GitLabでオンボーディングを見える化 #GitLab #オンボーディング
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このエントリは、GitLabのアドベントカレンダーの8日目の記事として書かれたものです。
GitLabをこんな使いかたしているよ、という小ネタです。
クリエーションラインという会社は、アジャイル開発を得意としてまして、GitLabは開発現場でフル活用しています。またGitLabを販売したりもしています。
このエントリーは、開発現場以外でもGitLabを使うことでこんな改善が実現できたよ、という話です。
個人名の部分は白抜きで消してます。
それぞれのメンバーが「入社前」、「オリエン中」、「オンボーディング中」、「オンボーディング完了」など今どのようなステータスにいるのかがわかりますね。
各issueの中はこんな感じです。
これも個人名及び個人が特定できる部分は白抜きにしてます。
入社した方は、入社直後のオリエンテーションで、自分のIssueにアサインされます(アカウントは入社前に設定済みになっています)。
オリエンテーション後に社内システムなどの二因子認証設定など必要な手順を行い、それが正しく行われていることを履歴として残すために、このIssueにコメントを残していきます。
これを見える化していることで、取り残されている人がいないかもわかり、もしいれば他のメンバーもフォローすることができるようになりました。
またセキュリティ遵守状況の監査ログとして使うことも可能です。
このチェックリストを作るのは↓ このようにMarkdown形式で記述が可能です。
どうやるの?って思った方はこの辺りを参考にされると良いのではないかと思います。
このテンプレを設定しておくことで、新規メンバーがジョインする際に、プルダウンで選択するだけでこのチェックリストが反映されます。
実際の運用面の話をしていきます。
入社前に↑の手順で、Issueを作成します。
このIssueには、同じチームのメンター及び所属するチームのチームリーダーもアサインされます。
※メンターがアサインされないケースもあります。
このIssueには、オンボーディング状況を可視化し改善していくために、オンボーディングチェックリストもあります。
ここにアサインされたメンバーが、実施した項目をチェックして、このメンバーに対してどのようなオンボーディングの施策が実施されているのかを共有します。
このチェック項目は、オンボーディングガイドラインをチェック項目に落とし込んだものです。
今回のこの見える化をやろうと思った経緯は、先日fukabori.fmに出演させていただいた際に、ホストのiwashiさんから教えていただいたやり方です。(iwashiさんのところでは、Microsoft Plannerで見える化しているそうです。)
安田出演回はこちら
iwashiさんが↑について話をしているのは後半の47:35あたりでお話ししていただいています。
iwashiさんにはいつも色々なことを教えていただいて感謝しかありません🙏
ちなみに僕らが活用しているオンボーディングガイドラインも、元々はiwashiさんが主導して公開されたオンボーディングハンドブック(https://nttcom.github.io/onboarding-handbook/)を参考にさせていただき作成したものとなります。感謝しかありません。
また弊社バックオフィスメンバーのみなさんにも感謝です。今回僕は「GitLab使うとこんなことできるっぽいよ」と言っただけで何もしてません🙇♂️ 情シス担当メンバー、人事担当メンバー、オリエンテーション担当メンバーなどが協力して、あっという間に実現してくれました。このそれぞれの役割をもつメンバー同士がコミュニケーションをとって素早く価値を創り出せたことって本当に素晴らしいし、こういう取り組みがバックオフィスチーム(人事、総務、情シス、経理、営業事務)を「ひとつのチーム」にして実現したかったことのひとつだったんだということを改めて認識することができました。改めてメンバーのみなさんに感謝です🙏
ということで、今回はGitLabをバックオフィスチームで活用している事例をご紹介しました。
日本でも多くのバックオフィスチームでこのような見える化が進み、少しでも多くの職場が活き活きすることにつながれば嬉しいです。