Mirantis製品リリース&サポート 最新情報(2024年4月)#Mirantis
Mirantis製品のリリース情報をお届けします。
本稿はMirantis社のリリースノートからの抜粋となります。最新のリリース情報につきましてはMirantis社のリリースノート全文をご確認ください。
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MKE(Mirantis Kubernetes Engine/旧Docker Enterprise & Universal Control Plane)
MKE 3.6.12 (2024-03-20)
- 今回のリリースの特徴
- Kubernetes for GMSA のサポートを開始
- ucp-cadviso rのコンテナレベルメトリクスのコンポーネントを追加
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/mke/3.6/release-notes/3-6-12.html
- 主なコンポーネントのバージョン:https://docs.mirantis.com/mke/3.6/release-notes/3-6-12/component-versions.html
- Kubernetes 1.24.17
- Calico 3.27.0
- セキュリティ情報:https://docs.mirantis.com/mke/3.6/release-notes/3-6-12/security-information.html
- 次の脆弱性を修正
MKE 3.7.6 (2024-03-20)
重要:
- Kubernetes 1.27.4 では、in-tree AWS クラウドプロバイダが削除されました。そのため、Kubernetes 1.27.4 を採用している MKE 3.7.0 は、in-tree AWS クラウドプロバイダをサポートしていません。もしあなたの MKE で in-tree AWS クラウドプロバイダを利用しているなら、代替の外部 AWS クラウドプロバイダへの移行手順をサポートする、今後リリース予定の MKE 3.7.z へアップグレードを延期する必要があります。
- in-tree AWS クラウドプロバイダを利用している MKE をバージョン3.7.6にアップグレードしようとすると、次のエラーとなります。
Your MKE cluster is currently using the AWS in-tree cloud provider, which Kubernetes no longer supports. Please defer upgrading to MKE 3.7 until a version that supports migration to an alternative external AWS cloud provider is released.
- 主な特徴:
- Kubernetes for GMSAのサポートを開始
- ucp-cadvisorのコンテナレベルメトリクスのコンポーネントを追加
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/mke/3.7/release-notes/3-7-6.html
- 主なコンポーネントのバージョン:https://docs.mirantis.com/mke/3.7/release-notes/3-7-6/component-versions.html
- Kubernetes 1.27.10
- Calico 3.27.0
- セキュリティ情報:https://docs.mirantis.com/mke/3.7/release-notes/3-7-6/security-information.html
MCR(Mirantis Container Runtime/旧Docker Enterprise Engine)
MCR 23.0.10(2024-03-20)
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/mcr/23.0/release-notes/23-0-10.html
- MCR 23.0.10は、Moby 23.0.10に基づいたリリースであり、CVEとバグ修正に重点を置いたパッチリリース
- MCR固有の変更点
- 次のコンポーネントを更新
- containerd バージョン1.6.30~rc.2
- runc バージョン1.1.12-rc1.m1
- cri-dockerd バージョン0.3.11
- Fipster (Go runtime) バージョンgo1.21.8m1
- 次のコンポーネントを更新
- 主なコンポーネントのバージョン:https://docs.mirantis.com/mcr/23.0/release-notes/23-0-10.html#major-component-versions
- セキュリティ情報:
- cri-dockerd バージョン0.3.11へのに更新により次の脆弱性を修正:
- runc/ctr バージョン1.1.12-m1 への更新により次の脆弱性を修正:
- containerd バージョン1.6.30~rc.2 への更新により次の脆弱性を修正:
- buildkit バージョン 0.10.7-m1 への更新により次の脆弱性を修正:
- rootlesskit における次の脆弱性を修正:
