SoftLayerのLocal Load Balancingを検証する #softlayer
この記事は1年以上前に投稿されました。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。
今回は、SoftLayerのマネジメントコンソールから、Local Load Balancerを検証します。
事前準備
サーバの用意
Linuxサーバを2台用意してください。
web1.example.jp
web2.example.jp
Apache インストール
Apacheをインストールしてください。
# yum install httpd -y # service httpd start
PHP インストール
PHPをインストールしてください。
# yum install php -y
Phpinfo設定
ロードバランシングの確認のために、次のようにphpinfo();を設置しておいてください。
# cat << eof >/var/www/html/phpinfo.php <?php phpinfo(); ?> eof
Apacheを再起動してください。
# service httpd restart
SoftLayerのロードバランサー
ローカルロードバランサー
ローカルロードバランサーは、1か所のデータセンター内のサーバ間でロードバランシングを行うサービスです。
グローバルロードバランサー
グローバルロードバランサーは、複数のデータセンターに跨ってロードバランシングを行うサービスです。
Local Load Balancer
オーダ開始
マネジメントコンソール上で[Network→Load Balancing→Local」]を選択し、次に、画面右上の[Order Local Load Balancer]をクリックしてください。
「Order Local Load Balancer画面」が表示されます。
「Location」と「Select VIP」を選び、[Continue]を押してください。
「Order Local Load Balancer画面」で料金確認が表示されます。
「I have read the …」のチェックボックスにチェックを入れて[Place Order]を押してください。
画面が切り替わり、「Success! Order …」が表示されます。
リフレッシュボタンをクリックするか、ブラウザを再読み込みすると、ロードバランサが追加されているのが確認できます。
サービスグループの追加
一覧画面で「VIP Address」 をクリックした後、[Add Service Group]をクリックしてください。
サービスグループでは、サービスグループのタイプ、ロードバランシングの方法、ポート等の指定を行います。
以下は HTTP に対してラウンドロビンのバランシングを行う場合です。
[Group Type]
[Balancing Method]
下の画面の左のようにサービスグループの追加を確認してください。
ノードの追加
ノードを追加するには、[Add Service]をクリックしてください。
[Health Check Type]
IP アドレスやポート、ヘルスチェックタイプを指定して[Add]を押してください。バランシング先が複数ある場合は、対象台数分だけ追加登録を行います。
ノードの確認
サービスグループに追加したノードは、次のように一覧で表示されます。
ノードが使用可能であること「Yes」とステータスが「Up」になっているか確認してください。
ロードバランシングの確認
ブラウザからロードバランサーのIP Address(VIP)へ接続して見てください。
http://xxx.xxx.xxx.xxx/phpinfo.php
サーバのホスト名に注目してください。
ブラウザから数回リフレッシュして見ください。ホスト名がその都度変わっている様子が確認できるはずです。
まとめ
SoftLayerのロードバランサーは、このようにGUI上で簡単に設定して使うことができます。今回はローカルロードバラシング、HTTP及びラウンドロビンという限定的な範囲に絞って検証を行いましたが、状況に応じてロードバラシンググループのタイプやバランシング方法を選ぶことができます。