HRTあふれるプロダクト開発の現場の様子をお届けします(& Scrum Fest Sapporo 2022の発表資料公開) #scrumsapporo
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クリエーションラインでは、「HRT+Joy」を企業理念に掲げています。また、クリエーションラインの事業の柱の一つに、「アジャイル開発支援サービス事業」があります。
今回は、この「アジャイル開発支援サービス」が直面する「プロダクト開発の現場」で、どういう形で企業理念のHRTが体現されているかの様子を紹介します。
(なお、今回の記事はScrum Fest Sapporo 2022での発表資料の一部抜粋です。記事の最後に資料の完全版を載せていますので、前後のつながり含めて知りたい方はそちらを参照ください。)
現場の状況と問題
当時の現場(チーム)の状況と問題は、下図のような状態でした。「フロー効率」という言葉に馴染みがない方は、「2チームが別々の開発を担当するのではなく、2チーム共に同じ機能開発を担当する」と読み替えてください。つまり、「2チームが同じ機能開発を担当しているがために、共通認識を持って開発を進める必要性があるが、うまくできていない」という状況です。
目指した状態と取り組んだこと
目指す状態は、「2チーム間で対立するのではなく、大きな1チームとして一体感を持って進めていける」です。
一体感を持つために、メンバーをシャッフルしたディスカッションの場を設けました。ディスカッションのお題は「完成の定義」についてです。
「完成の定義」とは、完成とみなすために満たさなければならない基準を表します。例えば、「ユニットテストをする」「結合テストをする」「リリースノートを書く」などが考えられます。より具体的な例や説明は、外部の資料ですがこちらなどを参照ください。
結果
ディスカッションの結果、当初の想定以上にうまくいったと感じています。「なにがよかったか?」をメンバーに聞いてみたところ、「今まで接点が少なかった人とも、ディスカッションを通じて、各自の思いや考えを触れることができた」という意見がありました。お互いの思いや考えに触れた結果、「別のチームだけど、あの人たちなら色々考慮した上での結果なんだろうな」という尊敬&信頼を持つことができるようになったのです。
これは、まさに私たちが掲げている企業理念「HRT+Joy」の要素である、「Respect(尊敬)」と「Trust(信頼)」が体現された瞬間でしょう。さらには、単なる企業理念の体現に留まらず、私たちが支援しているプロダクト開発において、よりよいプロダクトを創り出すことにも繋がっていると信じています。
今回は、HRTあふれるプロダクト開発の現場の様子をお届けしました。
資料の完全版は下記に公開していますので、興味を惹かれた方はぜひこちらを見てもらえればと思います。