[和訳] Chefによるクラウド移行の実践ガイド #getchef

本稿は Practical Guide to Cloud Migration with Chef (2018/4/25) の和訳です。

組織は今、猛烈な速さでワークロードをクラウドに移行しています。その理由は明らかです。クラウドプロバイダは、ユーザの要望に応じて新しい環境やインフラストラクチャをプロビジョニングする機能を提供しています。これにより組織は、群を抜くスピードと高い効率で、IT環境やインフラの規模を拡大できます。高額な維持費と複雑な管理が必要なネットワークやストレージハードウェアは、ベンダーが管理するサービスに代替可能なのです。このようにクラウドへ移行するメリットは計り知れません。しかし、移行を成功するには慎重な計画が必要です。

私たちの最新のホワイトペーパー、Chefによるクラウド移行の実践ガイド ではまず始めに、組織がクラウドにデプロイするにあたって直面する困難な点をまとめています。日々変化する運用ニーズに対応するため、クラウドベンダーは様々なツールを提供しています。しかし、エンドユーザとみなさんがそれぞれ負うべき責任の及ぶ範囲の境界線の特定は、一見しただけでは難しいものです。たとえみなさんがクラウドにおける自身の責任について熟知したとしても、既存の伝統的なデータセンターと、最新のクラウド環境を同時に管理するには、それら2つの異なる環境で作業が重複しないよう、ツールやワークフローには一貫性が必要となります。そして成長を続けるにしたがって最終的には、複数のクラウドにコンテンツをデプロイしたり、既存のプロセスを複数のベンダーのサービス上で採用する機能などが重要になります。

ありがたいことに、Chefはこれらすべての課題に対応しています！ 実践ガイドの残りの部分では、Chefの抽象化および統合が、クラウドにおけるユーザの責任の理解をどのように手助けするかの事例をはじめ、1つの設定コードベース下におけるハイブリッド環境の維持や、1つのワークフローでクラウド環境全体を一貫して監査、設定する方法の適用などについての事例を紹介しています。また、1つの環境であれ、複数のプラットフォームおよびクラウドベンダーにわたる環境であれ、Chef Automateが環境が変化する様子の可視化に役立つ点についても触れています。

Chefによるクラウド移行の実践ガイド をダウンロードしましょう。

次は何？

• 実例をご覧になりませんか？ 先日録画したウェビナーで ChefとAWSによるクラウドへの移行が成功 した様子をご覧いただけます。実践ガイドで触れている情報の多くをカバーするデモも収録しています。
• ぜひご自身の目で確かめてください。Cloud Technology Partners (CTP) にいる私たちの友人が、別のウェビナーでクライアントのクラウド移行において、Chefでどのようにサポートしたかについて話してくれました。
• AWSおよびMicrosoft AzureでChefを利用するための、セルフガイドチュートリアル集とともにLearn Chef Rallyでハンズオンを行ってください。