[和訳] Chef Server 12.1.0-rc.1 公開 #getchef
この記事は1年以上前に投稿されました。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。
本稿は Chef Server 12.1.0-rc.1 Now Available (2015/05/28) の和訳です。
シェフのみなさん、こんにちは。
Chef Server 12.1.0-rc.1 のダウンロード開始を嬉しく思います。このリリースのハイライトは次の通りです。
- パフォーマンスを大きく改善しました。
- PolicyfilesとCookbook Artifactsが完成し、デフォルトで有効になりました。
- Server APIバージョニング: API 0は非推奨となり、現在のAPIバージョンレベルは1となりました。
- キーローテーションを強化しました。
- PostgreSQLを9.2.9から9.2.10にセキュリティアップデートしました。
- Solrを4.5.1から4.9.1に更新しました。
- JREを7u25から、セキュリティアップデートとパフォーマンス改善を含む8u31に更新しました。
- 複数のバグを修正し、コンポーネントを更新しました。
- Chef Serverの品質を高め、合理的なテストを行い、Chef Serverに可能な限り簡単に貢献できるようにするため、多数の改善を行いました。
詳しい情報はリリースノートを参照してください。さらに詳しく知りたければ変更履歴を見てください。
パフォーマンスの改善
12.1.0ではいくつものパフォーマンスに関わる問題を解決しました。depsolverエンドポイントはPostgreSQLサーバの負荷を以前よりかなり下げました。さらに、12.0.7でトランザクションカウントの急激な上昇が起きていた原因であるレグレッションを修正し、各erchefとbifrostノードがPostgreSQLサーバとのやりとりに用いるネットワークパケットの数を75%削減するプロトコルレベルの改善を行いました。
最終的な12.1.0のリリースでは、独自のホステッド環境へのこれらの変更の影響についてより詳しい議論をお届けする予定です。
ポリシーファイルのエンドポイント
ついに完成したのでデフォルトで有効にしました。この更新によって、既存のOrganizationはこれらをサポートするように更新されます。
サーバAPIバージョン
このリリースでサーバAPIバージョン1を導入し、0を非推奨としました。バージョン0はサポート外になるまでデフォルトの挙動を続けます。リリースノートのAPIの変更と追加の章にAPIの変更点について詳細な情報があります。既存のAPIクライアントは明示的にv1を要求しない限り、変更はありません。
chef-clientとChef Serverのアドオンの両方でサーバAPIバージョンのサポートを組み込む作業が進行中です。最終的なリリースアナウンスではより詳しくお届けする予定なのでご期待ください。
この記事で言及しているすべての機能と修正はAPI v0とv1の両方で有効です。
キーローテーション
- サーバサイドでのキー生成のサポートを追加しました。キーエンドポイントにPUTかPOSTする際にリクエストボディにcreate_key: trueを含めます。
- chef-server-ctl keyコマンドはクライアントサイドの統合キーAPIとして使います。
リリースタイムライン
さらなる修正と強化を含んだもう1つRC版の追加を計画しています。問題がなければ、最終的なリリースはその後すぐに行う予定です。
既知の問題
オープンソース版Chef Server 11からのアップグレードのテストケースの1つにおいて、chef-server-ctlが/usr/binに正しくリンクされませんでした。もしオープンソース版Chef Server 11からのアップグレードを行うつもりなら、chef-server-ctlが正しく配置されるように、手順3の後に次の追加手順を実行してください:
sudo ln -sf /opt/opscode/bin/chef-server-ctl /usr/bin
これで正常になります。テストで問題が起きたのはこれだけです。もし再発したら、RC2にて解決する予定です。
ダウンロード
リリース候補版であって最終的なリリースではないので、chef.ioダウンロードページやpackagecloudの安定版チャンネルにはまだ掲載していません。代わりに次のリンクからダウンロードしてください: