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Agile CoEにJoinして感じたこと!

Agile CoEにJoinして感じたこと!

はじめに

 こちらはクリエーションラインアドベントカレンダー7日目の記事です。この記事では、2年ほどクリエーションライン(CL; CREATIONLINE)で働いてきた私が、いま所属しているAgile CoEについて少しだけご紹介したいと思います!CLに興味を持っている方々の参考になればと思います!

自己紹介

 Hisaこと久末 瑠紅、2022年3月に公立はこだて未来大学 システム情報科学部 情報アーキテクチャ学科 高度ICTコース 卒業。同大学大学院 システム情報科学研究科 高度ICT領域 博士前期過程に所属し、2024年3月に修了、ネットワークセキュリティの研究に従事。2021年8月にクリエーションライン株式会社(CL; CREATIONLINE)に入社。CLでは、これまでOrganization Development Team(ODT)というチームにて組織開発や研修コンテンツ作成に携わり、現在はAgile CoEというチームにて活動。

CLで何をしているの?

 入社してから今年度の10月まで、ODTという組織で活動してきました。ODTでは、オンボーディングを円滑化するためのハンドブック作成や全社イベントの運営、研修の資料作成等を行ってきました。ODTでの活動のなかで、少しずつ形にしながらどんどんカイゼンしていくプロセスを学び、自身の能力も少しずつ向上していったという風に感じております。

 現在は、Agile CoEというチームで、全社で CL指名型開発* を実現する手助けをすべく、資料作成や情報発信など、さまざまなことをしております。

 入社から10月までの約2年間、ODTで活動していたメンバーのうち、Agile CoEに配属となったのは私ともうひとりだけだったので、はじめは不安がたくさんありました。ですが、いまのところAgile CoEで楽しく活動できています。

 今回は、Agile CoEで活動してみて感じたいいところと、ぶっちゃけいまひとつだなぁ、と感じていることを皆さんにお話ししてみたいと思います。

* CL指名型開発については、安田さんのアドベントカレンダーをご覧ください。

Agile CoE のいいところ

 今年の10月からAgile CoEでの稼働を開始しました.まだJoinして3か月目ですが、私自身Agile CoEで活動することは非常に居心地がよく、作業しやすいと感じています。その理由は、以下の3点であると考えられます。以下の3点は「できて当然じゃない?」と思われがちなスキルとも感じますが、つねに一定レベルを維持して実施することは難しいスキルであるとも感じています。

コミュニケーション上手!

 Agile CoEは全員、アジャイル開発に関連するソフトスキルに精通しており、コミュニケーションやファシリテーションに関する知識を持ちます。実際、顧客の現場で課題の見える化を日々実践している人たちが集まっているため、会話の内容も論理的であることに加え、互いに適切な質問を投げ合い、回答しあうことで、必要な結論を導き出すことができていると感じています。

 また、感じたことは素直に共有し、共有された内容に対しては単に同調するのではなく、吟味したうえで意見を発言されていると感じています。そのため、普段のミーティングにおいても、スムーズにコミュニケーションが行われていると感じています。

必要な情報を訊けば教えてくれる!

 Agile CoEで活動していく中で、必要な情報がでてくることはあります。もちろん、情報の取り扱いには注意する必要はありますが、必要な情報はほとんど共有され、さまざまな行動に対する判断をしやすい、という特徴があります。これは、HRT+Joyという弊社の理念に沿って行動する文化があるゆえ実現できているのだろうと感じています。

 私は活動の一部で、社内向けのポータルサイトの作成などを行っているのですが、メンバーが所有している情報は適宜共有していただいており、非常に作業がしやすいと感じております。

 このように、秘密主義の振る舞いをしないことで、チームメンバー全員で考え、意思決定を行うことが実現できていると感じています。

専門性が高いメンバーがそろっている!

 Agile CoEのメンバーは、アジャイル開発を中心に、各々専門の知識を持っています。たとえば、チームビルディング、ファシリテーション、テスト、アーキテクチャなど、分野ごとに詳細な知識を有するメンバーがいます。メンバー各々が自身の能力を上げるべく、技術やコミュニケーションに関する研修やカンファレンスへの参加などの自己研鑽を常日頃行っていると感じています。具体的に,AgileCoEメンバーはCo-Active基礎CSDORSC基礎S@Sなどの認定を取得しています.後述しますが、最近のAgile CoEは非常に忙しい時期に入っており、その中で自己研鑽を積み上げていくのは非常に難しいことであると感じています。

 このようにして、チームとして膨大なナレッジを所有し、専門性を発揮しながら行動する環境が実現できているのだろうと感じています。

いまのAgile CoEのいまひとつなところ

 ここまでいいところをいろいろお話してきましたが、やはりいいところの裏にはいまいちなところもあります。これらの課題は、Agile CoEの役割として、社内外両方にアクションをとる必要があるためであると考えられます。

過渡期がゆえに忙しい

 現在、CL指名型開発の推進に向け、社内でさまざまな変化があります。Agile CoEはチームの役割として社内向けのアジャイル推進活動も行います。ですが、Agile CoEに所属しているメンバーは、顧客プロジェクトにもアサインされているメンバーがほとんどで、顧客プロジェクトへのリソースと社内向け活動へのリソースの分配が難しそうに見えています。

 コミュニケーションを行いながらチームメンバーが協力し合い、なんとか進めているような印象ですが、重要なタスクが同時に降ってくることも多々あります。こうしたときに、誰も動けない状況がいつか発生してしまう可能性が懸念されます。このような事態を防ぐため、作業の洗い出しと優先度づけが重要なのですが・・・ 

作業の洗い出しと優先度づけが大変

 前節の「過渡期ゆえに忙しい」で記載した内容とも関連しますが、作業の洗い出しと優先度づけが非常に難しいです。社内外両方に対してのアプローチを行うAgile CoEは、必要となるアクションがさまざまな特性を有しています。そのため、チームとしてやることを決めた後に、誰がどの内容を、どのくらいのリソースを用いて実施するのか、という点を明らかにすることが難しいです。

 この課題に対するアクションとして、Agile CoEでは、週に1回1時間は必ず集まったり、適宜Slackで行ったり、必要に応じて招集をかけたりしながら情報共有が行われています。ですが、適宜必要になったら行動する、という形になっているため、部分的にメンバーのリソースが限界を迎える場面がいくつか存在していると感じています。今後はチーム外ともコミュニケーションをとり、Agile CoEの活動でやっていくべき内容をより明確にしていき、作業の洗い出しや優先度づけなど、透明性を向上させる活動を今後進める必要があると感じています。

おわりに

 いま、CLは過渡期にあると思います.その中でAgile CoEはさまざまなアプローチを行い、顧客に価値を提供しながら、CL自体のカイゼン活動も実施していく必要があります。

 このような、変化の中でさまざまな挑戦をしていきカイゼンを繰り返していくことができるCLは、とても学びの大きい環境だと感じています。実際にこの環境に身をおき、さまざまな変化を肌で感じながら活動することは、自身の学びに繋がっているとも感じています。

 このような機会を与えてくれているCLおよびAgile CoEのメンバーに日々感謝するとともに、少しでも貢献できるよう、これからも活動していきます。

 

Author

 Hisaこと久末 瑠紅、2022年3月に公立はこだて未来大学 システム情報科学部 情報アーキテクチャ学科 高度ICTコース 卒業。同大学大学院 システム情報科学研究科 高度ICT領域 博士前期過程に所属し、2024年3月に修了、ネットワークセキュリティの研究に従事。2021年8月にクリエーションライン株式会社(CL; CREATIONLINE)に入社。CLでは、これまでOrganization Development Team(ODT)というチームにて組織開発や研修コンテンツ作成に携わり、現在はAgile CoEというチームにて活動。

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