GitLab 14.2 製品アップデートニュースレター #GitLab #GitLabjp
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製品アップデート
2021年8月にリリースされたGitLab 14.2の製品アップデートをお知らせします。同月に追加された50以上の新機能のうち、主なものを抜粋して紹介しています。
今回は顕著な機能追加が目白押しです!アップグレード時の注意点も含め、いつもより情報満載でお届けします。(製品アップデートの内容はGitLab社のリリースブログを要約したものです。)
文末にはオンライントレーニング、GitLab概要説明動画のダウンロード開始など、その他の有益な情報も掲載しています!
GitLab Build Cloud for macOS ベータ版/GitLab Build Cloud for macOSbeta
今回、GitLab SaaSの"Build Cloud for macOS" (ベータ版)でアプリケーションをビルドすることができるようになりました。
ベータ版へのアクセスは、まず承認されたお客様とオープンソースコミュニティプログラムのメンバーに限定されます。
2021年8月22日時点でGitLab SaaSをご利用のお客様は、イシューを作成してアクセスをリクエストすることができます。リクエスト用のイシューテンプレートが用意されているので、そちらを利用してください。
詳細はこちらのブログ記事をご覧ください。(英語版のみ)
Gitpod ワークスペースをマージリクエストから起動/Launch a preconfigured Gitpod workspace from a merge request
GitLab 13.5で導入されたGitpodインテグレーションでは、既存のマージリクエストを確認するためにGitpod環境を立ち上げると、はじめにメインブランチに対して環境を構築してから、ターゲットブランチに切り替えて環境を再構築する必要がありました。
GitLab 14.2 では、マージリクエストのページから Gitpod を直接起動できるようになりました。あらかじめターゲットブランチを使うように設定しておくことで、レビューを高速化し、コンテキストスイッチを減らすことができます。
Gitpod とのインテグレーションを有効にすると、マージリクエストにグループ化された 「Open in」ボタンが表示され、Web IDE または Gitpod のどちらかでマージリクエストを開くことができるようになります。
この機能は、Gitpod社 Cornelius Ludmann さんのコントリビューションによるものです。
詳細はこちらをご覧ください。(英語版のみ)
ステージレス パイプライン/Stageless pipelines
パイプライン設定で"needs"キーワードを使用すると、ステージの順序をスキップし、他のジョブの完了を待たずにジョブを実行でき、サイクルタイムを短縮できます。以前は、"needs"は異なるステージのジョブ間でのみ使用できました。
今回のリリースでは、この制限が取り払われ、任意のジョブ間で"needs"を定義できるようになりました。その結果、ステージを定義せずに完全なCI/CDパイプラインを作成できるようになりました。すべてのジョブに"needs"を含めることで、実行順序を設定できます。これにより、パイプラインの作成にかかる時間を短縮し、さらに高速に実行できる、簡潔なパイプラインを定義することができます。
詳細はこちらをご覧ください。(英語版のみ)
グループメンバーシップのCSVエクスポート/Export membership CSV report from top-level group
特定のグループに属するすべてのメンバーをリストアップしたレポートをエクスポートできるようになりました。これはインスタンスレベルではすでに可能でしたが、トップレベルのグループでも実現できるようになり、GitLab SaaSでも利用可能になりました。
このレポートには、ユーザー、メールアドレス、パーミッションレベルなどの情報が含まれており、グループにアクセスできるユーザーがすべて記述されています。
このレポートにより、グループやプロジェクトに属するメンバーや、そのパーミッションレベルを素早く把握することができ、必要なアップデートを迅速に特定できます。
この機能は、SaaSおよびSelf-managedのPremium以上でご利用いただけます。
詳細はこちらをご覧ください。(英語版のみ)
イシューボードでイシューのタイトルを編集/Edit issue title from an issue board
イシューボードの右サイドバーではイシューの担当者やラベルなどを編集できますが、これまではタイトルを編集できませんでした。そこで、別のページに移動することなく、イシューボード内でイシューのタイトルを簡単に編集する方法を追加しました。タイトルを編集するには、イシューを選択し、右サイドバーで「編集」を選択します。
詳細は、こちらをご覧ください。
ソースコードを共有せずにコンテナレジストリを共有/Share your container registry without sharing source code
プロジェクトを設定する際に、イシューやリポジトリなどの機能別にパーミッションを制御できます。例えば、公開プロジェクトでは、リポジトリへのアクセスをプロジェクトメンバーのみに制限できます。
しかし、コンテナレジストリは、機能のオンとオフを切り替えることしかできませんでした。これは、コンテナレジストリへのアクセスをリポジトリとは別に制御したい場合には問題になります。
今回のリリースでは、リポジトリやその他の機能のアクセスレベルとは別に、コンテナレジストリのアクセスレベルを定義できるようになりました。これは、プロジェクトのユーザーインターフェースやAPIでも行うことができます。
・詳細は、こちらをご覧ください。(英語版のみ)
・詳細に関する動画は、こちらをご覧ください。(英語版のみ)
アップグレード注意
GitLab 14.2 へのアップグレードに関する重要なお知らせ/Important notes on upgrading to GitLab 14.2
GitLab 14.2 にアップグレードする前に、GitLab 14.0 の最新パッチリリース (14.0.Z) または GitLab 14.1 の最新パッチリリース (14.1.Z) のいずれかにアップグレードする必要があります。事前に、指定された先行リリースに含まれるバックグラウンドマイグレーションを終了する必要があるためです。
詳細については、GitLab 14.2 アップデート手順をご覧ください。
互換性に影響する変更
ジョブログファイルのサイズ制限が100MB/Max job log file size of 100 MB
GitLab 14.2では、ジョブログファイルのサイズ制限を導入し、デフォルトで100MBに設定しました。Self-managedのGitLabインスタンスの管理者は、これを任意の値にカスタマイズすることができます。この制限を超えたジョブは失敗とマークされます。
GitLabに関する情報
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