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【CLくんブログ】AI駆動開発勉強会レポート – AIツール活用アンケート結果大公開!

CLくんブログも前回から時間が空いてしまいましたが、改めて再開したいと思います!
今回は先日開催されました第3回 AI駆動開発勉強会でのAI活用状況についてのアンケート結果をシェアしたいと思います。


この記事はこんな人向けです

  • みんなどんなAI開発ツールを使っている?など情報収集中の方
  • 今後 自社でAI開発ツールをどのように使っていくか検討している方

AIツールに関する取り組み

本題に入る前に、少しだけ、クリエーションラインにおけるAIツールに関する取り組みを紹介します。AI駆動開発との関わり方として2つあります。

一つはお客様の開発プロジェクトでコード生成ツールの利用です。クリエーションラインではエンタープライズのお客様向けに20くらいのソフトウェア開発プロジェクトを担当させて頂いていますが、AIツールを利用するプロジェクトが増えてきており、AI開発ツールの実践知を蓄積しています。いざ実践となるとプロジェクトにより事情が異なり、色々と手探りな部分があるのも正直なところです。

Joy! CLくん



もう一つはR&D的な調査や検証を行っています。AIツールはソフトウェア開発全体を劇的に変革する、と皆さんが実感をもって予測されていると思います。ですが、現行の開発の仕方はどのように変えるべきか、本当に少ない体制で開発出来るのか、開発者に求められるスキルセットはどうなるか、新人のエンジニア育成はどうすればよいか?などの明確な答えをお持ちの方は多くないのではないでしょうか。同様の議論が弊社内でもあり、CTOの荒井さんをはじめエンジニアチームが取り組んでいます。

色々と試行錯誤した内容を情報発信としても公開しています。開発者の視点と開発全体の視点での思考実験的な内容も含めて都度ブログに纏めていますので是非参考にしてもらえればと思います!

AI駆動開発(AI-Driven Development) connpassページはこちら

アンケート結果

前置きが長くなりましたが、第3回 AI駆動開発勉強会でのアンケート結果をご覧ください。
参加者101名の方にご協力頂きました。ご協力頂いた皆さま、ありがとうございました。

  • 実施日:2024年9月11日 19-21時
  • 対象者:第3回AI駆動開発勉強会 参加者 約370名(現地+オンライン)
  • 実施方法:質問票形式(無記名)
  • 有効回答数:101名

今回、サマリを付けようと思ったのですが、結果を見て頂いた方がより現場感が伝わって面白いかなと思いましたので、省略させて頂きます!

質問1:現在の役割

質問2:アプリ・システム開発経験

質問3:現在開発で利用しているAIツール

質問4:今後AIを積極的に利用したい領域


(AIを本格導入する際に効率化したい/出来ると思う領域)


その他の回答

  • 現状コードの可視化
  • リファクタリング
  • 製品仕様ドキュメントから解答生成するRAGを作ろうとしてる
  • 要件定義や詳細設計書の作成、機能から実装内容言語化
  • 既存システム/ドキュメントの修正・アップデートの効率化・テスト関係の成果物(テスト計画書、テスト仕様書、テストコード)の自動生成、作成支援

質問5:AIツールの利用にあたって感じている課題

(これが解決すれば利用する/利用したいなども)

AI技術的な課題

  • 独自のフレームワークや共通処理などを踏まえてコード提案してほしい
  • 要件定義書、設計書からアプリができると良い
  • きちんとした設計書を作成するサポートするAIツールが先にある方が良い

投資対効果の懸念

  • 利用しない場合との生産性の差が出せるか不安
  • 何がデファクトツールになるのかわからない

著作権/セキュリティの懸念

  • 情報の機密性に関して会社の経営者層の説得が難しい

リテラシー/意識の課題

  • アウトプットの正誤を正しく判断できない人間には道具として使うことも困難(リスキー)
  • 会社やマネジメントのAIに対する理解度が低い(信用していない)
  • 社内の初心者エンジニアにどうやって利用してもらうか
  • 利用者のマインドチェンジ
  • 教育対象の育成&アフターフォロー


質問6:今後、本勉強会で取り扱って欲しいテーマや登壇してほしい方

AIツール活用の実践知

  • AIを用いた品質の担保と継続的な開発、セキュアな運用
  • AIツールの利用にあたって感じている課題とその解決例などもしあれば
  • t_wadaさんに、テスト駆動開発への生成AIの影響の話をきいてみたい。
  • 実際のサービスで利用される実務レベルのノウハウ
  • AI活用の中での失敗談・失敗を切り抜けた経験談
  • RAGを実現する上での実際的なテクニック
  • v0の効果的な使い方

エンジニア育成

  • エンジニア育成について取り扱っていただけると嬉しいです
  • AIツールのハンズオン

おわりに

最後まで記事を見て頂きありがとうございました!
今回の記事を通してAI駆動開発の現在地の把握と今後のAIツール活用に向けたヒントがあれば幸いです。

クリエーションラインでの取組みや成果も順次公開していきたいと思いますので、AI駆動開発の実践知をどんどん貯めて、ソフトウェア開発の現場を変えていきましょう!

AI関連イベント

◆クロージング基調講演(9月27日 金曜日 16:00-16:40)
生成AIを活用し組織の開発生産性をあげるには? AI CoE立ち上げの効果と苦労話
クリエーションライン株式会社 取締役 兼 CTO 荒井 康宏
イベントページ:https://academy.impress.co.jp/event/thinkitday202409(株式会社インプレス)

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Author

2020年に生まれたCLキャラクター。CL内ではビジネス企画/マーケティングを担当。2024年はCLの取組みや学んだことを中心に発信していきます!アジャイル開発、クラウドネイティブ、AI/機械学習を中心にトレンドを調べたりプロジェクトチームに聞いたりして勉強中!

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