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価値創出にコミットするということ

〜「Co-Creation Sherpa」と「Co-Creation Value」について〜

クリエーションラインの代表をしている安田です。クリエーションラインにとって、今後メインビジネスにしていく「Co-Creation Value」というものについて、ご紹介したいと思います。
まずこの「Co-Creation Value」を語る際に、切り離すことができない「Co-Creation Sherpa」について、話をしていきます。

Co-Creation Sherpaとは

Co-Creation Sherpaとは、クリエーションラインが目指す姿であり、お客様と共に社会の進化を実現するためのビジョンです。以前社外向けにも「CL指名型開発」としてブログで紹介したこのコンセプトは、2024年5月に社内外向けにコンセプトを含めて浸透させていくことを目的にして「Co-Creation Sherpa」と改名しました。これは私たちが在りたい姿であり、やりたいことそのものです。
「Sherpa」とは、「登山者が山の頂上に辿り着くための手助けをする案内人」を意味する登山用語です。
私たちクリエーションラインは、お客様の本当に実現したいこと(Why)を深く理解し、それに共感することで、サービス、プロダクト、組織の改善など様々な形で早期にカタチにします。いわゆる顧客が達成したい目標(山頂に辿り着く)に対して伴走し、ツールなどを駆使して時に導き、時に山頂までのルートを一緒に考えていく役割を担っていきます。これはまさに「Sherpa」であろうということになります。またCo-Creation=共創のための「Sherpa」ということで、この「Co-Creation Sherpa」という名称を採用しました。

競争力の源泉(コア・コンピタンス)=Co-Creation Sherpa

私たちクリエーションラインの競争力の源泉であるCo-Creation Sherpa =「顧客伴走型の企画・実装力」は、全メンバーが一丸となって築き上げてきた以下の4つの要素にあります。

人: 私たちは、人材が会社の成功の鍵であると信じています。メンバー一人ひとりがHRTをベースとした魅力的なパーソナリティ、高い専門知識、技術力を持ち、チームとして協力し合うことで、最適なソリューションを提供しています。アジャイル思考を持つメンバーたちは、迅速かつ柔軟に変化に対応し、顧客のニーズに応えていきます。
技術: ソフトウェアエンジニアリング技術を基盤にしながら、クラウドネイティブ技術、AI/LLMなどの先端IT技術を積極的に活用します。これにより、顧客に対して最適なソリューションを提供し、競争力を維持しています。また、私たちはドメイン知識を深めることで、より効果的かつ効率的な価値を創り出していきます。
環境: 私たちは、顧客が最大限の生産性を発揮できるような開発環境を整備していきます。オープンなコミュニケーションを重視し、意見交換が活発に行われる環境を作り出しています。これにより、迅速な問題解決と革新的なアイデアの創出が可能となります。
文化: クリエーションラインの文化は、HRT(謙虚・尊敬・信頼)+Joy(喜び)を基盤としています。この文化は、メンバー間の信頼関係を強化し、顧客との長期的な信頼関係を築くための基盤となっています。また、私たちは開発のみならず経営にもアジャイルなアプローチを取り入れ、時代の変化に柔軟に対応していきます。
これらの要素が組み合わさることで、クリエーションラインは顧客にとって真のパートナー(Sherpa)となり、持続的な競争力を発揮していきます。

Co-Creation Valueとは

Co-Creation Sherpaという弊社の今後の事業方針をご理解していただいたことを前提にして、話を進めていきます。次に共有するのは本日のメインテーマである「Co-Creation Value」についてです。「Co-Creation Value」は、今後クリエーションラインが提供するビジネスモデルの一つであり、顧客と共に新たな価値を創造することを目的としています。このモデルは、単なるサービス提供者としてではなく、顧客のパートナーとして、共に歩み、共にリスクを分担しながら、成功を目指すアプローチです。

Co-Creation Valueの特徴:

  • 顧客との緊密な連携:Co-Creation Valueでは、顧客と密接に協力し、彼らのビジョンや目標を深く理解することが求められます。これにより、顧客の真のニーズに応じたカスタムソリューションを提供することが可能となります。
  • リスクと報酬の共有:このモデルでは、プロジェクトのリスクを顧客と共に負い、成功報酬型のビジネスモデルを採用します。これにより、両者が共に成功を追求する強力なインセンティブが生まれます。
  • 持続可能な成長:顧客との長期的なパートナーシップを築くことで、持続可能な成長を目指します。短期的な利益ではなく、長期的な価値提供を重視することで、顧客との信頼関係を強化します。
  • 全プロセスの共創:プロダクトやサービスの企画、開発、運用、改善の全てのプロセスにおいて、顧客と共に取り組みます。これにより、プロジェクト全体の一貫性と品質が向上し、最適な成果が得られます。
  • 組織全体のシナジー:Co-Creation Valueは、クリエーションラインの全ての事業ポートフォリオが相互に作用し、シナジーを生み出すように設計されています。各チームが専門知識を共有し合い、顧客に対して総合的な価値を提供します。

