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[和訳] Chef Serverの高可用性とレプリケーション #opschef_ja #getchef_ja

この記事は1年以上前に投稿されました。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

本項は Announcing Chef Server High Availability and Replication (2014/09/08) の和訳です。

本日、Chef Server 12の新しい2つのアドオン: Chef Server High AvailabilityとChef Server Replicationを発表することを嬉しく思います。これらの2つの機能はとても頻繁に要望されていた製品強化で、Cookbook、Role、Environment、Data BagといったChefのコンテンツを単一視点でメンテナンスしていながら、地理的に分散した高可用性のあるChefサーバクラスタを扱えるようになります。これら2つをはじめとする他のアドオンはChefダウンロードサイトから取得できます。

Chef Server High Availability

Enterprise Chef 11とそれ以前では、高可用性Chefサーバクラスタは、DRBD (distributed replicated block device)として知られている共有ブロックデバイスの技術を用いるベアメタル上に構築することが唯一確実な方法でした。DRBDはChef Server 12の基礎となり、本日、私達はクラウド上のような新しいデプロイシナリオをサポートする新しいアドオンを紹介します。

まずはじめに、Chef Server HAはAmazon Web Services (AWS)をサポートします。フローティング(“elastic”) IPアドレスや、Chefのバックエンドサーバから取り外したり付け直しできるブロックデバイスといった、欠くことのできないインフラの基本要素を提供しているからです。私達は高可用性サポートを、Red Hat Cluster Managerのような他の有名なクラスタテクノロジーや、パブリック、プライベートに関わらず、さまざまなインフラの基本要素を提供する他のクラウドにも広げるつもりです。次の図はAWSにChef Server High Availabilityをデプロイするシナリオを描いたものです。

chef_server_ha_aws
(https://docs.getchef.com/server/_images/chef_server_ha_aws.png より)

リージョン間での高可用性はありません。同期処理を高いレイテンシ間で行おうとするのは一般的によくないシステムデザインと考えられています。そのためには、Chef Server Replicationを用いるのがよいでしょう。

詳しくはChef Server High Availability documentationを参照するか、この文中のAWSセクションを直接参照してください。

Chef Server Replication

HA構成のChefサーバのように複数のChefサーバを複数のリージョンに持っているなら、それらのサーバ上のコンテンツの一貫性を保つための問題に直面するでしょう。そこに新しいChef Serverのレプリケーション機能が登場しました。このアドオンを使えば、Chefサーバのうちの1つをプライマリとし、それ以外をレプリカとできます。各レプリカは定期的に起動し、Cookbook、Role、Environment、Data Bagのようなコンテンツに変更があればプライマリから同期します。レプリケーションはOrganizationごとを基準として構成されます。これは分離されたネットワークにわたって一貫性があります。

典型的なデプロイシナリオは次の図のように、地理的なある地域に配置されているプライマリと、また別の地理的なある地域に配置されているレプリカという構成です。

chef_server_replication_many
(https://docs.getchef.com/server/_images/chef_server_replication_many.png より)

詳しくはChef Server Replication documentationを参照してください。

まとめ

高可用性と複数地域にChefサーバをデプロイしたいという大規模なエンタープライズの要望に応じ、今日私達はChef High AvailabilityとReplicationを導入しました。これらのアドオンを試していただければ幸いです。是非フィードバックをお寄せください。

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