- Mobyにおける変更について:https://docs.mirantis.com/mcr/23.0/release-notes/23-0-10.html#changes-from-upstream
※MCR20系とMCR19系はいずれもサポートが終了しているEOLバージョンとなっております。EOLバージョンでは脆弱性が見つかってもパッチリリースなどの対応がなされませんので、MCR23系へのバージョンアップをお願いいたします。
※バージョンアップに関するご相談はこちらからお問い合わせください。
MSR(Mirantis Container Runtime/旧Docker Enterprise Engine)
MSR 2.9.17(2024-03-27)
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/msr/2.9/release-notes/2-9-17.html
- セキュリティ情報:https://docs.mirantis.com/msr/2.9/release-notes/2-9-17.html#security-information
- 次のミドルウェアコンポーネントのバージョンを更新しMSRの脆弱性を修正:
- Golang バージョン1.21.8
- Synopsys Scanner バージョン2023.12
- 次の脆弱性を修正:
- CVE-2024-24783
- CVE-2023-45290
- CVE-2023-45288:2024/04/03現在NVDに情報なし
- CVE-2023-45289
- CVE-2021-4048:NVD による最終解析後に修正済み
- CVE-2023-50447:NVD による最終解析後に修正済み
- 次のミドルウェアコンポーネントのバージョンを更新しMSRの脆弱性を修正:
MSR 3.0.12(2024-03-27)
重要:MSR3.0.zは4月20日にサポートが終了しEOLバージョンとなります。EOLバージョンでは脆弱性が見つかってもパッチリリースなどの対応がなされませんので、早急にMSR3.1.zへのバージョンアップをお願いいたします。
※バージョンアップに関するご相談はこちらからお問い合わせください。
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/msr/3.0/release-notes/3-0-12.html
- 特徴:Golang バージョン1.21.8とSynopsys Scanner バージョン2023.12を含むミドルウェアの更新に対応するMSR 3.0のパッチリリース。
- 主なコンポーネントのバージョン:https://docs.mirantis.com/msr/3.0/release-notes/3-0-12/component-versions.html
- セキュリティ情報:https://docs.mirantis.com/msr/3.0/release-notes/3-0-12/security-information.html
- 次の脆弱性を修正:
- CVE-2024-24783
- CVE-2023-45290
- CVE-2023-45288:2024/04/03現在NVDに情報なし
- CVE-2023-45289
- CVE-2021-4048:NVD による最終解析後に修正済み
- CVE-2023-50447:NVD による最終解析後に修正済み
- 次の脆弱性を修正:
MSR 3.1.3(2024-03-27)
- リリースノート:https://docs.mirantis.com/msr/3.1/release-notes/3-1-3.html
- 特徴:Golang バージョン1.21.8とSynopsys Scanner バージョン2023.12を含むミドルウェアの更新に対応するMSR 3.1のパッチリリース。
- 主なコンポーネントのバージョン:https://docs.mirantis.com/msr/3.1/release-notes/3-1-3/component-versions.html
- セキュリティ情報:https://docs.mirantis.com/msr/3.1/release-notes/3-1-3/security-information.html
- 次の脆弱性を修正:
- CVE-2024-24783
- CVE-2023-45290
- CVE-2023-45288:2024/04/03現在NVDに情報なし
- CVE-2023-45289
- CVE-2021-4048:NVD による最終解析後に修正済み
CVE-2023-50447:NVD による最終解析後に修正済み
EOL情報
EOLとはEnd of Lifeの略で、ベンダーによるサポート期間が終了する状態を指し、重大なバグや脆弱性が発見されても、パッチリリースや修正が行われない状態を指します。Mirantis製品のライフサイクルは通常2年です。そのため、定期的かつ計画的なバージョンアップメンテナンスが運用上の必須事項となっております。
詳細はMirantis社のメンテナンスライフサイクルページをご参照ください。
※MCRはバージョンアップに伴い、古いバージョンのOSはサポートがなくなる場合がございますので、OSの定期的なバージョンアップも必要となります。詳細はリリースノート内の compatibility matrixページをご参照ください。
現在サポートが終了している(EOL)バージョン
次にサポートが終了するバージョン
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