fbpx

どこでも Kubernetes を利用しよう! #Lens #K0s #Kubernetes #Mirantis

この記事は1年以上前に投稿されました。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

本BlogはMirantis社「Where The World Runs Kubernetes」の翻訳記事です。

Lens 5.3 がリリースされました。

このリリースのハイライトは、すべてのLensユーザーが独自の Kubernetes 開発クラスタを簡単に実行できるようにする Managed Dev Clusters への対応です。

Managed Dev Clusters は、Mirantis社のクラウドベースのサービス「 Lens Spaces 」を介してLens Desktop から直接利用でき、スタンドアロンの Lens Desktop の機能を強化します。

さらに、Lens 5.3 では、新しい Spaces Switcher による Lens Spaces ユーザーのための UX の向上や、Port Forwarding2.0 などの多くの改良が施されています。

次からは、これらの機能の詳細について説明します。

また、Lens Desktop はいますぐに使い始めることができます。是非お試しください!

Managed Dev Clusters – 自分専用のKubernetes環境

Lens Spaces の最初のアドオン Managed Dev Clusters がリリースされました!

Managed Dev Clusters は、ソフトウェア開発のニーズに最適化された自分専用の Kubernetes クラスタです。プロダクション/エンタープライズグレードの利用以外のあらゆる目的に使用することができます。

Managed Dev Clusters は、ソフトウェア開発者だけのものではありません。例えば...

  • Kubernetesの学習中の方
  • ソフトウェア業界で働いていて、新しいクールなソフトウェア製品( Kubernetes 向けにパッケージ化されている製品)を試してみたい方
  • クラウドネイティブやIT市場で営業、製品管理、またはCxOの役職に就いている方で、なぜ Kubernetes が話題なのか知りたいと思っている方

いずれにしても、本物の Kubernetes クラスタを手に入れるのは難しいことで有名です。しかし、これからは違います。Managed Dev Clusters は、誰でも本物の Kubernetes を利用できます。簡単・シンプルで、面倒なことはありません。きっと、あなたのおばあちゃんでも、Kubernetes の素晴らしさを体験することができますよ!

Managed Dev Clusters の機能詳細

  • 誰でも使えるKubernetes

    始めたばかりの人からベテランの開発者まで、誰にでもパーソナルな Kubernetes クラスタを提供。煩わしさゼロです。

  • ローカルクラスタの負荷を軽減

    Kubernetesの開発作業をクラウド上で行うことができます。Managed Dev Clusters は、ローカルの " minikube " と同様に動作します。違いはLens Spaces 上で動作している事だけです。別途インストールする必要はなく、Lens Desktop から直接アクセスして利用できます。

  • リソースの節約

    より重要なことにリソースを活用できます。CPUファンの騒音や、太ももの低温火傷、メモリ不足によるトラブルなどで、イライラして開発スピードを落とすことはありません。

  • インテリジェントな自動シャットダウン

    もしクラスタのシャットダウンを忘れてしまっても、自動でシャットダウンします。
    使われていないクラスタを探したり、クラウドプロバイダーからの多額の請求で驚くこともありません。余分な費用をかけずに、実際に使用した分だけ支払うことができます。

  • 標準的なセットアップ

    チームへの導入を加速させる為に、標準的な Kubernetes 開発環境でアプリケーションを開発できます。Managed Dev Clusters は、すべてのチームメンバーに一貫して動作します。

  • クラウドサービス

    Managed Dev Clusters は、Lens Spaces のアドオンサービスです。シンプルな価格設定でお求めやすくなっています。Lens Spaces のアカウントを作成することで、無料でご利用を開始できます。

  • OSSベース

    CNCF認定の Kubernetes ディストリビューションであるオープンソースプロジェクト「k0s」をベースにしています。Lens Desktop とは完璧に連携して動作します。

  • ソフトウェア開発に最適化

    Managed Dev Clusters は、その名の通り、ソフトウェア開発業務に最適化されており、すぐに社内の開発ループと統合できます。必要なときにいつでも利用できます。

Kubernetesを使い始めるには、非常に複雑で面倒な作業が必要でした。

私たちは、ユーザーの生産性を向上させながら、Kubernetes をより簡単にすることを目指しています。自分だけの Kubernetes 環境を Lens Desktop から直接手に入れることは、私たちのミッション「Kubernetes for everyone」に直結しています。

Managed Dev Clusters は無料で始められます!

