フォレスター・ニューウェイブがDockerをコンテナプラットフォームの旗手と評価 #docker
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コンテナ技術の導入が進み続けて成熟するに伴い、多くの企業がエンタープライズコンテナプラットフォームの重要性に気づき始めました。コンテナプラットフォームがもたらすものはアプリケーション用ランタイムに留まらず、ソフトウェアサイクル全体においてコンテナ上でアプリケーションを大規模かつ安全な運用を可能とするための管理ソリューションです。
コンテナはアプリケーションのパッケージ化における大改革を開発者にもたらしました。そしてコンテナプラットフォームは企業においても、オンプレミスおよびマルチクラウドの両者におけるミッションクリティカルなレガシーアプリケーションとマイクロサービスの両方の安全な管理方法に変化をもたらしています。企業は、コンテナランタイムとオーケストレーション技術のみでは次のような重要な問いに対する答えが出ないことを認識し始めています:
- そのアプリケーションの起源は?
- 企業や業界で構築したアプリケーションはベストプラクティスであったと言えるか?
- そのアプリケーションはセキュリティ診断を受けたか?
- クラスタは期待通りの働きをしてるか?
- アプリケーションが障害を起こしていたり、パフォーマンスが下がっている場合、どこを見るべきなのか?
- この環境は自分たちが使おうとしている新しいハードウェアやクラウドでも同じように機能するのか?
- このコンテナ環境では、自分たちの既存のインフラやツールを使用できるのか?
業界のトップアナリストたちが訴える、企業へのコンテナプラットフォームの導入の必要性
ここしばらくの間、オーケストレーションソリューションとコンテナプラットフォーム間の市場において、多くの混乱が見受けられました。しかし今年に入ると、業界のトップアナリストを有する各組織間でコンテナプラットフォームの定義が一致してきているようです。10月中旬、Forrester社がForrester New Wave™: Enterprise Container Platform Software Suites, Q4 2018(フォレスター・ニューウェイブ:コンテナプラットフォーム・ソフトウェアスイート)を公開しました。その中でDockerをコンテナプラットフォームの旗手と評価しています。
このレポートはランタイムやオーケストレーションを超えるコンテナプラットフォームソリューションについて、次の項目による多角的なレビューに基づいています:
- イメージ管理
- 運用管理
- セキュリティ機能
- ユーザ体験
- アプリケーションのライフサイクル管理
- 統合とAPI
- その他
エンタープライズコンテナプラットフォーム: Dockerのアプローチ
Docker社は、選択可能な柔軟性と、アジリティおよびセキュリティに重きを置いて構築したコンテナプラットフォームをご提供することをお約束しています。Docker EEは、いまや世界各国で650以上の組織が利用しています。多種多様なユースケースをサポートし、プライベートなデータセンターおよびパブリッククラウドを含むさまざまな形態のインフラストラクチャ上で実行されています。コンテナ化した結果、インフラストラクチャの多大なるコストの軽減をはじめ、運用の効率化、そしてセキュリティの強化をすべてのユーザが実感しています。
Docker社が目指しているものは、Windows Serverアプリケーションを含むすべてのアプリケーションに適したエンタープライズソリューションであることです。コンテナ技術がLinuxによるものとはいえ、現在、世界で使われているすべての商用アプリケーションの半分以上はWindows Serverアプリケーションです。Docker社は早くからMicrosoft社と連携し、2年以上前から組織のコンテナ化と本番環境におけるWindows Serverアプリケーションの運用を支援してきました。さらに重要なことは、DockerコンテナプラットフォームはWindows ServerアプリケーションおよびLinuxアプリケーション両者に対応していることです。つまり、イメージ管理から運用管理に至るまでをカバーし、また十分に統合したセキュリティ機能や優れたユーザ体験など多くのものを両者で同じように扱えるのです。
私たちはフォレスター・ニューウェイブレポートにおいて、コンテナプラットフォームの旗手として評価されたことを光栄に思います。またより多くの企業がコンテナプラットフォーム戦略を実践する際にサポートできることを楽しみにしております。
Docker EEとコンテナプラットフォームの重要性についてもっと学ぶ:
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