2018年1月31日

報道関係各位

クリエーションライン株式会社

クリエーションラインが国立高等専門学校機構向けに、 セキュリティ演習教材の開発を実施 ~各学生向けの教育演習環境をMicrosoft Azure上で自動構築、配布~

クリエーションライン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:安田忠弘、以下”クリエーションライン”)は、全国に57校あり、全体で約6万人の学生が学んでいる独立行政法人国立高等専門学校機構向けにセキュリティリスクを学ぶための演習教材の開発、提供を行いました。学生が学ぶための演習環境は、マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォームMicrosoft Azure(以下 Azure)を活用し、各学生向けの環境をコード化による自動構築によって実現しました。 現在、提供しているサンプルシナリオは以下のとおりです。
  • SQLコマンドインジェクション
  • クロスサイトスクリプティング
  • 標的型メール+ランサムウェア
  • OSコマンドインジェクション
  • サポート詐欺
  • バックドア + 遠隔操作
学生がインターネットを利活用する上でのセキュリティの脅威を実際に体験し、そのリスクと原因、解決方法について学ぶことを今回の演習教材の目的としています。そのようなセキュリティの脅威を体験することは、環境の再構築や他の環境への影響、費用などの問題もあり、実現は難しい状況でした。 今回、セキュリティの脅威を体験する環境をすべてAzure上に一括作成・削除する機能を提供することで、それらの問題を解決することが実現できました。 クリエーションラインでは、以前よりインフラから上位レイヤーの各種サービスに対してコード化による自動構築、運用支援サービスを提供しており、今回そのノウハウを活用し実現しました。クリエーションラインとしては、今後はこれらの演習のサンプルシナリオを拡充すると共に、一般企業向けにも今回の演習教材の提供を実施していくことを予定しております。 独立行政法人国立高等専門学校機構 高知工業高等専門学校 副校長 岸本 誠一教授からのコメント 「国立高等専門学校機構は、平成28年度から情報セキュリティ分野の人材育成プログラム構築(スキルマップ作成、教員育成、教材作成ほか)に取り組んでいます。『実践的な技術者』の育成には演習教材の整備が必須ですが、情報セキュリティの分野は技術の進展が非常に早いと感じていました。本演習教材はAzure環境を利用するため、全国にある高等専門学校(高専)で同じ演習を学べますし、授業前の教員の準備も容易です。すでにいくつかの高専で使っていますが、シナリオごとに解説やトピックもあり、最新の技術について体験を通して学習することができます。今後は、セキュアなクラウド環境の構築やIoTに関係する演習などを期待しています。」 日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 パートナー事業本部 ソリューション&ビジネス開発本部 本部長 佐藤 久 氏からのコメント 「日本マイクロソフト株式会社は、クリエーションライン様のAzure上でのセキュリティ演習教材の開発、提供を心より歓迎いたします。 クリエーションライン様の高い技術力のもと、全国約6万人の国立高等専門学校機関の学生がインターネットのセキュリティリスクを学習する環境にAzureが採用されたことを嬉しく思います。この発表により高等専門学校の学生はインターネット利用におけるセキュリティの重要性を学ぶことが可能となり、また管理者である教員の演習準備や運用が容易になり、新しい技術や情報をいち早く取り込んで演習の質を高めていく事が可能になると思います。 今後も日本マイクロソフトはクリエーションライン様と連携し、企業や団体が安心してクラウドを活用できる環境を提供していきます。」
■クリエーションライン株式会社について 2006年1月設立。「IT技術によるイノベーションにより顧客と共に社会の進化を実現すること」をミッションとして、クラウド、OSS、アジャイル、DevOps、データ解析・機械学習等の先端技術について多くの経験および知識を有しており、1) 高可用性を実現する高度なネットワーク、ストレージ設計能力、2) マイクロサービス化・データ解析アルゴリズム作成などの高度なソフトウェア設計・作成能力、3)インフラから上位レイヤーの各種サービスに対して自動化など効率的な運用監視を実現する技術ノウハウを持つ技術者集団です。国内外の大手通信事業者、データセンター事業者、サービス提供事業者などに対して多くの実績を持っています。事業およびサービス詳細は、ウェブサイトをご覧ください。 ■このプレスリリースについてのお問い合わせ先 クリエーションライン株式会社 マーケティング担当 近藤 E-mail: sales@creationline.com