Co-Creation Valueの実践イメージ

例えば、新しいソフトウェアプロダクトの開発において、クリエーションラインは顧客と共同で市場調査やニーズ分析を行い、開発プロセスを共に進めます。リリース後も継続的に改善を行い、顧客のフィードバックを基に機能追加や改良を続けます。対価は、時間ではなく、創り出した価値をベースに発生します。具体的には、新しいソフトウェアプロダクト(サービス)によって発生した売上または利益を元に対価を算出するということになります。このような取り組みにより、顧客は自社のニーズに完全に合致した製品を得ることができ、クリエーションラインは長期的なパートナーシップを築くことができ、継続的に社会の進化に貢献することが実現します。

未来への展望:5年後のクリエーションラインの日常

以下の文章は、中期事業計画の最後の章に作成した5年後(2028年度)のクリエーションラインの日常を表現したものです。
まだ実現できていないものもありますが、それもみんなで実現したいと思っています。またこのような未来を一緒に創っていきたいという方、是非安田までご連絡ください。


2028年、クリエーションラインはその中期事業計画の成功により、IT技術のイノベーションを武器に顧客と共に社会の進化を実現していました。私たちが最も大切にしているのは、技術を通じて社会に価値を提供し、共に未来を創造することです。オフィスの物理的な制約は消え去り、メンバーたちは北海道から沖縄、日本全国、さらには世界中のあらゆる場所からリモートワークで集結しています。それぞれが地域の特性を活かしつつ、最高のパフォーマンスを発揮し、充実した生活を送りながら、共通の夢に向かって力を合わせています。

朝10時、メンバーたちはそれぞれの自宅やカフェ、コワーキングスペースからワクワクしながら仕事を開始します。Google Meetで行われる朝会では、各地から集まった顔ぶれが画面に映し出され、今日のタスクや目標が共有されます。離れていても、クリエーションラインの一体感は揺るがず、メンバー同士の信頼と協力は非常に強固です。

エンジニアリングチームはリモートで顧客と共にプロダクトを開発しています。クライアントとのオンライン会議を通じて、顧客のビジョンを深く理解し、共に革新的な解決策を見つけ出しています。私たちは「Co-Creation Sherpa」として、顧客を成功の頂へと導く頼れるガイドです。顧客との信頼関係は固く、クリエーションラインのメンバーは、顧客のビジョンを自分たちの目標のひとつとして共有しています。「Co-Creation Value」ビジネスは主流となり、顧客がクリエーションラインのサービスを待ち望む姿が見られます。

クリエーションラインのエンジニアリングチームは、クラウドネイティブ技術やAI、LLM(大規模言語モデル)を駆使して、顧客にエンジニアリングサービスを提供しています。私たちのプロジェクトでは、自然にイノベーションが生まれ、新しい技術やアプローチが常に試されます。これにより、顧客に対する提案の質が日々向上し、革新が絶え間なく続いています。

製品&ソリューションサポートとマネージドサービスも、単独で提供されるのではなく、Co-Creation Valueの一部として機能しています。これにより、顧客に対して一貫した価値提供が可能となり、全体の事業が相互に作用しながら進行しています。各チームは専門知識を活かしながら、顧客のニーズに応じて協力し合い、最適なソリューションを提供しています。

リモートワークが中心ですが、各チームは不定期で秋葉原や富山に集まり、チームビルディングを行います。オフィスに集まるメンバーたちは、久しぶりの対面での交流に笑顔が絶えません。オフィスではワークショップやブレインストーミングセッションが行われ、新たなアイデアが次々と生まれています。夜には懇親会が開かれ、共に働く仲間との絆を深めています。

メンバー全員が高い価値を提供しており、それに見合った報酬を受け取っています。また、勤務時間はフルフレックス制を採用しており、自分のライフスタイルに合わせた働き方が可能です。家族との時間を大切にしながら、自己成長のための時間も確保できる環境が整っています。

クリエーションラインの文化は、HRT(謙虚・尊敬・信頼)+Joy(喜び)を基盤としています。メンバー同士の信頼関係は強固であり、どんな問題もチーム全員で解決する風土が根付いています。毎週金曜日には「Winセッション」が開かれ、各プロジェクトの成功事例やメンバーの功績が称えられます。これにより、全員が一体となって会社の目標に向かって進むモチベーションを高めています。

さらに、私たちは未来に向けて新しいビジネスにも積極的に挑戦しています。新規プロジェクトは社内メンバーの起案によって始まり、社員全員が積極的に新しいアイデアを提案し、それが実現される環境が整っています。採用についても、応募者が後を絶たず、リファラル採用が主流となっており、質の高い人材が次々と加わっています。

私たちクリエーションラインは、顧客と共に新しい価値を創造し、社会全体の進化に貢献しています。メンバー一人ひとりが自分の役割を理解し、高い専門性と技術力を持って日々の業務に取り組み、その情熱と創造力で未来を切り拓いています。

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どうでしょうか。書きながら私自身もワクワクしてきました。
こんな環境を作るために、私自身最高の努力を継続していくことを誓いの言葉として、今回のブログを締めたいと思います。

Author

代表取締役社長です。会社のみんなが快適に楽しく過ごせるにはどうしたら良いのかをいつも考えています。
最近8歳の息子はクワガタ虫にハマってしまい、虫取りに連れてけ連れてけとわーわー騒ぎます。「うるさいなー」と思いながらも、この可愛さはいつまで続くのかなぁと感慨深く噛み締めてます。

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