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お客様情報
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ヤフー株式会社
- 主な事業内容
- インターネット上の広告事業、イーコマース事業、会員サービス事業 など
- 代表者
- 代表取締役社長川邊 健太郎
- 設立
- 1996年1月31日
- 資本金
- 8,737百万円(2018年3月31日)
- URL
- https://about.yahoo.co.jp/info/company/
取材当時の情報です
[prologue]日本最大級のインターネットサービス「Yahoo! JAPAN」を運営するヤフー株式会社(以下ヤフー)における構成管理フレームワーク「Chef」(シェフ)の導入を推進したエンジニア2名にお話を伺いました。ポータルサイトであるYahoo! JAPANはインターネットショッピングやオークション、さらに金融サービスなど様々なサービスが展開されている日本有数のポータルサイトになっています。そのサイトを支えるサーバーを管理するために様々なツールが使われていますが、Chefはサーバー構成管理ツールとしてヤフーの基盤を支えるツールとして採用されています。[/prologue]
写真: ヤフー株式会社の須藤氏(左)と野田氏(右)
図:Chefで管理しているサーバーの増加
野田さんと須藤さんの役割を教えてください。
野田:我々はプラットフォーム開発本部ということでサーバーなどのソフトウェアなどについてのプラットフォームを管理しているグループです。 ヤフーではインフラストラクチャーと言うと下のハードウェアなどについて管理を行っている別のグループがありますので、その上のレイヤーを担当しています。 須藤:私は途中からChefの社内展開に参加したという形で今は野田さんの仕事を引き継いでいるという形です。
構成管理ツールとしてChefを採用
Chefの採用に至った背景を教えてください。
野田:元々はアメリカのYahoo! Inc.が使っていたサーバーの構成管理ツールをローカライズして日本でも使おうというのが背景にあったんですが、社内的な事情でそれを使わずに他のツールで代替しようということになりまして、いろいろツールを評価していたということがあります。 実は他にも構成管理ツールとしてChefを使おうというグループが社内にはありまして、私は元々そちらでChefは使い始めていたんですが、その2つの流れが重なってChefを社内でもっと使おうということになりました。ツールを評価していたということですが、具体的には?
野田:Puppetは評価しましたね。ただPuppetだと設定ファイルであるManifestが独自なのでどうしても学習に時間がかかってしまうということでChefに決めたということです。Ruby DSLで書けるというのは大きなアドバンテージだと思います。5万台以上のサーバーを管理
実際にChefを入れてから管理するサーバーの数は?
野田:20台くらいから始めて社内のシステムが順次Chefを使うようになってサーバーの数は着実に増えていきました。現在は5万台を超えたくらいですね。 システムとしては社内で使っていたオーケストレーションツールを入れ替える時にChefを使うことになって、そこからグッと増えましたね。社内のツールを入れ替えるタイミングで各グループのエンジニアが一斉にChefを使い始めたという経緯があったようです。