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スキルアップ支援制度について

クリエーションラインのCHROの小笠原です。

この7月から「スキルアップ支援制度」を導入しました。スキルアップ支援制度とは、CLメンバーの成長をサポートするために、スキルアップにかかる費用を年間10万円まで補助する制度です。メンバーとその上司であるチームリーダーが話し合って合意すれば、どのようなコンテンツにも利用できるようにしています。これまでCLには複数の人材育成支援制度がありましたが、今回それらを1つに統合し、シンプルでわかりやすい制度にしました。新たな制度としてリリースしたことを契機に、今後は多くのメンバーに利用して頂きたいと考えています。
また、今年度はトライアル期間とし、この期間に試行的に運用することで制度運用の効果検証を行なっていきます。

今回のCL Tech Blogでは、制度導入の目的と制度導入にかける思いを説明します。

新しいことへのチャレンジを奨励し、リーダーがチャレンジを支援する文化を作りたい

CLのミッションは、「IT技術によるイノベーションにより顧客と共に社会の進化を実現する」です。私たちは、技術スキルを活かして顧客に価値を提供し続ける企業であり、そのためにはメンバーの皆さんが自身の価値を高めるために、スキル開発に積極的に取り組んで頂く必要があります。

スキルアップ支援制度の1つ目の目的は、スキル開発費用の一部を会社が負担することで、メンバーの皆さんのスキル開発を奨励することです。この制度を多くのメンバーの方に利用していただき、前向きなチャレンジのきっかけになればと思います。

2つ目の目的は、チームリーダーがメンバーの成長支援に積極的に関与することです。
チームにはさまざまなタイプのメンバーがいます。自分でスキル開発の目標を決めて自主的に取り組むことが好きなメンバーもいれば、リーダーと相談しながら目標を決めていくことが好きなメンバーもいます。後者のメンバーには、リーダーと一緒にスキル開発の目標を立てる際に、この制度をうまく活用してもらいたいと思います。

これらの2つの目的を果たすことで、CL全体にスキル開発の文化が広まり、メンバー一人ひとりの成長と会社全体の成長につなげていきたいです。

個別のスキル開発計画に応じた柔軟な支援と、透明性の確保が必要

CLには、エンジニア、セールス&マーケティング、コーポレートの3つのチームがあり、それぞれの領域に専門家がいます。エンジニアの中にもさまざまな職種があり、幅広い専門性を持つメンバーがいます。そのため、共通して磨くべきスキルはあるものの、多くのスキルはそれぞれの専門領域によって異なります。

したがって、会社側が多様な研修を用意するよりも、メンバー一人ひとりの「これを学びたい」という思いを尊重し、その内容に投資する方が現実的です。その方が皆さんも能動的に取り組めるのでは?と考えています。

一方で、選んだコンテンツがCLの目指す方向性と合っているかは確認が必要です。事業方針に合ったものに投資ができているかの判断が必要だからです。そのためこの制度では、どのコンテンツを選ぶかの裁量をチームリーダーにお渡しし、チームリーダーの判断でコンテンツを選べるようにしています。チームリーダーの力量が問われますが、チームリーダーの皆さんがその裁量を持つことが人材育成に対するオーナーシップにつながり、結果として育成の効果が高められると考えています。

なお、メンバーの皆さんがどんなものに利用をしているかは、全社で公開するスプレッドシート上で管理し、誰でも参照できるようにします。選んだ内容が会社の事業方針に合っているかを公開することで制度の透明性を保つことがねらいです。中には事業方針に合わない場合には申請をお断りすることもありますが、その理由も含めて公開をします。情報を公開することで、社員が自分のロールモデルとなる先輩や同僚が、どんなコンテンツを利用しているかを参考にすることもできます。

トライアル期間に全員で知恵を絞って考え、良い制度にしていきたい

この制度のポイントは、裁量がチームリーダーにあることです。そのため、チームリーダーが適切に運用できるかが問われています。どのようなコンテンツを利用すれば良いかは千差万別で、どんな希望が出てくるかは試してみないとわかりません。また、全てをチームリーダーが判断するのは難しいため、追加のルールが必要になるかもしれません。例えば、業務と関係のないe-Learningのサブスクリプション申し込みは対象外としていますが、他にもルールが必要になる場合があります。

このような課題を洗い出すために、約半年間のトライアル期間を設けています。この期間に出てきた課題を踏まえてしくみの見直しをしていき、良い制度を作り上げたいと思います。

また、トライアル期間を経てどのような経験が得られたかについても、このブログで紹介したいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Author

クリエーションラインでCHROとコーポレートチーム全体の統括をやっています。社会人開始時はエンジニア、その後営業、その後人事を15年以上やってきました。コーポレートチームの力で、CLの事業成長とメンバーの1人ひとりのイキイキを両方実現することを目指し、チャレンジしています。

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