ChatGPTにプレゼントの選定を補助させてみた #ChatGPT
この記事は1年以上前に投稿されました。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。
前回に引き続き、今回は、友達にプレゼントするワインをChatGPTに選んでもらうことにしましょう。
私は(実際に)ワインのことを何も知りません。友達がワイン好きということは知っていますが、どのようなワインが好きかなどは全く分かりません。(そもそもどのようなワインがあるのかも分かっていません。)
このシチュエーションでは「ワインを贈る」ということに拘ること自体が愚策とも言えますが、果たしてChatGPTはどのような回答をしてくるのでしょうか?
やってみよう
私:
ワイン好きの友達にワインをプレゼントしたいのですが、私はワインのことは何も分かりません。
大切な友達の大切なイベントです。
値段は高くてもよいので、必ず友達が喜んでくれるものをプレゼントしたいです。
何を贈ればよいでしょうか?
ChatGPT:
ワインは本当に個人的な好みに基づいて選ばれるべきものですが、いくつかの一般的なルールがあります。ここでは、あなたがワインをプレゼントする際に考慮すべきいくつかの要素を挙げます。
- プレゼントの目的やイベントに合わせてワインを選ぶ ワインの選び方の1つ目は、プレゼントの目的やイベントに合わせた選択をすることです。たとえば、誕生日や結婚記念日などの特別なイベントには、高級で上品なワインが適しています。一方、ボリュームのある食事には、濃厚でタンニンが豊富な赤ワインが適しているかもしれません。
- 友達の好みを考慮する ワインを選ぶ際には、友達の好みも考慮する必要があります。赤ワイン、白ワイン、甘口ワイン、辛口ワインなど、様々な種類があります。友達が好きなスタイルやブドウ品種を知っている場合は、その情報を参考にして選ぶとよいでしょう。
- ワインの評価や評判を調べる ワインを選ぶ際には、ワインの評価や評判を調べることも重要です。高級で有名なワインや、評価が高いワインは、一般的に品質が高く、味わいも洗練されています。ワイン雑誌やウェブサイトを参考にするとよいでしょう。
- 予算を設定する ワインを選ぶ際には、予算を設定することも大切です。高価なワインは一般的に品質が高い傾向にありますが、予算に合わせて選ぶこともできます。予算内で、最高のワインを選ぶことができるかもしれません。
これらの要素を考慮した上で、友達に贈るワインを選ぶとよいでしょう。ただし、ワインは個人の好みに基づいたものなので、友達が好むと思われるスタイルやブドウ品種、または知っている評価が高いワインを選ぶことを
初回から回答の最後が切れてしまいました。
なんとかして聞き出してみます。
「続きは?」などと質問して続きを教えてもらえる場合もありますが、続きはなかったことにされて詳しい説明を追加されてしまうこともあります。
今回は下記の質問で続きを引き出すことに成功しました。
私:
選ぶことを・・・なんですか?
ChatGPT:
失礼しました。最後の文が途中で切れてしまいました。 ワインは個人の好みに基づったものなので、友達が好むと思われるスタイルやブドウ品種、または知っている評価が高いワインを選ぶことをお勧めします。その際には、ワイン専門店やウェブサイトなどでアドバイスを受けたり、友達の趣味や好みを調べることが重要です。
まずは「ワインは個人の好みに基づく」「友達の好みを調べることが重要」という大事なアドバイスを得ることができました。
「何を贈ればよいか?」という質問ですが、「XXを贈ればよい」ということだけではなくその前提となる考え方を教えてくれています。
とは言え、友人の好みは分からないので、その前提でどうすればよいか質問していきます。
私:
友人の数十年来の夢が叶った、お祝いのイベントです。
彼の好みは全く分からないので、一般的な評価が高いものから選びたいと思います。
ChatGPT:
友人の夢が叶ったお祝いのイベントということであれば、高級で評価の高いワインを選ぶのが良いでしょう。以下は、一般的に評価の高いワインの中から、幅広い好みに対応したものをいくつか挙げてみます。
- ボルドー・ワイン ボルドー・ワインは、フランスのボルドー地方で生産される赤ワインです。カベルネ・ソーヴィニョンやメルロ、カベルネ・フランなどのブドウ品種をブレンドし、複雑な香りと味わいが特徴です。グラン・クラスやプルミエ・クラスといった格付けシステムがあり、その中でも評価の高いシャトー・ムートン・ロートシルト、シャトー・マルゴー、シャトー・ラフィット・ロートシルトなどがあります。
- バローロ バローロは、イタリアのピエモンテ州で生産される赤ワインです。ネッビオーロというブドウ品種を使い、高い酸味とタンニンが特徴的です。ボルドー・ワインと同様に、格付けがあり、その中でもバローロの王と呼ばれるシャトー・マスコネをはじめ、アジェンダ・マッシ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノなどが有名です。
