[和訳]Docker Universal Control Planeを使ってロードバランシングとサービスディスカバリーを設定するには #docker
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本稿は Configuring Load Balancing and Service Discovery with Docker Universal Control Plane (2016/3/2) の和訳です。
最近のアプリケーションは、大型のコンピュータクラスタを利用して簡単にスケールできる、より小型で分割されたマイクロサービスとして宣伝されています。そのマイクロサービスの手法は2つのキーとなる構造上の考えを強調しています:サービスディスカバリーとロードバランシングです。
開発者はアプリケーションをスケールするように構築する際、各サービスがクラスター内外で、他のサービスによってどのように発見されるかを考慮し設計する必要があります。また、これらのサービスはクラスター全体で同時にスケールするので、最も負荷分散できるよう、サービスが均等に使用されなければなりません。
我々は最近、Docker Datacenterをアナウンスしました。これにより組織は、オンプレミス、あるいは組織の仮想プライベートクラウドをContainer as a Service (CaaS)プラットフォームとして展開することが可能になります。CaaSは、開発者が独自にアプリケーションを構築し展開できる、ITで管理された信頼性の高いアプリケーション環境です。Docker Datacenterは、分散アプリケーションをどこでも構築、配送、実行できるよう、Universal Control Plane (UCP)、Docker Trusted Registry (DTR)、 そして商用サポート版 Docker Engineなどの機能を持っています。本日私たちがリリースする参照アーキテクチャのサポートにより、設計やロードバランシングとサービスディスカバリのために UCP を使う手助けになります。
参照アーキテクチャは、複数のノードで構成される高い可用性を持つ UCP クラスタでアプリケーション・コンテナを実行する手助けになります。そして、クラスタでは専用のロードバランサ Interlock(イベント駆動のサービス・ジレストレータ) を実行するか、あるいは、任意の業界標準ロードバランサ(NGINXやHAPROXY)を実行します。我々はサンプルアプリケーションを提供する予定です。このアプリケーションはComposeファイルで定義したDockerネイティブのマルチホスト・クラスタ上で動きます。設定と展開が終わったら、ユーザーによりトランザクションの送信や結果を確認するために発生したリクエストは、すべてロードバランサーを通して適切なサービスにロードバランスされます。
参照アーキテクチャは、構築、詳細設定、サービスディスカバリーとロードバランシングを使用して作成可能な CaaSプラットフォームをビルドするベストプラクティスについて説明しています。
これらの資料を使って早速今日始めてみましょう。