Scrum.orgのOpen Assessmentsでは、回答の選択肢を読む前に自分で答えを考えてみよう
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(こちらは、クリエーションライン Advent Calendar 2023の24日目の投稿です。当初は別のネタを考えてたけど、みんないっぱいブログ読んでるだろうしさくっとライトに読める方がいいかなと思って、少しネタを変えました。決してブログ書くのが大変だったわけではないですよ ^^; )
以前書いたブログ「Scrum.orgのPSK:Professional Scrum with Kanbanを受けてきたお話」のように、今までいくつかScrum.orgの認定試験を受けてきました。Scrum.orgでは、Open Assessmentsという形で無料の試験を受けることができますが、これを有効活用しようというのがこのブログの趣旨です。
一例として、以下のような設問があったとします。
CEOから特定の個人に対して、割り込みでやって欲しいという作業依頼がよく発生しています。スクラムマスターとして、どう対処すべきでしょうか?
実際の試験では、このような設問に対していくつかの選択肢が提示され、その中から回答する形式となっています(一部の上級認定試験を除いて)このとき、いきなり選択肢を見るのではなく、まずは自分で回答を組み立ててみます。
自分で回答を組み立てる効果は、大きく以下の2点を感じています。
効果1:通常業務で発生しそうな問いに対して、自分の言葉で回答を考えるきっかけになる
上記のように、割りと日常でも発生しそうな良問が揃っているのですが、最初から選択肢を見ると、回答のヒントが得られてしまうのですよね。また、ありえない選択肢が消去法で絞り込めてしまう場面もよくあります。
ですが、実際の業務で迷ったときに、回答のヒントが付いてくることはほとんどないでしょう。
実際の試験のときには、少しでも正解の確率を上げるために、テクニックとして選択肢から回答を絞り込むのはありでしょう。ただ、いくら失敗してもいい演習時には、それではもったいないですね。
効果2:想定していないケースを少しでも減らして、しどろもどろになってしまう性質を克服する
自分の弱みとして、
- 事前に予め想定しておいた質問に対しては、流暢に説明できるが
- 想定していない質問が来たときに、しどろもどろになりがち
という性質があります。
この弱みを克服するためにも、できる限り色々なケースに当たり、それに対して考えるというのはやっておきたいところ。それをシミュレーション的に実践できる上に、Scrum.orgが提唱する価値基準に沿った正答や解説が得られる。これはいい訓練になっています。
なお、私は次の試験準備(PSM II)をしている中で、Scrum.orgのOpen Assessmentsだけでは物足りなくなってきたので、TheScrumMaster.co.ukの試験問題集を購入して毎晩10問ずつ考える時間を取っています。£25≒5000円弱とそこまで金額もかからないですし、こちらも色々試験の種類が揃っていますので、気になる方はこちらもチェックしてみてください!