成しました。
さらに
とても多くの新機能があるので、ウェビナーの録画と Chef 14リリースノートをすべて見てください。Chef 14はこちらからダウンロードできます。