価値創出へのコミット──Co-Creation Value®️の挑戦と現在地

はじめに──Co-Creation Value®️に込めた想い

私たちクリエーションライン(以下「CL」)は、「顧客企業と共に新しい価値を創造することに本気でコミットしたい」──その強い想いから、「Co-Creation Value®️(以下、CCV)」という事業構想をスタートさせました。CCVは単なる受託開発やコンサルティングとは異なり、顧客企業の事業戦略や成長プロセスに深く踏み込み、成功を共に目指す価値共創型のビジネスモデルです。

私たちが目指すのは、顧客企業と真のパートナーシップを築き、共に事業の成果を追求することです。これから定期的に、その取り組みの現状を具体的にご紹介し、私たちのオープンな姿勢や情熱をお伝えできればと思います。

第1回の今回は、CCVの意義や生まれた背景と、すでにスタートしているパイロットプロジェクトで導入されたフレームワークについてお伝えします。


CCVとは何か──顧客企業と価値を共創するビジネスモデル

CCVは、仕様書通りの開発をするだけではなく、顧客企業の課題解決や事業の成長に企画・検討段階から伴走し、成果に応じた報酬を受け取るモデルです。本当に難しいモデルで日々悪戦苦闘しながらも、少しずつ形が見えてきました。その中でも私たちが特に大切にしているのは以下のポイントです。

  • 顧客企業の事業課題や目的共有から出発し、顧客企業と一体となって取り組む
  • ビジネスセンスを持ったエンジニアやデザイナーと共に新しい価値を創出する
  • 共創の成果をCL社内全体に共有しながら喜びをともにし、全社で共創意識を育む

このように、企業間や部門の垣根を超えて関係者が一体となる深い連携を実現することで真の価値創出ができるよう、日々取り組んでいます。


CCVが生まれた背景──リアルな顧客企業の課題からスタート

CCVは、顧客企業とのリアルな対話から生まれました。ある顧客企業と両利きの経営に関する意見交換をする中で「新規事業に挑戦したいが、知見が足りず、なかなかうまく立ち上げられていない」という課題を抱えていることがわかりました。そしてその課題はその企業だけでなく、他の多くの顧客企業に共通の課題であることがわかってきました。私たちはこのような声に真摯に向き合い、顧客企業のビジネス課題を深掘りし、本当に必要なサポートや伴走のあり方の模索を開始しました。

これらのリアルな声を踏まえて、私たちは伴走型の共創モデルを具現化するための枠組みを構築しました。


CREATEフレームワーク──共創を具現化する仕組み

私たちの顧客企業はほとんどが日本を代表する大企業やその戦略子会社です。彼らには土台となる既存ビジネスが存在し、新規事業においても、既存の事業ドメインとの整合が求められるのが一般的です。CLでは、そのような事業環境における価値創出を前提に、独自のフレームワーク「CREATE」を開発し、新規事業開発プロジェクトへの導入を開始しました。ここでは、その大枠を共有します。

  1. Clarify(明確化) ─ 事業ドメインの明確化
  2. Review(分析) ─ ニーズ・ポテンシャルを俯瞰して整理
  3. Empathize(共感) ─ ペルソナを共感しながら描く
  4. Advantage(強みの活用) ─ 自社強み+競合分析から優位性を把握
  5. Tactic(戦術) ─ ポジショニングを元に強みを活かした戦術を決定
  6. Envision(未来像の共有) ─ 自社の強みやペルソナのニーズを満たすサービス像を全員で思い描く

CREATEフレームワークにより、CLメンバーのみならず、顧客企業のメンバーも改めて自社事業を体系的に整理することができるため、共に新たな価値共創の検討をスムーズに行うことができるようになりました。

とはいえここでお伝えしたのは大枠のみなので、もしご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。


社内のリアル──オープンマインドな議論の風景

CLの社内では、日々CCVのモデルや思想を進化・深化させるための活発な議論が行われています。以下は実際に交わされた議論の一例です。

  • 「顧客企業との関係は『発注者・受注者』ではなく、『価値共創のパートナー』でなければ良いものを生み出せず、そうなるために私たちはどう「すれば」、そしてどう「あれば」よいか?」
  • 「成果報酬型モデルでは、形骸化しない明確かつ本質的なKPI設定が必須。双方が納得できるKPIを建設的かつ積極的に議論し、設定しよう」
  • 「このモデルは顧客企業との「相互信頼」がなければ成り立たない。損得勘定を超えた真の「ビジネスパートナー」となることを目指そう」

このように私たちは難易度の高いCCVのモデルを本気で実現するために、真剣で本質的な対話を、オープンに行っています。

CCVが描く未来──共に価値を創りたい皆さんへ

CLが推進するCCVは、新たなビジネスを創り出すことにとどまらず、企業と企業、人と人の新しく本質的な信頼関係を育み、社会に真のインパクトをもたらすことを目指しています。

私たちは、同じビジョンを共有し、「共に新しい価値を創りたい」という強い意欲を持つ企業、そして熱意あるエンジニアやデザイナーの皆さんをいつでも歓迎しています。

私たちと一緒に未来の価値創造にチャレンジしてみませんか?

CLはいつでもオープンマインドで皆さんをお待ちしています。

Author

代表取締役社長です。会社のみんなが快適に楽しく過ごせるにはどうしたら良いのかをいつも考えています。
最近8歳の息子はクワガタ虫にハマってしまい、虫取りに連れてけ連れてけとわーわー騒ぎます。「うるさいなー」と思いながらも、この可愛さはいつまで続くのかなぁと感慨深く噛み締めてます。

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