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開発者が望む運用プラットフォームを選択しよう! Docker Enterpriseがそれである理由 #docker #kubernetes #k8s

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Kubernetesに関するエキサイティングなニュースやバズりの影で、ある重要な事実についてはあまり語られてきませんでした。それはコンテナ化アプリケーションがどこで、どのように開発されるかという事実です。Dockerのルーツをたどると、Dockerコンテナを最初に導入したのは開発者たちでした。Dockerコンテナによって開発者が抱えていたローカル環境における課題は解消され、アプリケーション開発は簡単化・高速化しました。

それから5年の月日が流れ、開発者は以前にも増して重要な存在となりました。彼らはモダンなアプリの開発や、組織の基幹となっている既存アプリのモダナイズを担っています。IT運用者がアプリケーションプラットフォームを選択する際に犯し得る最も大きな過ちは、開発者の賛同を得ずに決断することでしょう。

第2次「シャドーIT」を回避する

パブリッククラウドの初期、開発者はコンピューティング資源への素早いアクセスのためにIT運用者に相談せずにこっそり行っていました。第1次「シャドーIT」です。今日、ほとんどの大企業はクラウドアプリケーションとクラウドインフラストラクチャを採用し、アプリケーションの開発チームと運用チームは協力し合ってそれぞれの役割を果たしています。

しかし、開発チームの賛同を得ずにコンテナプラットフォームを選択すると、第2次「シャドーIT」を招きかねません。プラットフォームを選択する際に開発者にも意見を聞くべき理由は次の3つです。

1. 直感的に使用できるツール = 開発者の生産性

開発者は優秀です。彼らはシンプルで余計なものがないツールやソリューションを望みます。それが開発を容易にするからです。開発者が望むのは、よく知っているコマンドを実行できる、慣れ親しんだツールです。このことが結果として生産性を高め、より多くのエネルギーをイノベーションに費やすことにつながります。開発者があるツールへ習熟するために要する期間を効率の指標として計測する企業もあります。

何百万人もの開発者がすでにDocker Desktopを利用しています。なぜなら新しいコマンドを覚えたり、新たなワークフローをマスターせずとも標準のDocker CLIとKubernetes CLIが使えるからです。開発者のIDEやCIツールを直に統合することができ、アプリ開発の方法を改めて学ぶ必要もありません。

Docker Desktop Enterpriseでは、たった1回のクリックで開発者がローカルで、認定済みのKubernetes環境を作成することができます。新しいアプリケーションデザイナGUIとカスタマイズ可能なアプリケーションテンプレートを使えば、これまでのDockerに関する知識がない人でも、コンテナ化アプリケーションをさらに容易に開発できます。

アプリケーションプラットフォームと開発者のツールを一貫性を持って機能させることができれば、グループ間の密接なインテグレーションを実現することができます。

2. プラットフォームの現在とこれから

多くの企業にとって、昨日まで使っていた技術スタックが今日使える技術スタックとは限りません。つまり今日使っている技術スタックも、明日以降使えるとは限らないということです。開発者の生産性を高めるために、開発チームも自身の仕事を容易にするための、新たな言語・新たなフレームワーク・新たなアーキテクチャ・新たなOSを有する新たなアプリケーションスタックを探し求めています。このようにして、新たなプラットフォームが混在していきます。

言い換えれば、開発チームは案件ごとに適したツールを選び使用したいと考えており、1つのOSや言語に縛られることを望みません。開発チームのニーズに合致したプラットフォームを自ら選択できる柔軟性を彼らに与えれば、第2次「シャドーIT」に突入することを避けることができます。このことは、オンプレミス・VM・ベアメタル・単一または複数のパブリッククラウドなど、アプリケーションをデプロイする場に関して柔軟性を求めている運用チームにとっても有効です。

Dockerプラットフォームは、あらゆる言語・フレームワーク・インフラストラクチャをサポートする完全に中立的なコンテナ化へのアプローチを提供しています。新しいDockerアプリケーションパッケージングフレームワークは、コンテナの先にも目を向け、今後到来するであろうクラウドベースのサービスやサーバーレス機能もサポートします。

3. 内在したセキュリティ

セキュリティが重要であることは周知の事実ですが、しばしばセキュリティは開発の生産性においては障壁とみなされます。運用チームは、開発ライフサイクルに組み込んだガードレールとガバナンスモデルを提供することで、開発者が安全なアプリケーションを開発することを助けることができます。

最適な方法の1つは、事前に承認したアプリケーションテンプレートを開発チームに提供することです。これらの中には、セキュリティをもともと組み込んでいるモダンなアプリケーションの「雛形」があります。既知の脆弱性に対し事前にスクリーニングし、すべて適切にパッチがあてられた、承認済みの技術スタックを活用できるのです。Docker Desktop Enterpriseと、Docker Trusted Registryの組み合わせが提供するこれらの機能によって、開発チームは本番環境用に準備の整ったコードを迅速に出荷できます。

論より証拠!

アプリケーションプラットフォームへの採用は行き詰まりがちです。アプリケーションアーキテクトたちや開発チームと密接に仕事をすることで、Kubernetesやコンテナプラットフォームへの投資が無駄になることを防ぎます。Docker Enterpriseを採用している800以上の企業ユーザとの経験から、私たちは、Dev(開発)とOps(運用)が共に協力し合って向上する組織は、そうでない組織に比べ、より大きな価値をもたらすことをお約束します。


原文: Don’t Pick an Ops Platform Your Devs Won’t Use

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