- シャンパン シャンパンは、フランスのシャンパーニュ地方で生産される白泡ワインです。シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエなどのブドウ品種を使い、独特の酸味や泡立ちが特徴的です。高級なシャンパンには、クリストフ・ルフレール、モエ・エ・シャンドン、ドン・ペリニヨンなどがあります。
これらのワインは、高級で評価が高いため、友人が喜んでくれると思います。ただし、ワインは個人の好みによって評価が分かれることがありますので、彼の好みを知っている方がいれば、その情報を参考にすることをお勧めします。
一般的によさそうなものを挙げてくれましたが、再度「個人の好みが重要」であることを念押ししてきています。とても有り難いです。
しかし、ここでは強引に話を進めてみることにします。
私:
予算の相場観を教えてください。
ChatGPT:
ワインの価格は、生産国、産地、ブドウ品種、年度、熟成度合いなどによって大きく異なります。一般的に、高級ワインの価格帯は非常に広く、数千円から数百万円にも及ぶことがあります。以下は、一般的な価格帯の目安です。
- 2,000円以下:日本国内で一般的なワインや、輸入ワインの中で比較的安価なものが多くあります。ただし、高品質で味わい深いものを求める場合には、この価格帯では限界があるかもしれません。
- 2,000円〜5,000円:この価格帯には、比較的高品質なワインが多くあります。フランスやイタリア、スペインなどのヨーロッパ産のワインや、南アフリカやチリなどのニューワールド産のワインが選択肢になります。
- 5,000円〜10,000円:この価格帯には、より高級なワインが多くあります。高品質なボルドー・ワインや、高級なシャンパン、バローロなどが選択肢になります。
- 10,000円以上:この価格帯には、最高級のワインが多くあります。高級ボルドー・ワインの格付けシャトー、ボルドー・ワインの最高峰シャトー・ペトリュス、高級なシャンパンや、ボルドー・ワインと同等の評価を持つカリフォルニアワインなどがあります。
ただし、これらの価格帯はあくまでも目安であり、その価格に見合った品質が必ずしも保証されるわけではありません。ワインに詳しくない場合は、プロのアドバイスを受けたり、評判の良いブランドや生産者から選んだりすることが重要です。また、高価なワインであっても、友人の好みに合わなければ喜ばれないこともあるため、彼の好みを知っている場合は、その情報を参考にすることが大切です。
価格の質問に回答してくれた上で、またしても「価格だけで選ぶべきではない」ということを進言してくれています。
それでも、話を進めてみることにします。
私:
それでは、予算を5万円にします。
彼の好みは分からないので、一般的な評価からおすすめのワインを教えてください。
ChatGPT:
5万円という予算の範囲であれば、非常に高品質なワインを選ぶことができます。以下は、一般的に高評価を受けているワインの中から、幅広い好みに対応したものをいくつか挙げてみます。
シャトー・ムートン・ロートシルト
シャトー・ムートン・ロートシルトは、ボルドー・ワインの中でも最高級のシャトーの1つです。カベルネ・ソーヴィニョンとメルロを使い、長期熟成によって芳醇でコクのある味わいを生み出します。価格帯は年代や熟成度合いによって異なりますが、5万円程度で手に入るものもあります。シャトー・マルゴー
シャトー・マルゴーも、ボルドー・ワインの中でも最高級のシャトーの1つです。カベルネ・ソーヴィニョンを主に使い、豊かな香りと芳醇な味わいが特徴です。価格帯は、年代や熟成度合いによって異なりますが、5万円程度で手に入るものもあります。ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティは、フランス・ブルゴーニュ地方で生産される赤ワインの最高峰の1つです。ピノ・ノワールを主に使用し、芳醇な香りと繊細な味わいが特徴です。非常に高価なワインで、一部の年代では数十万円を超えることもありますが、5万円程度で手に入る年代もあります。ラ・ターシュ
ラ・ターシュは、フランス・ブルゴーニュ地方で生産されるピノ・ノワールのワインです。特に、1950年代から1980年代にかけての年代のものが高評価を得ています。芳醇でフルーティーな香りと、滑らかな味わいが特徴で、5万円程度で手に入ることもあります。以上は、一般的に高評価を得ているワインの一部です。ただし、ワインは個人の好みによって評価が分かれることがありますので、友人が好むと思われるスタイルやブドウ品種
また回答が切れています。回答が長すぎると切れやすいようですね。
今度は別の聞き方で続きを聞き出してみましょう。
私:
回答の続きは?
