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MongoDBのライセンスと機能の比較 2024 #MongoDB

こちらは2022年版の更新版となります。

MongoDBの利用形態

MongoDBには「MongoDB Atlas」と「MongoDB Server」という2つの利用形態があります。大雑把に言うと、クラウドサービスで利用したいか、自前で用意した環境でセルフホステッドで使用するかどうかです。

クラウドサービスで利用したい場合はMongoDB Atlasを選びます。こちらはMongoDB公式のクラウドサービスです。

セルフホステッドで利用したい場合は、「Community Edition」「Enterprise Edition」の2つがあります。

名前から何となく予測がつくと思いますが、PoCや検証用途で試す場合はCommunity Editionを選んでください。Enterprise Editionは、MongoDBから「Enterprise Advanced」のライセンスを購入すると使えます。弊社経由で購入していただく形となります。実は、MongoDBのダウンロードセンターからEnterprise Editionもダウンロード可能ですが、実際にダウンロードして導入するとライセンス違反となりますので、ご注意ください。

このページに行きついた方は、MongoDBを採用するか否かの検討段階だと思います。とりあえず触ってみたいという方は、過去の投稿「はじめましてMongoDB #1 MongoDBに触れてみよう」「はじめましてMongoDB #2 MongoDBを建ててみよう」も併せてご覧ください。

MongoDBのサポートサービス

MongoDB公式から出ているものとして、MongoDB AtlasとMongoDB Serverでそれぞれ独自のサポートサービスが展開されています。

MongoDB Server Enterprise EditionEnterprise Advansed
MongoDB Atlas・Basic(Free)
・Developer(Development Ready)
・Pro(Production Ready)
・Enterprise(Production Ready)

MongoDB ServerはEnterprise Advancedを契約することでEnterprise Editionが使えます。Community Edtionでサポート契約するという選択肢はありません。

MongoDB Atlasは4つのプランがあります。Basicが無料、Developer→Pro→Enterprise の順で価格が高くなり、サポートも手厚くなります。詳細は「MongoDB Atlasの料金見積もりのコツ」を読んでいただくか、弊社セールスにお問い合わせください。

比較表

項目MongoDB Atlas
(Developer/Pro/Enterprise Support)
MongoDB Atlas
(Basic Support)
Enterprise Advanced(Annual Subscription)Community Edition(Free)
License--CommercialAGPLv3.0(~2018/10/15)
SSPL(2018/10/16~) ※1
Replication Cluster(High Availability)
Sharding Cluster(Scalability)
Cross Region Cluster
Global Cluster
Serverless Instance
Mongo Shell
Relational Migrator
Mongo Query Language(MQL)
Role Based Database Access
mongodump
mongotop(モニタリングツール)
mongostat(モニタリングツール)
mongoimport/mongoexport
Web UIAtlas UIAtlas UIOps ManagerOps Manager
LDAP Authentication/Authorization
Encrypted Storage Engine
Auditing(監査ログ出力)
In-Memory Storage Engine(特定のノードをインメモリデータベース化)
MongoDB Compass(GUIのクライアントツール)
SQL Interface(各種BI製品との連携し、SQLアクセス)
Live Migration(サービス停止なしのマイグレーション, 宛先はAtlas)
App Service(アプリケーション開発フラットフォーム)
Trigger(DBイベントやスケジュール駆動のトリガー)
Charts(MongoDB Atlasが提供するBIダッシュボード)
DataLake(DB内のデータを分析用フォーマットでオブジェクトストレージに保存する機能)
Federated Query(オブジェクトストレージ内のデータへクエリ実行する機能)
Online Archive(クエリ可能なアーカイブ機能)
Kubernetes
Spark Connector
全文検索機能(Search)
ベクトル検索(Vector Search)
ストリーム処理
プロファイラー
パフォーマンスアドバイザー
メトリクス監視
Support SLA/ Support Availability
On-Demand Training(MongoDBユニバーシティをオンデマンドで利用可能)

※凡例: 〇 利用できる △利用できるが制約あり(要確認) ✖ 利用できない

制約ありの箇所の理由は多岐にわたり、ここではすべて記載することができません。(現時点でオフィシャルではなかったり、料金面で条件が付いているなど)気になることがあれば、弊社セールスまでお問い合わせください。

※1 SSPL(Server Side Public License)について

MongoDB Server Community版を利用して公開サービスを運用しながらも、MongoDB Communityには全く還元しない企業を牽制するために作ったと言われています。
Server Side Public License FAQ

MongoDB Server Community版を利用し、何かしらの公開サービスを提供している企業はSSPLの要件を確認したほうが良いでしょう。MongoDB Atlasを利用されるお客様は気にしなくても良いようです。

参考情報

MongoDBの各バージョンごとにサポート終了日が異なります。ライフサイクルスケジュールについては以下のサイトからご確認ください。

MongoDB Software Lifecycle Schedules

MongoDBの動作をサポートしているOSやハードウェアについては以下のドキュメントをご確認ください。

Install MongoDB

MongoDB 製品のサポートポリシーについては以下のサイトからご確認ください。

MongoDB Support Policies

Author

MongoDB日本語サポート担当。ITインフラや運用・監視・保守が好きです。
無駄のない構成やアーキテクチャを見てうっとりしています。

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