当初の計画では、Managed Dev Clusters をすべての Lens Spaces ユーザーに毎月一定期間、無料で提供する予定でした。これは今でも私たちの計画に含まれています。しかし、この実装は当初考えていたよりも難しいものでした。これは私たちの最終的な目標ですが、当面は Managed Dev Clusters を無料で試していただくために、従来からある SaaS のトライアル・モデルという別の方法を取らざるを得ませんでした。

  1. Lens の最新バージョン(バージョン5.3以降)をダウンロードしてインストールし、Lens Spaces のログイン/サインアップを実施し、Lens Desktop アプリケーションを Lens Spaces(当社のクラウドベースのサービス)に関連付けるだけです。これにより、お客様の Lens Desktop アプリケーションに、Lens Spaces の連携機能を永続的に追加することができます。
  2. Lens Desktop アプリケーションから Managed Dev Cluster にアクセスします。personal space で " mydevcluster " という名前のクラスタを探してください。
  3. プロンプトが表示されたら、支払い情報を入力します。入力後に、Managed Dev Clusters を試すための無料クレジットが得られます。無料クレジットを使い切った後は、サービスを継続して利用するか(有料:価格を参照)、サブスクリプションをキャンセルするかを選択できます。

Spaces Selector - Lens Spaces の UX 改善

私たちは、Lens を社内のあらゆる場面で自ら利用しています。これらの利用経験から Lens Spaces の UX は、複数のスペースを扱わなければならない人々にとって理想的ではないことに気づきました。そこで、Lens 5.3 のリリースでは、Lens Spaces に大幅な変更を加えました。ユーザーは、Lens Desktop の右上にある新しい「Spaces Selector」を使って、簡単にスペースの切り替えができるようになりました。

Port Forwarding 2.0

常に Lens にインパクトのある機能強化をすることが私たちの最優先事項です。
多くの方がすでにご存知のように、Lens を介したアプリケーションへの Port Forwarding はすでに利用可能でしたが、使いやすさという点では最高のものではありませんでした。
残念なことに、多くのユーザーはその機能があることさえ知りませんでした。

私たち自身も Port Forwarding を日常的に使用しているため、この機能をもっと便利に扱いたいと考えました。 ー Port Forwarding2.0 の登場です!

Lens Desktop の「Networking」セクションの下に追加された専用の「Port Forwarding」セクションを通じて、クラスタからのすべての Port Forwarding を簡単に確認し、整理することができるようになりました。この機能により、アプリケーションの起動が非常に簡単になります。

Release Channel Selector

私たちは、Lens の新しいプレリリースバージョンを試し、フィードバックを提供し、その後、安定バージョンに戻すというフィードバックループをもっと簡単にできないかと考えています。

これまでは複雑で困難でした。これを簡単にするために、環境設定に 「 Release Channel Selector 」 を追加しました。これにより、異なるリリースチャンネルの切り替えが非常に簡単になります。 今後も、プレリリース版に関する皆様からのフィードバックをお待ちしております。

その他の変更点

今回のリリースは大規模なものとなりました。特筆すべき点は、全体的なパフォーマンスの向上です。さらなる詳細が気になる方は、変更履歴をご覧ください。⛏️

今後のイベント

Team Lens は、オンラインや対面式のイベントを通じて、コミュニティとの交流を深めていきます。今後の新機能のご紹介や、Team Lens との交流にご興味のある方は、ぜひイベントに参加してください。

  • KubeCon: MAY. 16–20, 2022| Valencia, Spain

Communityのみなさまへ

Lensチームを代表して、素晴らしいコミュニティの皆様のご支援とご意見に感謝いたします。コミュニティからのサポートは貴重なものであり、私たちは信じられないほどの幸運を感じています。改めて、Lens コミュニティの一員であることを感謝します。

チームと私は、皆さんに Lens 5.3 を試していただきたいと思っています。また、良くも悪くもご意見をお聞かせください。もし、Lens をお楽しみいただけましたら、GitHub で star をつけていただけると大変ありがたいです。これにより、開発者や貢献者がプロジェクトへの愛と感謝を知ることができます。

Lens について

Lensは、すべての Kubernetes クラスタに、完全な統合された操作・確認環境を提供します。これから始める人にとっては参入障壁を下げ、経験豊富な人にとっては生産性を根本的に向上させることができます。Lens Desktop は 100% オープンソースで、目的を問わず無料で利用できます。Lens オープンソースプロジェクトは、多くの Kubernetes およびクラウドネイティブエコシステムの先駆者たちによって支えられています。350,000人以上のユーザーと 16.2k の Star が GitHub に登録されており、Kubernetes の IDE として最も人気があります。https://k8slens.dev

Lensの概要資料はこちらからダウンロードできます。

New call-to-action

Lens Proサブスクリプションの日本国内販売および、その他Mirantis製品に関するお問い合わせはこちらへ。

関連記事

新規CTA