[和訳] Docker for DesktopがKubernetesの公式認定を取得 #docker #kubernetes #k8s
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本稿は Docker for Desktop is Certified Kubernetes (2018/04/25) の和訳です。
"あなたはKubernetesに正式に認定されました。"このメッセージによって、Docker for WindowsとDocker for Macが Kubernetesのコンフォーマンステストに合格した ことを知りました。昨年のDockerConヨーロッパで予告したDocker for MacとDocker for WindowsへのKubernetes統合は、 今年の1月から 利用可能になりました。今回の認定はDocker for WindowsとDocker for Macをお使いの多くのユーザにとって重要な意味をもちます。それはなぜでしょうか?
Kubernetesは他のプラットフォームを構築できるプラットフォームとして設計されています。他の類似したプロジェクト同様、ディストリビューションごとに異なる部分が多いため、各アプリケーションがあまり可搬性があるとは言えない状態であったことがリスクでした。Kubernetesプロジェクトはこのリスクに取り組むために コンフォーマンス(適合)・ワーキンググループ を発足しました。これはKubernetesを配布するすべてのユーザが実行できるテストスイートと、テスト結果を受け付けて正式な認定を提供するグループです。このテストスイートは、さまざまなAPIが適正に公開されているか、またコアAPIを使用して構築したアプリケーションの実行が成功しているかなど、Kubernetesの動作を入念にチェックします。事実、私達の企業向けコンテナであるDocker EEはこのテスト一式を使用して公式認証を取得することができました。このテストの詳細は、 https://github.com/cncf/k8s-conformance をご参照ください。
私達は Docker for Windows と Docker for Mac がユーザにとって、DockerとKubernetes向けアプリケーション開発においてもっとも簡単な方法となることを願っています。そのため、この認定の取得はとても重要なことだったのです。自身の開発したアプリケーションとその設定をローカルで容易にテストできなければ、開発者は常に、あの恐ろしい「私のマシン上では動作してたんだけどな...」リスクにさらされていることになりかねないからです。
先週リリースしたDocker EE 2.0および、そのKubernetesサポートに続く今回の発表は、来週コペンハーゲンで行われるKubeConヨーロッパに参加する私たちにとって、これ以上ないタイミングでした。DockerがKubernetesを統合した背景や、今後の計画に興味のある方はKubeConヨーロッパのS-C30番ブースにお立ち寄りください。また DockerとKubernetesのワークショップ へのお申し込みや ワークショップ後の講演 へのご参加もお待ちしております。
KubeConヨーロッパに来場できない方は、KubernetesとDockerプラットフォームの統合について学べる機会として、サンフランシスコで開催予定の DockerCon 2018 への参加をぜひご検討ください。
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