ChatGPT:
失礼いたしました。続きをお答えいたします。
や生産地、または知っている評価が高いワインを選ぶことをお勧めします。また、ワイン専門店やウェブサイトなどでアドバイスを受けることも良いでしょう。予算が5万円と高額であるため、ワインのプロフェッショナルにアドバイスを仰ぐことをお勧めします。その際には、友人の好みや飲みたいシチュエーションなども伝えることで、より適切なアドバイスを受けることができます。
先ほど同様、質問には適切な回答をしてくれた上で「友人の好みが大切」と繰り返し教えてくれています。
ここで、その部分に少しだけ切り込んで行ってみたいと思います。
私:
友人の好みは分かりませんが、直接尋ねるのは憚られます。
友人が不満に思う可能性が低いものはどれでしょうか?
ChatGPT:
ワインの好みは個人差がありますので、万人に受け入れられるワインというのは存在しません。ただし、以下のような点に注意することで、友人が不満に思う可能性を低くすることができます。
- 定番品種のワイン カベルネ・ソーヴィニョンやメルロ、ピノ・ノワールなど、世界的に定番とされるワインの品種を選ぶことをおすすめします。これらの品種は、多くの人にとって飲みやすく、万人受けする味わいがあります。
- 中程度の酸味とタンニンのバランスが取れたワイン 酸味が強すぎたり、タンニンが強すぎるワインは、多くの人には飲みにくく感じられることがあります。そのため、中程度の酸味とタンニンのバランスが取れたワインを選ぶことがおすすめです。
- 人気のあるブランドのワイン 高級ワインには、世界的に有名なブランドがあります。そのため、有名なブランドのワインを選ぶことで、友人が満足する可能性が高くなります。
- 適切な年代のワイン ワインの年代によって、味わいや香りが異なるため、適切な年代のワインを選ぶことが大切です。特に、高級ワインには、熟成によって複雑な味わいが生まれることがあります。ワイン専門店やウェブサイトなどで、年代による味わいの違いを確認し、適切な年代のワインを選ぶことをおすすめします。
以上のような点に留意することで、友人が不満に思う可能性を低くすることができます。ただし、ワインは好みが個人差が大きいものですので、完全に万人に受け入れられるものではありません。そのため、プレゼントするワインに自信がない場合は、別のプレゼントを選ぶことも検討してみてください。
毎度のように質問には回答してくれていますが、最後に「別のプレゼントを選ぶことも検討してみてください」という話を根底から覆す提案をしてきています。
まとめ
確かにワインを贈るのは手段であって目的ではありません。私からは手段の概要とシチュエーションを伝えて具体的な実行方法を質問しただけですが、会話の中から私の「目的」を汲み取って「手段の実行方法」ではなく「目的の叶え方」を提案してきてくれました。
(目的を汲み取っているかのように見えるだけで、実はChatGPTによって選択された言葉の羅列に過ぎないなのですが・・・それでも)単なるワインの販売員ではなく、私の秘書・友人・相談相手のようになって親身に対応してくれました。私はとても満足です。
ChatGPTは、これまでの「調べ物をしている」という感覚ではなく、相手と自然に会話する感覚で物事を解決するための手助けをしてくれそうです。