クリエーションライン、CNCF / The Linux Foundationに協力しKubernetes資格試験及びトレーニングの提供開始 #kubernetes #k8s #cncf
この記事は1年以上前に投稿されました。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。
2018年6月20日
報道関係各位
クリエーションライン株式会社
クリエーションライン、CNCF / The Linux Foundationに協力しKubernetes資格試験及びトレーニングの提供開始
クリエーションライン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:安田忠弘、以下"当社")は、Cloud Native Computing Foundation (CNCF) / The Linux Foundationに協力し、コンテナオーケストレーションシステムのデファクトスタンダードであるKubernetesの日本語による認定試験及びトレーニングを提供開始いたします。本トレーニング開始に先立ち当社は、CNCFから世界で8番目(日本で唯一)のKubernetes Training Partner (KTP)として認定されました。https://www.cncf.io/certification/training/
Kubernetesは、コンテナ環境の管理と運用自動化のために設計されたオープンソースソフトウェアです。メリットとしては、アプリケーションの可搬性(アプリケーションのポータビリティとインフラストラクチャの抽象化)、拡張性、自動修復性などがあります。2020年における市場規模予測は、$27億ドル(451 Research社調査)となっており、今後日本でも多くのユーザがKubernetesを利用することが予想されています。しかし、そのメリットを十分に活用するまでには、以下のようなハードルが存在するため、Kubernetesの導入そのものになかなか踏み切れない、導入はしてみたがセキュリティ面や運用面で苦労している、という例が発生しています。
- Kubernetes環境の設計、構築、運用ノウハウを体系的に習得する機会がない
- Kubernetesを前提としたアプリケーションの開発手法への転換が必要
日本語で提供を開始する認定コースは、Certified Kubernetes Administrator (CKA)とCertified Kubernetes Application Developer(CKAD)の2種類。CKAはKubernetesを利用したプラットフォームを設計、構築、運用、管理するための技術領域が網羅されており、CKADはCKAの範囲からApplication Developerに必要な技術領域(コンテナデザイン、リソース制御など)を抽出し、一部掘り下げた内容となっています。
同時にKubernetes Administration (LFS458)についても同時に日本語でのトレーニングを提供します。トレーニングには以下のような内容が含まれています。
- kubeadmを使用したマルチノードのKubernetesクラスタのインストール、およびクラスタの拡張方法
- クラスタネットワーキングの選択と実装
- スケーリング、アップデート、ロールバックなど、アプリケーションライフサイクル管理方法
- クラスタ及びコンテナのセキュリティ設定
- コンテナで使用するストレージの管理方法
- クラスタ及びコンテナの監視、ロギング、トラブルシューティング方法
- コンテナデプロイメントのスケジューリングとアフィニティの設定方法
- Helm Chartsを使用した、アプリケーションのデプロイメントの自動化
- フォールトトレランスと高可用性
参考情報: CNCFが提供している英語でのトレーニング内容
https://training.linuxfoundation.org/linux-courses/system-administration-training/kubernetes-administration
なお、当初はクリエーションライン社のエンジニアが講師を担当する予定ですが、、今後、トレーニングパートナー企業から提供を行う予定としており、現在トレーニングパートナー企業を併せて募集しています。
CKA、CKAD及びLFS458の日本での提供形態は、以下のようになっております。
※日本語での受験/受講を希望する受験者/受講者は、当社サイトから申し込みを行います。
<試験概要>
試験:Certified Kubernetes Administrator (CKA)、Certified Kubernetes Application Developer(CKAD)
試験方式:オンライン
費用:日本語での受験 50,000円/回(予定)
<講座概要>
講座名:Kubernetes Administration (LFS458)
会場:お客さま社内 (クリエーションライン社内での実施も可能)
必要設備:PC(Windows/Mac、1人1台、受講者が日常使用しているPCの使用を想定)
インターネットに接続可能なネットワーク環境
実施日程:4日間
費用:325,000円/人(予定)
本試験及び講座は、マルチベンダー対応となっており、オンプレミス環境でKubernetesをインストールして利用するユーザにも有用且つ、GKE、AKS、EKS、IKSなど、各クラウド事業社が提供しているKubernetesマネージドサービスを利用するユーザにとっても設計、構築、運用上必要な内容となっています。
Kubernetesトレーニングと、CKA/CKAD認定試験の提供開始時期については今秋を予定しておりますが、別途発表を行う予定です。
< CNCF COO Chris Aniszczyk様からのエンドースメント >
“CNCF is very excited to launch Kubernetes training and CKA/CKAD in Japanese. The market in Japan is fast growing and through our Kubernetes Training Partner (KTP), Creationline, we are confident we can respond to the demand for up to date advanced Kubernetes training and certification.”
< The Linux Foundation 日本担当VP 福安徳晃様からのエンドースメント >
“CNCFが提供するKubernetesトレーニングと認証試験の日本語版がKubernetes Training Partnerであるクリエーションラインから提供されることを歓迎します。クラウドネイティブ技術を利用する多くの日本企業の選択の幅を広げるものと確信しています。”
■クリエーションライン株式会社について
2006年1月設立。「IT技術によるイノベーションにより顧客と共に社会の進化を実現すること」をミッションとして、クラウド、OSS、アジャイル、DevOps、データ解析・機械学習等の先端技術について多くの経験および知識を有しており、1) 高可用性を実現する高度なネットワーク、ストレージ設計能力、2) マイクロサービス化・データ解析アルゴリズム作成などの高度なソフトウェア設計・作成能力、3)インフラから上位レイヤーの各種サービスに対して自動化など効率的な運用監視を実現する技術ノウハウを持つ技術者集団です。国内外の大手通信事業者、データセンター事業者、サービス提供事業者などに対して多くの実績を持っています。事業およびサービス詳細は、ウェブサイトをご参照下さい。
■このプレスリリースについてのお問い合わせ先
クリエーションライン株式会社
マーケティング担当 近藤
E-mail: sales@creationline.com