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リーダーシップワークショップ 第1回を開催しました

クリエーションラインのCHROの小笠原です。

今期はリーダー向けトレーニングの重要施策として、全3回のリーダーシップワークショップを実施しています。この度、9月に開催された第1回のレポートをお届けします。

ワークショップ開催の背景

今年発表した中期事業計画は、2028年度までの事業成長が計画されており、そのためにも新たな事業ポートフォリオを定めています。クリエーションラインにとっては大きなチャレンジの期間であり、この目標達成のためには一人ひとりのメンバーの成長が不可欠です。そして、メンバーの成長を牽引し、組織全体のレベルアップを図るためには、チームリーダーの成長が欠かせません。チームリーダーが成長への意欲を持ち自ら成長する姿勢を示し、その姿をメンバーが見て影響を受けメンバーが成長していくといった循環が生まれてほしいと思っております。そのためにはチームリーダーの成長促進を優先していきたいと考え、ワークショップを実施することにしました。

クリエーションラインではこれまでも、リーダーシップ強化のための研修を取り入れてきましたが、今回のリーダーシップワークショップでは、以下の3つの目的を掲げました。

  • リーダーとしての役割を理解し、リーダーシップの基本概念を学習することで、より高い意識を醸成する
  • リーダーシップ(周囲に与えている影響力)と組織貢献するためのフォロワーシップについて学習し、日常行動の見直しを図る
  • チームのあるべき姿と問題を明確にし、自身が問題解決の当事者となって周囲を巻き込み解決するためのアクションプランを作成・実行する

また、このワークショップの開催に際しては私たちクリエーションラインが求めていることを汲み取り、それを実現できる研修運営企業へ依頼して企画を行いました。
クリエーションラインのビジネスコンセプトであるCo-Creation Sherpaは顧客との共創を実現すること。ならばこちらからお願いするワークショップの開催に際しても共創のスタンスで行ってくれる方が良いと考え、そのようなファシリテーションが期待できる企業を選択しました。

研修前半:自分と向き合い、課題を明確にする

ワークショップの前半では、まず各自が抱えている仕事上の問題を共有しました。参加者からは、日々の業務で直面する様々な課題が挙げられました。

次に、リーダーとしての役割や、リーダーとして持つべき心構えについて深く掘り下げました。そして、各自が共有した仕事上の問題を「あるべき姿」「現状」「ギャップ」の3つの視点から整理しました。

この整理を通して、各々のリーダーが抱える問題の本質が見えてきたように思います。そして、リーダーとしての役割と、自身の現状を照らし合わせながら、自分ができること、すべきことを考え、それを全員で共有しました。


ワークショップの様子
グループワークの結果を共有している様子

講師の東谷さん
株式会社BHLインターナショナル 代表取締役


研修後半:リーダーシップの本質を学び、行動へ繋げる

ワークショップの後半では、リーダーシップの本質についてレクチャーを行いました。ドラッカーの考えや、講師の豊富な経験に基づいたリーダーシップの原理原則を学びました。

前半で整理した自身の課題と、後半で学んだリーダーシップの原則を照らし合わせ、自分には何ができていて何ができていないのかを具体的にまとめました。

最後にここまでまとめた内容をもとにして、今後のアクションプランを作成しました。参加者からは、具体的な行動目標や、それを達成するための具体的な施策が数多く挙げられました。

受講者(チームリーダー)の気づき・感じたこと


チームリーダーからは、次のようなコメントがありました。

  • 行動が他者に見られて、自らへの期待や評価が変化する。ということを再認識した。この構造を利用して行動によって他者への影響力を及ぼすことができるということも分かった。
  • 改めてリーダーに必要な資質や要件を学ぶことができたが、特に “目的意識 (使命感)” と “勇気” の大切さを実感した。リーダーシップ (人に対する影響力を発揮すること) を意識してチームを牽引していきたい。
  • 勇気をもった「行動・言動」の一貫性を果たすことは重要。「勇気」と「本気さ」が足りていなかった。
  • 問題に直面した際の行動にその人の在り方が現れる。その時に備えて、「今の自分の果たすべき役割」や「どうありたいか」を考えることが必要というメッセージ。以前、自分自身では考え抜いた部分でありできているつもりだったが、役割や環境が変わった今いざ振り返ってみるといろいろな部分が不十分だと感じた。
  • 自分が公私の”公”の立場が強いということを強く認識出来るワークショップだった。強すぎるあまり、変な影響が出ないように気をつけようと感じた。

また、ワークショップ中のワークから導き出された自分自身のあるべき姿に向け、自身が果たすべき役割、責任を言語化し、それを果たすための具体的なアクションプランをまとめるという事後課題を出しています。

振り返り

今回のワークショップでは、多くのリーダーが「どうすればチーム運営をより良くできるか」「メンバーがいきいきと働けるようにするにはどうすればよいか」といった、共通のテーマに関心を寄せていました。参加者同士が悩みを共有し、共感し合う姿を見て、クリエーションラインには素晴らしいリーダーたちが集まっていると心から感じました。

一方で、普段はチームでアウトプットを出すことに長けているメンバーも、個人の成長やリーダーシップといったテーマになると、新たな視点で考えることに戸惑う様子も見られました。より深く、複雑なテーマであったため、参加者の中には、頭を悩ませる場面もあったことと思います。

今回のワークショップでは、各セッションのねらいや意義を十分に伝えることができず、参加者の理解が不十分だった部分もあったと感じています。次回の開催に向けては、運営会社と連携し、より分かりやすく、参加者全員が積極的に取り組めるようなプログラムを設計していきたいと考えています。

次回は11月後半の開催です。それまでに、ワークショップをよいものにするための企画と、自分自身も受講者として、リーダーシップを高めるためのアクションプランの実行にチャレンジしていきます。最後までお読みいただきありがとうございました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Author

クリエーションラインでCHROとコーポレートチーム全体の統括をやっています。社会人開始時はエンジニア、その後営業、その後人事を15年以上やってきました。コーポレートチームの力で、CLの事業成長とメンバーの1人ひとりのイキイキを両方実現することを目指し、チャレンジしています。

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