Actionable Insights Day開催のきっかけ そもそも、クリエーションラインにジョインした今となっては手前味噌になりますが、昨年12月にお客様のみを対象にしたクローズドイベント「Creationline Day 2021」に参加し、コンテンツや運営が素晴らしく、なにより、クリエーションラインが大事にしている「Joy」の文化を体現できていることに、とても感動しました。 せっかくなので、オープンイベントにして広く参加を呼びかけたら、これからのITを考える立場の方々に喜んでいただけるのではないか、クリエーションラインの良さをたくさんの方に感じていただけるのではないかと思い、社内にかけあったところ、なんと初のオープンイベントの実施となったのです。 チームメンバーから「すぐに取り組んでみたくなる 明日への気づきを得られる日」というネーミングが生まれ、名称も「Actionable Insights Day」へと変わり、新しいイベントとして開催することができました。
個人的に、Actionable Insights Dayというからには、これからのシステムで何をつくったら良いのか、どう作ったら良いのかを考えるきっかけを提示し、クリエーションラインがお手伝いさせていただきたいと名乗りを上げる日になるといいな…と感じていました。 お陰様で、招待講演ではDXの女王、損害保険ジャパン株式会社 執行役員CDO DX推進部長 村上明子さんに講演いただき、まさに会社や社会のDXを実現すべく、システムと人にまつわる示唆に富むお話をしていただきました。その後、クリエーションラインのお客様が自らの事例を発表してくださるという豪華な布陣となりました。 講演をお引き受けいただいたスピーカーの皆様、ありがとうございました。
勇気を出してセッションをサマってみます! 技術者でもない私が感想を書いて、スピーカー陣のすごさが伝わるか、はなはだ自信がないのですが、敬意を持って書いてみます。
株式会社ヨドバシリテイルデザインサービスデプロイメント事業部 事業部長の戸田さんは、ITという角度からヨドバシの歴史を語っていただいただけでなく、光栄なことにヨドバシ.comのプライベートクラウドのお話を初公開(!)してくださいました。普段、店頭で、ヨドバシ.comで、電子書籍Dolyで、使っているサービスの裏側を、ヨドバシさん自身がイニシアチブをとってサービスを作られていることに感動しました。 クリエーションラインの技術アドバイザーで、今回のスピーカーでもある青山さんの本セッションに対するツイートを見ると、すごさが伝わってくると思います
ヨドバシさんのプライベートクラウド、想像をはるかに超えてすごかった。
— MasayaAoyama(青山 真也)⎈ (@amsy810) October 14, 2022
色々なXaaSやっていてとても面白そう。#ActionableInsightsDay2022
デンソー・インターナショナル・アジア マネージャーの矢ヶ部さんは、タイからアジアの工場の自動化の変容と、未来の工場に向けた試作の例をお話しくださいました。ここまで自動化されているのかとあっけにとられる思いでしたし、ここまで詰めていくための皆様の熱意が胸を打ちました。
株式会社サイバーエージェント CIU ソフトウェアエンジニア/KaaSプロダクトオーナーの青山さんには「Kubernetes and Cloud Native Updates 2022 summary」をお話しいただいたのですが、そもそも20分では無理なお題を、美味しくスマートに20分に詰め込んでいただきました。個人的には、3時間ぐらい聞いていたかったです。
東京エレクトロン株式会社 SDCAI開発部の仲代さんと村上さんは、エンドユーザーを交えたスプリントレビューを行うことの試行錯誤をお話しくださいました。個人的には、これだけユーザーに寄り添いながら、良いシステムを作ろうとする姿勢に胸熱でした。
最後のセッションでは、弊社CTOの荒井から「スケールするアプリを作るには? マイクロサービス・イベントドリブンで作るべし!」と題した提案をさせていただきました。
システムをどう作ればお客様へ、ひいては社会の役に立つのか…日々奮闘されている方々のお話をお届けする日となりました。個人的には、派手なITマーケティング用語のないイベントで、人が来ていただけるのかとても不安だったのですが、このスピーカーの皆様の、システムにかける熟慮の思いを聞きたい方がたくさんいらしたことがとても嬉しかったです。 スピーカーの皆様の許諾をいただいた講演は、後日、動画公開させて頂く予定です。聞けなかった方、もう一度聞きたい方、クリエーションラインのSNSをフォローいただき、お待ちください。
舞台裏とこれからの意気込み さて、イベントを終えてみて、初のオープンイベントで、イベント実務が日常ではないチームメンバーが、外注を入れずに全部自分たちでやりきる凄さを、味わいました。クリエーションライン恐るべしです。 現在、アンケートを見ながら社内でふりかえりをしているところです。Actionable Insights Dayに関係してくださった方、全てにお礼を申し上げるとともに、クリエーションラインが、お客様と一緒に、Actionable Insights (行動につながる気づき)を社会に提供し続ける会社であるよう、私も一緒に頑張りたいです。 そんなわけで、このイベントを来年からどうするかは、これから協議が始まりますが、引き続きクリエーションラインが社会でお役に立てる活動に、参画していけたら嬉しいなと思っております。
Joy For IT! 現場からは以上です(いわきり)